Symfoware Parallel Server 概説書 |
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第3章 データベースの構成 |
論理構造は、スキーマとその要素である実表から構成されます。
スキーマは、表のデータ、表の定義データから構成されます。スキーマをどのような実表で構成するかについては、データベースを使用する業務の内容、処理するデータの内容およびデータの処理方法を考慮して決める必要があります。スキーマの構成は、スキーマ定義文で定義します。スキーマ定義文で定義する事項は以下のとおりです。
スキーマ名
スキーマの構成要素
実表名および実表の形式
実表のデータは、データベーススペースに格納されます。
実表は列と行から構成されます。1行のデータはいくつかの列から構成され、列がデータ項目に該当します。
実表の構成は、スキーマ定義文で定義します。それぞれの実表をどういうデータ項目から構成するかは、スキーマ定義における表定義で定義します。表定義の定義事項を以下に示します。
表名
列
表の制約
表には名前を付けます。これを表名と呼びます。
表名は、データ操作の対象とする表を指定する場合に使います。また、表定義の削除や追加を行う場合に、削除、追加の対象とする表定義情報を指定するためにも使用します。
実表を構成する列については、以下の定義があります。
表に対して、“1つまたは複数の列で、同一値を持つ行が2つ以上あってはいけない”という制約を適用するか否かを定義することができます。この制約を一意性制約と呼びます。
ビュー表はデータ操作のための仮想的な表であり、データの実体は存在しません。ビュー表は、実表と同様の形式の表であり、実表の部分表に相当します。ビュー表の定義は、ビュー定義で行います。ビュー定義で定義する項目は以下のとおりです。
インデックスは、表の定義で一意性制約を指定した場合に定義します。
ただし、インデックスを作成するとその分だけデータベース容量が余分に必要になります。データベーススペースの大きさを決める場合には、インデックスに必要なスペース量も考慮する必要があります。
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