Interstage Shunsaku Data Manager データベース連携ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 - - UNIX共通 -
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第2章 設計> 2.2 XML形式でデータを格納している場合の設計

2.2.4 抽出定義

データベースからの抽出内容を抽出定義として設計します。

抽出定義とは、Symfowareデータベースからデータを抽出するときに、どのデータベースからどんな範囲でデータを抽出するかといった、抽出内容を規定するための定義です。

抽出定義の定義項には、下記の項目があります。

[表:抽出定義の定義項目]

定義項目

キーワード

定義内容

種別

抽出定義名

REPNAME

抽出定義の名前を指定します。

運用種別

REPTYPE

“TEXTADP”を指定します。

データベース種別

DBMSKIND

“SYMFO”を指定します。

データベース名

DATABASE

抽出対象とする表が存在しているデータベース名を指定します。

スキーマ名

SCHEMA

抽出対象とする表が属するスキーマ名を指定します。

表名

TABLE

抽出対象とする表の表名を指定します。

表のDSI名

DSI

表内の特定のDSIを抽出対象とする場合に、表のDSI名を指定します。
表内のすべてのDSIを抽出対象とする場合は、本定義項目は省略可能です。

項目指定

SELECT

抽出対象とする表から以下の列名を指定します。

  • 一意性制約(PRIMARY KEY)が付いたすべての列名。
  • 抽出対象とするXML形式のデータを格納している列名(抽出したいBLOB列名を1つ指定してください)。(注)

差分ログファイル格納ディレクトリパス名

LOGPATH

差分ログを格納するための、ディレクトリパス名を指定します。

差分ログファイルサイズ

LOGSIZE

差分ログファイルのサイズ、単位、“,LARGE”を指定します。
単位には、以下のいずれかを指定することができます。

  • K :キロバイト
  • M :メガバイト
  • G :ギガバイト

単位を省略した場合、指定したサイズの単位はキロバイトとみなします。
指定できるサイズの範囲は以下です。

  • Kの場合、512〜4294967296
  • Mの場合、1〜4194304
  • Gの場合、1〜4096

差分ログファイル警告率

LOGWARN

差分ログファイルに蓄積したデータ量が指定した割合を超えた場合に、警告メッセージが通知されます。
単位はパーセントです。
1〜100の値が指定できます。
省略時は、警告メッセージは通知されません。

差分データ形式

LOGTYPE

可変長ログ形式とするため、“LITTLE”を指定します。

●:必須、○:省略可能

注) 列名を指定する場合、以下に注意してください。

上記の項目以外を抽出定義に指定した場合は、抽出定義の登録処理(lxrepcreコマンド)はエラーとなり、登録処理を終了します。

抽出定義の詳細については、“Linkexpress Replication option 説明書”を参照してください。

■抽出定義の作成

抽出定義の作成について、具体的な例を用いて説明します。

この例での表と列に対する前提を以下に示します。

[図:抽出定義の作成例の前提]

以下に、この例での抽出定義について説明します。

REPNAME = 書籍データ抽出定義
REPTYPE = TEXTADP
DBMSKIND = SYMFO
DATABASE = 書籍データベース
SCHEMA = 書籍スキーマ
TABLE = 書籍表
SELECT = コード,概要
LOGPATH = /home/work/logdata_db01
LOGSIZE = 1G,LARGE
LOGTYPE = LITTLE


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