Linkexpress Transactional Replication option説明書 |
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第3部 TJNL | > 第11章 Symfoware/RDB連携編 | > 11.3 環境作成 | > 11.3.3 環境作成の説明 |
TJNLを運用するTRMシステムの環境を作成します。TRMシステムの環境の作成方法は、"環境作成"を参照してください。
TRMシステムの環境を作成する際の環境定義ファイルには、以下の見積りに従った値に、ジャーナル提供側業務およびジャーナル利用側業務で必要となる値を加算した値を指定してください。ジャーナル提供側業務および、ジャーナル利用側業務で必要となる値の見積り方法は"環境作成"を参照してください。
以下に、TJNLが必要とする各指定値の見積り式を示します。
[MQDConfiguration]セクションに指定するキーワードの見積り式を、"表:[MQDConfiguration]セクションに指定するキーワードの見積り式"に示します。
キーワード |
見積り式 |
---|---|
MessageBufferMaxSize |
Max_Size[KB] Max_Sizeは[Transaction]セクションに指定するMax_Sizeの値です。Max_Sizeの詳細は"表:[Transaction]セクションに指定するキーワードの見積り式"を参照してください。 |
[Transaction]セクションに指定するキーワードの見積り式を、"表:[Transaction]セクションに指定するキーワードの見積り式"に示します。
キーワード |
見積り式 |
---|---|
Max_Size |
以下の[見積り式1]および[見積り式2]で求めた値のうち、大きい値を指定します。ただし、値が20000[KB]を下回る場合は、20000[KB]を指定します。 [見積り式1] メッセージ取出し機能で一度に操作するデータ量は、メッセージ取出し機能によってファイルに格納されるデータの他に、以下のデータの量が含まれます。
また、ジャーナル・チェックポイントが定義されている場合には、以下のデータの量も含まれます。
メッセージ取出し機能の詳細は"メッセージ取出し"を、データ形式の詳細は"データ形式"を参照してください。 [見積り式2] 1回のトランザクションでのジャーナル取得サイズは以下の見積り式に従って求めます。 取得対象列のデータ長の総和は、取得対象列のデータ属性に基づいたデータ長にそれぞれ4バイト加算した値です。列のデータ属性に基づいたデータ長は、"Symfoware/RDBと定義の対応関係 "を参照してください。 |
[SystemFile]セクションに指定するキーワードの見積り式を、"表:[SystemFile]セクションに指定するキーワードの見積り式"に示します。
キーワード |
見積り式 |
---|---|
SystemFile2_Size |
( ( 取得定義サイズの総和 × 2 ) + 1つの取得定義サイズは以下の見積り式に従って求めます。 1つの配付定義サイズは以下の値です。 |
[DiskQueue]セクションに指定するキーワードの見積り式を、"表:[DiskQueue]セクションに指定するキーワードの見積り式"に示します。
キーワード |
見積り式 |
---|---|
Size |
各メッセージキューに蓄積する利用ジャーナル量の総和 + (配付対象メッセージキュー数 × 16[KB]) + 100[KB] 1つのメッセージキューに蓄積する利用ジャーナル量は以下の見積り式に従って求めます。 蓄積ジャーナル量は以下の見積り式に従って求めます。 1利用ジャーナル量は以下の見積り式に従って求めます。 |
注1) 他システムへ転送する場合は、転送の遅延時間を考慮してください。また、メッセージキューから利用ジャーナルを直接取り出す場合は、取出し業務の遅延時間を考慮してください。
注2) 取得対象列のデータ属性に基づいたデータ長に4バイト加算した値。列のデータ属性に基づいたデータ長は、"Symfoware/RDBと定義の対応関係 "を参照してください。
環境定義ファイルの記述例を"表:環境定義ファイルの記述例"に示します。
[MQDConfiguration] # TRM環境情報 QueueMax = 100 MessageBufferMaxSize = 65 # 65Mバイト [Transaction] # トランザクション管理ファイル情報 TransactionFile = /trmdev2/tranfile Max_Size = 65536 # 65536Kバイト [SystemFile] # システム制御用ファイル情報 SystemFile1 = /trmdev2/systemfile1 SystemFile2 = /trmdev2/systemfile2 SystemFile2_Size = 8000 # 8Mバイト [QueueIndex] # メッセージキュー管理ファイル情報 File = /trmdev2/indexfile [DiskQueue] # ディスク型メッセージキューの情報 File = /trmdev2/diskfile Size = 1000000 # 1Gバイト |
[MQDConfiguration] # TRM環境情報 QueueMax = 100 MessageBufferMaxSize = 65 # 65Mバイト [Transaction] # トランザクション管理ファイル情報 TransactionFile = d:\trmdev2\transactionfile Max_Size = 65536 # 65536Kバイト [SystemFile] # システム制御用ファイル情報 SystemFile1 = d:\trmdev2\systemfile1 SystemFile2 = d:\trmdev2\systemfile2 SystemFile2_Size = 8000 # 8Mバイト [QueueIndex] # メッセージキュー管理ファイル情報 File = d:\trmdev2\queueindex [DiskQueue] # ディスク型メッセージキューの情報 File = d:\trmdev2\diskqueuefile Size = 1000000 # 1Gバイト |
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