Netcompo FNA-LAN 説明書
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目次
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付録B クラスタシステムにおける環境設定方法
B.6 留意事項
■環境設定時の留意事項
- クラスタ対象となるインタフェース(デバイス)の自MACアドレスを定義する際は、クラスタ運用管理ビューで設定されている引き継ぎMACアドレスと同一の値にしなければなりません。
- 定義ファイルの配布コマンドは、それぞれのノードのハード構成、デバイス構成が同一の場合にだけ実行することを推奨します。
コマンドをそれぞれのノードのハード構成、デバイス構成が異なる状態で実行した場合、環境定義ファイルは複写されますが、使用するデバイス名が異なることがあるために、エディタを用いて再度環境定義を行わなければなりません。
- ノード毎に環境定義する場合は、それぞれのインタフェース(デバイス)でプロトコルに関するパラメタ値が異ならないように環境定義してください。
■活性化プロシジャ設定時の留意事項
- SNA-LANの場合、活性化プロシジャの設定・削除はありません。
- FNA-LANの場合、活性化プロシジャの設定が行われなかった場合、システム起動時、/etc/opt/FSUNnet/lndfc/lndfc.configファイルに定義されたすべてのインタフェース(デバイス)が活性化されます。
■リソース登録時の留意事項
- リソース登録後、/etc/opt/FSUNnet/cluster/lndfc/lndfc.config_CLファイル、または/etc/opt/FSUNnet/fjllc/configファイルのresource-IDパラメタを削除、編集しないでください。
リソース削除時、クラスタ運用管理ビューからインタフェース(デバイス)の削除ができなくなります。
■リソース削除時の留意事項
- /etc/opt/FSUNnet/cluster/lndfc/lndfc.config_CLファイル、または/etc/opt/FSUNnet/fjllc/configファイルに格納されたresource-IDパラメタ削除、編集しないでください。
クラスタ運用管理ビューからインタフェース(デバイス)の削除ができなくなります。
■運用時の留意事項
- FNA-LANの場合、システム起動時、クラスタシステムがインストールされていない通常のシステムの場合、/etc/opt/FSUNnet/lndfc/lndfc.configファイルに定義されたインタフェース(デバイス)が活性化されます。
逆にクラスタシステムがインストールされている場合は、/etc/opt/FSUNnet/cluster/lndfc/lndfc.config_CLファイルに定義されたインタフェース(デバイス)が活性化されるようになります。
- SNA-LANの場合、クラスタシステムのインストールの有無に関わらず、/etc/opt/FSUNnet/fjllc/configファイルに定義されたインタフェース(デバイス)が活性化されます。
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