Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第4章 ジョブをスケジュールする> 4.3 必要に応じて行う設定

4.3.4 テストモードで運用する場合

テストモードで運用するサブシステムに仮想時間を設定して、先のスケジュール実行を確認できます。

ただし、SE版では仮想時間の設定はできますが、サブシステムを利用したテストモード運用はできません。

テストモードで運用する方法について説明します。

 

■操作手順

  1. スケジュール情報の抽出/配付

    本番運用しているサブシステムから抽出したスケジュール情報を、テストモード運用するサブシステムにポリシー配付します。ポリシー配付については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。

  2. 仮想時間の設定

    テストモードで運用するサブシステムに、仮想時間を設定します。仮想時間の設定は、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ−[テストモード]シートで定義します。

    [図:[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ−[テストモード]シート]

    [テストモード]:
    仮想時間が設定されている場合、システムの時間とのずれが表示されます。
    [仮想時間の変更]:
    仮想時間の設定を変更する場合に指定します。
    [仮想時間の設定]:
    仮想時間の日付と時間を設定します。過去の時間を設定することはできません。
    [仮想時間の解除]:
    仮想時間の設定を解除します。
  3. ジョブの無効化

    テストモード運用するサブシステムで、実際に実行してはいけないジョブを無効化します。無効化する方法については、“ジョブを操作する”を参照してください。

  4. サービス/デーモンの再起動

    ジョブスケジューラサービス/デーモンを再起動し、テストモードで運用します。

年変わりをまたいだ仮想時間の設定について

年変わりをまたいだ仮想時間を設定した場合、テストモード運用時にはいったん、仮想時間で設定された年から3年分の起動日のカレンダに変更されます。この時、仮想時間の設定された年の前年までのカレンダは消去されます。

仮想時間でのテストモード運用を解除し、現在時刻に戻した時には、再度現在の年を含む3年分の起動日カレンダが作成されます。この時、仮想時間の設定時にいったん消去されたカレンダについては、その設定方法により、再作成時に、以前と同じカレンダに戻らない場合があります。

以下に、再作成される場合と再作成されない場合について示します。


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