Netcompo FNA-LAN 説明書
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上へ第2章 LUセッション255以上の設定について

2.5 MACローカルアドレスの設定

MACローカルアドレス運用を行うためには、環境定義する必要があります。
MACローカルアドレスの環境設定は、エディタを使用して設定します。なお、メニューによる設定はありません。
環境定義に必要なファイルは以下のとおりです。

ファイルの定義について以下で説明します。

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2.5.1 /etc/opt/FSUNnet/mactool/macaddr.conf

使用するMACローカルアドレスをLANインタフェース単位に設定します。MACローカルアドレスを使用しない場合は、設定する必要はありません。
あらかじめ、このファイルに以下の定義サンプルが用意されているので、定義サンプルの行を複写してから定義を行ってください。

エントリの形式を以下に示します。

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各パラメタについて以下に説明します。

◆Interface-name

MACローカルアドレス運用を行うLANインタフェース名を指定します。

◆MAC-Address

使用するMACローカルアドレスを設定します。
アドレスは16進数12桁であり、2桁ずつ:(コロン)で区切って定義します。
先頭の1バイトは必ず"02"を設定し、以降の値は接続されるネットワーク内で一意な値を設定してください。

◆CLUSTER-Flag

クラスタ運用時、ネットワーク引き継ぎ対象のLANインタフェースか、非対象のLANインタフェースかを指定します。
クラスタ運用時、ネットワーク引き継ぎ対象のLANインタフェースの場合、"cluster"パラメタを指定してください。
単体システムの場合、あるいはクラスタ運用時にネットワーク引き継ぎしないLANインタフェースは、必ず空白(スペース)を設定してください。

以下にLANインタフェースのhme1とqfe0をMACローカルアドレスで運用する場合の定義例を示します。

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