Symfoware Active DB Guard 解説書
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第2章 機能と運用> 2.3 運用の概要

2.3.1 Active DB Guardの運用の種類

Active DB Guardの運用には以下の運用があります。
なお、Active DB Guardの運用を総称してバックアップセンタ運用と呼びます。

[表:運用の種類]

運用の種類

運用の説明

定常運用

複写元システムで取得したRERUNログを複写先システムのデータベースに反映する運用で、Active DB Guardの基本運用です。

被災時の運用

複写元システムか複写先システムのどちらかが被災した場合の運用方法です。(注)

複写先システムを活用する運用

保守や参照系業務、静態データベース作成など、複写先システムのデータを活用する場合の運用方法です。

退避運用

ネットワークの異常などで、RERUNログの抽出・反映ができない場合や複写先システムの停止時などに利用する運用方法です。

注)本章では複写元システムの被災時についてのみ記述します。複写先システムの被災時の運用については、“運用ガイド”を参照してください。

■運用と適用モデ

Active DB Guardの各運用は、適用モデルにあわせ、運用を組み合わせて実施します。以下に、適用モデルと運用の関係を示します。

[表:適用モデル]

適用モデル

運用の組み合わせ

災害対策運用

定常運用+退避運用+被災時の運用

保守運用

定常運用+退避運用+複写先システムを活用する運用

参照系業務の運用

定常運用+退避運用+複写先システムを活用する運用

静態データベース作成運用

定常運用+退避運用+複写先システムを活用する運用

適用モデルと運用の組み合わせは推奨パターンです。実際の導入では、業務にあわせて、運用設計を行ってください。

各運用の詳細については、“運用ガイド”を参照してください。

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