Symfoware Parallel Server RDBユーザーズガイド データベース定義編
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付録E RDBコマンド一覧

RDBコマンドと機能概要を説明します。RDBコマンドの記述形式の詳細は、manコマンで参照してください。

■RDBコマンド

RDBコマンド一覧を、表:RDBコマンド一覧に示します。

[表:RDBコマンド一覧]

コマンド

機能概要

rdbadjrcv

テンポラリログファイルの入出力障害時にデータベースを復旧します。

rdbaldic

RDBディクショナリの追加割当ておよび容量拡張を行います。

rdbalidx

インデックスの縮退指定の変更を行います。

rdbalmdsi

DSIに対するアラームポイントおよび自動拡張の定義を行います。

rdbcninf

コネクション状態および通信環境の状態を表示します。

rdbconbf

DSIと共用バッファプールの対応関係を登録します。

rdbcrbf

指定されたページ長とページ数を持つ共用バッファを開設します。

rdbcrdic

RDBディクショナリを作成します。

rdbddlex

データベース定義ファイルからデータベースを作成します。

rdbdisbf

DSIと共用バッファプールの対応関係を解除します。

rdbdmp

データベース内のDSIごとのデータを別の媒体に退避します。

rdbdmpdic

RDBディクショナリのデータを外部ファイルに退避します。

rdbdrbf

指定された共用バッファ内のページ長の共用バッファを閉鎖します。

rdbdvinf

退避装置の情報を表示します。

rdbexdsi

DSIをSQL処理の対象から除外または除外を解除します。

rdbexspc

データベーススペースのSymfoware/RDBからの切り離しまたは接続を行います

rdbfmt

DSIを初期化します。

rdbgcdic

RDBディクショナリを再配置します。

rdbgcdsi

指定されたDSIを再配置します。

rdbinf

DSI、 データベーススペースまたはRDBディクショナリに関する資源情報、更新抑止情報およびアクセス禁止情報などの運用情報を表示します。

rdbinh

指定された資源をアクセス禁止状態にします。

rdblkinf

資源の占有情報を表示します。

rdblog

テンポラリログファイルおよびアーカイブログファイルの作成と初期化を行います。

rdbpldic

表の定義情報をメモリに展開およびメモリから削除します。

rdbpmt

指定された資源のアクセス禁止状態を解除します。

rdbprdic

RDBディクショナリの領域の使用状況を標準出力に出力します。

rdbprt

データベースの定義に関する情報、または定義されたデータベース名の一覧を標準出力に出力します。

rdbprtbf

共用バッファ識別子の一覧、共用バッファプールの情報、共用バッファプールとDSIとの結合情報を表示します。

rdbprtmsg

指定されたメッセージ番号の説明またはSymfoware/RDB内部矛盾検出時の対処方法を表示します。

rdbps

応用プログラムやRDBコマンドの実行状況を表示します。

rdbrcv

退避データをもとにデータベースの資源の復旧を行います。

rdbrcvdic

RDBディクショナリおよびRDBディレクトリの復旧を行います。

rdbrls

指定された資源に対して、リカバリレベルの切換えや更新抑止および参照更新抑止などの利用規定を解除します。

rdbrtr

指定された資源に対して、リカバリレベルの切換えや更新抑止および参照更新抑止などの利用規定を登録します。

rdbsaloader

外部ファイルのデータからDSIに対してデータの追加を行います。

rdbsar

RDBの性能情報を表示します。

rdbsetrp

リカバリポイントの設定を行います。

rdbsloader

外部ファイルのデータから、表のDSIおよびそれにインデックスが定義されている場合にはそのすべてのインデックスのDSIを創成します。

rdbspcinf

データベーススペースの領域の使用状況を出力します。

rdbstart

Symfoware/RDBシステムを起動します。

