NetCOBOL Studio 使用手引書
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第6章 ビルド機能> 6.3 COBOLプログラムのビルド

6.3.1 依存関係の解析

オブジェクト指向のCOBOLソースファイルを含んだプロジェクトをビルドする場合、ビルドを行う前にCOBOLソースファイル間の依存関を設定する必要があります。依存関係を設定することでCOBOLソースファイルが正しい順番でビルドされるようになります。依存関係が正しく設定されていないとビルド時に翻訳エラーが発生することがあります。

プロジェクトの新規作成時および[ソースファイル]フォルダにCOBOLソースファイルを追加したときは、追加されたソースファイルに対して依存関係が自動的に解析されて設定されます。しかしCOBOLソースファイルのREPOSITORY段落を編集した場合には、ビルドを行う前に手動で依存関係の解析を実行する必要があります。

NetCOBOL Studioの[依存]ビューでプロジェクトを選択し、コンテキストメニューから[依存関係の解析] > [すべて]を選択して、依存関係の解析を行ってください。

依存関係の解析を行うと、[コンソール]ビューに"xxx.rep: は存在しません。"というメッセージが表示されます。プロジェクト内のオブジェクト指向COBOLソースファイルに対するリポジトリファイル(*.rep)はそのソースファイルを翻訳して初めて生成されるため、ビルドを行う前に依存関係の解析を行うとこのようなメッセージが表示されます。依存関係の解析自体は正しく行われていますので、そのままプロジェクトのビルドを行って構いません。

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