Linkexpress Transactional Replication option説明書 |
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第3部 TJNL | > 第12章 Oracle連携編 | > 12.6 ジャーナル提供側業務の運用 | > 12.6.2 業務に合わせた運用操作 |
ジャーナル取得機能またはジャーナル配付機能のいずれかだけを独立させた運用は、以下のような場合に適用できます。
ジャーナル提供側業務とジャーナル利用側業務を行う時間帯が異なる場合、例えば、昼間はオンラインでジャーナル取得業務が運用され、ジャーナル利用業務は運用されない業務形態の場合、昼間ジャーナル配付機能を停止させておくことで、オンライン処理に対するジャーナル配付処理の影響を抑えることができます。
ジャーナル取得機能を停止すると、ジャーナルの取得対象となっているテーブルに対して更新を行ってもジャーナルは取得されません。これにより、ジャーナルの取得対象となっているテーブルを更新するバッチアプリケーションをジャーナルの取得を行わずに運用できます。
また、ジャーナル配付機能を運用してジャーナル取得ファイルに存在するジャーナルの配付を行いながら、ジャーナルを取得せずに業務を行うことができます。
ジャーナル利用側の業務が停止し、利用ジャーナルがメッセージキューに大量に滞留してメッセージファイルの容量不足が発生すると、配付処理のエラー発生時にリトライを行う指定をした場合には、ジャーナル配付機能はリトライを繰り返します。しかし、ジャーナル利用側の業務の再開には時間がかかるなどの理由により、利用ジャーナルが当分の間配付されないことがあります。その場合、ジャーナル配付機能を停止することにより、不必要なリトライを抑止できます。
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