Interstage Studio リリース情報
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目次

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2.1.2 J2EE開発機能
+J2EEアプリケーションのプロジェクト生成
V8まではJ2EEアプリケーションの開発にEARファイル生成ウィザードを使用していましたが、これを廃止し、代わりに[エンタープライズアプリケーションプロジェクト]ウィザードを提供しています。なお、EARファイル編集ツールも同時に廃止しています。
[エンタープライズアプリケーションプロジェクト]ウィザードを使用することで、J2EEアプリケーションをプロジェクトとして開発できるようになります。これによりEARファイルの作成がより簡単な手順で行えるようになります。
- J2EE1.4規約に準拠したJ2EEアプリケーションを開発することができます。
- J2EEモジュールをエンタープライズアプリケーションプロジェクトに追加することでEARファイルが作成されます。
+J2EEアプリケーションクライアントのプロジェクト生成
V8まではJ2EEアプリケーションクライアントの開発にJ2EEアプリケーションクライアントdeployment descriptor生成ウィザードを使用していましたが、これを廃止し、代わりに[アプリケーションクライアントプロジェクト]ウィザードを提供しています。
- J2EE1.3規約に準拠したJ2EEアプリケーションクライアントを開発することができます。
+J2EE関連ウィザードの変更
J2EE関連の以下のウィザードを変更しています。
- Enterprise Beanウィザード
EJBの開発ではEJB2.0の使用が推奨となります。Enterprise BeanウィザードでもEJB2.0のEnterprise Beanだけが生成可能となります。
- HTMLウィザード
V8まではHTMLウィザードとHTMLフレームウィザードがありましたが、この2つのウィザードを統合し、生成するHTMLファイルをカスタマイズできるようになりました。デフォルトでは、典型的なHTMLファイル、あるいは、HTMLフレームのどちらかを生成できます。
- JSPウィザード
ウィザードの呼出し方が[J2EE] > [JavaServer Pages]から[J2EE] > [JSP]になりました。また、生成するJSPファイルをカスタマイズできるようになりました。
- CSSウィザード
ウィザードの呼出し方が[J2EE] > [HTML] > [カスケードスタイルシート]から[J2EE] > [CSS]になりました。また、生成するCSSファイルをカスタマイズできるようになりました。
- サーブレットウィザード
ウィザードで指定する情報や生成するファイルの形式が変更になりました。
+ビルダの変更
ビルドの際に使用する各種ツールが、以下のように変更になっています。
- EJB仕様検査およびJSPコンパイラの構文検査
EJB仕様検査とJSPコンパイラの構文検査の機能はバリデータとして提供されるようになりました。EJB仕様検査と同等の検査を行うためには、EJBバリデータとInterstage EJB Container-managed Persistenceバリデータを実行する必要があります。JSPコンパイラの構文検査と同等の検査を行うためには、HTML構文バリデータとJSP構文バリデータを実行する必要があります。
- JSPデバッグ用サーブレット生成
JSP上でのデバッグが可能になったため、JSPデバッグ用のサーブレットソースはデフォルトでは生成されなくなりました。サーブレットのソースを生成したい場合には、プロジェクトのプロパティの[ビルダ]画面で、"JSPデバッグ用サーブレット生成ビルダ"をチェックしてください。
- J2EEパッケージャビルダ
J2EE関連のJARパッケージビルドツールとWARパッケージビルドツールはJ2EEパッケージャビルダに統合されました。J2EEパッケージャビルダでは、生成されるファイル名およびJARに含まれるファイルは常にデフォルトのものが使用されます。
- Home/Componentインタフェース生成ビルダ
Home/Componentインタフェース生成ビルドツールから、Home/Componentインタフェース生成ビルダに名称が変更されました。
+JSPエディタでのJSPタグ入力支援
入力補完の候補にJSPタグが表示される条件がより厳密になりました。入力補完の候補には、JSPファイルのtaglibディレクティブで指定されたJSPタグだけが表示されるようになります。これにより、使用しないJSPタグが入力補完の候補に表示されることがなくなります。
+JSPエディタでのブレークポイント設定
JSPエディタではJSPタグの部分にだけブレークポイントが設定可能になります。HTMLタグなどの静的な部分には設定できません。
+Deployment Descriptorのバージョン更新方法
V8までは、Web Deployment Descriptorエディタ、EJB Deployment Descriptorエディタ、あるいは、J2EEアプリケーションクライアントDeployment Descriptorエディタのバージョン変換機能を用いてバージョンを更新していました。新しい方式ではプロジェクトのメニューコマンドを用いて更新します。プロジェクトのコンテキストメニューから[J2EEのdeployment descriptorの更新]を実行してください。
+J2EE 1.2形式の非サポート
J2EE 1.2形式のアプリケーション作成は非サポートとなります。
- J2EE 1.2形式のdeployment descriptorを生成することはできません。
- EJBテストクライアントウィザードでは、J2EE1.2形式のテストクライアントを生成することはできません。
+IJServer起動構成
- オプション[クライアント終了時にIJServerを停止する]のデフォルト値がONからOFFに変更になりました。
- IJServer起動構成でオプション[クライアントを起動する]がONの場合、既にIJServerが起動されている場合でも常にクライアントを起動するように動作が変更になりました。以前は、IJServerの環境設定で[HotDeployの使用]が[する]になっている場合は、既にIJServerが起動しているときは、クライアントを起動しませんでした。
+Tomcat起動構成
- Tomcat起動構成で使用するTomcatのバージョンが5.5になります。
- Tomcat実行時に使用するフォルダが、_jsp_binフォルダから.tomcatWorkDirフォルダに変更になります。
+Webアプリケーションの文字コードの変更
ウィザードが生成するHTMLファイルおよびJSPファイルのデフォルト文字コードをWindows-31Jに変更しました。また、ウィザードではコード変換するgetParameterメソッドのテンプレートを生成しないようになっています。
HTML/JSPエディタでは、ファイルに文字コードに関する記述が無い場合の文字コードの判定方法が変更になっています。
HTMLエディタでは、ファイルの内容やOSの言語環境などで判定します。JSPエディタではISO-8859-1として扱います。
+HTMLタグの小文字化
ウィザードが生成するHTMLファイル内のHTMLタグ、および、HTMLエディタの入力支援で入力されるHTMLタグのデフォルトが、大文字から小文字に変更になりました。
+Webサイトツール
V8まで提供していたWebサイトツールは本製品では非提供となります。Webサイトツールで提供していた機能は、以下の機能で代替することができます。
- JSPウィザード
- HTMLウィザード
- HTML/JSPエディタ
- CSSエディタ
- Web Deployment Descriptorエディタ
- XMLエディタ
- IJServerビュー
上記の機能の説明については"Interstage Studioユーザーズガイド"を参照してください。
+FTPクライアント
V8まで提供していたFTPクライアントは本製品では非提供となります。Webアプリケーション資産のサーバへの配置については、IJServerビューあるいは、サードパーティ製のFTPクライアントソフトをご利用ください。IJServerビューについての詳細は、"Interstage Studioユーザーズガイド"を参照してください。
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