Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第7章 ジョブを操作する

7.4 スケジュールジョブを操作する

スケジュールジョブは、必要に応じて操作することができます。操作には、強制終了/再起動/停止/停止解除/無効/無効解除の6種類があります。実行属性が“Interstage”および“旧バージョン互換(旧・標準)”【UNIX版】の場合は、操作することができません。

スケジュールジョブを操作する方法、および操作の種類について説明します。

なお、スケジュールジョブを操作する時に、操作を確認するダイアログボックスを表示させることにより、操作ミスを防ぐことができます。設定方法など詳細は、“ジョブネット/ジョブ/グループの操作ミスを防止する”を参照してください。

 

■操作方法

[ジョブネットの監視]ウィンドウで、対象ジョブを選択後、[ファイル]メニューの[操作]から操作項目を選択します(または、右クリックによるポップアップメニューの[操作]から操作項目を選択します)。

 

■操作の種類

ジョブ操作の種類を以下に示します。

強制終了:
実行中のジョブや実行遅延のジョブを強制的に終了します。
再起動:
異常終了または強制終了したジョブを再起動します。ただし、リカバリジョブが実行中の場合は、再起動することはできません。

Systemwalker OperationMGR V10.0L21/10.1以前のサーバに接続した場合、再起動できるのはジョブネットの状態が警告の場合に限ります。また、リカバリジョブに対して再起動することもできません。操作は無視されます。

なお、異常終了または強制終了したジョブは、リカバリ操作によってよりきめ細かな操作が可能です。詳細は、“スケジュールジョブをリカバリ操作する”を参照してください。

停止:
実行待ちのジョブや終了したジョブを停止状態にします。停止したジョブは、実行を一時停止され、先行ジョブが正常終了しても起動されません。停止したジョブの後続ジョブも実行されません。
停止解除:
停止中のジョブを停止解除します。ジョブの状態は、停止する前の状態に戻ります。停止中に先行ジョブが正常終了した場合、停止解除後に、そのジョブは起動されます。なお、停止中に先行ジョブが異常終了したリカバリジョブの場合は、停止解除後にジョブが起動されます。
無効:
実行待ち/停止中/終了したジョブを無効状態にします。無効状態になったジョブは、先行ジョブが正常終了しても起動されません(疑似的に正常終了したとみなされます)。また、後続ジョブは、先行ジョブが正常終了した時点で起動されます。[元のジョブ再起動]を指定しているリカバリジョブを無効状態にした場合は、元のジョブは再起動されません。
無効解除:
無効状態のジョブを無効解除します。ジョブの状態は、無効操作を行う前の状態に戻ります。無効操作を行う前の状態が停止中の場合は、停止する前の状態に戻ります。無効状態の時に先行ジョブが終了した場合、ジョブは正常終了の状態になります。

 

■ジョブの状態と操作の関係

ジョブの各状態に対して、操作できる/できないの関係を以下にします。

(注1)
「疑似正常」とは、終了コードが1以上、正常終了コード上限値以下のジョブの状態を指します。

[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウで疑似正常状態を有効にしていない場合、「疑似正常」は正常終了として状態表示されます。

(注2)
「実行遅延」状態とは、ジョブがキューに繋がれていて、実行されていない状態です。

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