rdbstop

Symfoware/RDBシステムを停止します。

rdbsuloader

外部ファイルのデータからDSIに対するデータの追加、置換、更新および削除を行います。

rdbterm

コネクションの強制回収をします。

rdbudsi

DSIに割当てられた領域の使用状況を出力します。

rdbunl

表または表のDSIのデータを外部ファイルに出力します。

rdbunlsql

SQL文による検索結果を外部ファイルに出力します。

rdbups

SQLで使用する最適化情報をRDBディクショナリに設定し、標準出力に出力します。

rdbupt

外部ファイルのデータから表に対するデータの追加、置換、更新および削除を行います。

sqlpcob

SQL埋込みCOBOLプログラムをプレコンパイルします。

sqlpc

SQL埋込みCプログラムをプレコンパイルします。

■標準シェルプロシジャ

標準シェルプロシジャ一覧を、表:標準シェルプロシジャ一覧に示します。

[表:標準シェルプロシジャ一覧]

コマンド

機能概要

sqlcc

SQL埋込みCプログラムの翻訳および結合編集を行います。

sqlcobol

SQL埋込みCOBOLプログラムの翻訳および結合編集を行います。

sqlfcc

富士通版Cコンパイラで、SQL埋込みCプログラムの翻訳および結合編集を行います。

■RDBコマンド使用時の注意事

◆英大文字と英小文字の扱い

RDBコマンドの指定では、英大文字と英小文字は区別して扱われます。SQLでは通常識別子(二重引用符で囲まない)は、英小文字は対応する英大文字に変換して扱われます。したがって、通常識別子の形式で英小文字を使用して定義した識別子をRDBコマンドで指定する場合には、英大文字で指定する必要があります。また、SQLで区切り識別子(二重引用符で囲む)の英小文字はそのまま扱われます。したがって、区切り識別子の形式で英小文字を使用して定義した識別子をRDBコマンドで指定する場合には、英小文字で指定する必要があります。

英大文字で指定する例(SQL文で、通常識別子をDSI名として指定)
表のDSI定義
create dsi dsi001 dso dso001 allocate …
RDBコマンド
rdbfmt -mi -i DB01.DSI001

英小文字で指定する例(SQL文で、区切り識別子をDSI名として指定)
表のDSI定義
create dsi "dsi001" dso dso001 allocate …
RDBコマンド
rdbfmt -mi -i DBO1.dsi001

◆シェルで特殊な意味を持つ文字の扱い

*SQLでは、識別子に“#”、“\”および“@”を含むことができます。シェルでは、これらの文字は特殊な意味を持つ記号として扱われます。“#”はシェルスクリプト中ではコメント(注釈)の開始になります。“\”はエスケープ文字または行の継続記号として扱われます。“@”は行削除の機能に使用されます。したがって、これらの文字を使用して定義した識別子をRDBコマンドで指定する場合には、シェルの規則にしたがって、文字の特殊な意味を取り消すようにする必要があります。文字の特殊な意味を取り消すには、文字列を引用符(')で囲むか、その文字の直前にエスケープ文字(\)を指定します。

文字列を引用符(')で囲む例(SQL文で、#を含むDSI名を指定)
表のDSI定義
create dsi dsi#001 dso dso001 allocate …
RDBコマンド
rdbfmt -mi -i DB01.'DSI#001'

文字列の直前にエスケープ文字(\)を指定する例(SQL文で、@を含むDSI名を指定)
表のDSI定義
create dsi @DSI001 dso dso001 allocate …
RDBコマンド
rdbfmt -mi -i DB01.\@DSO001

なお、特殊な意味をもつ文字には、シェルの機能により変更できるものがあります。利用者の環境設定で、それらの変更を行っている場合には、その結果を考慮することも必要です。

◆SQLでの予約語の扱い

SQLでは識別子に予約語を使用する場合には、区切り識別子(二重引用符で囲む)で指定する必要があります。一方、RDBコマンドでは、識別子がSQLの予約語であっても、そのままの形式で指定することができます。

そのままの形式で指定する例(SQL文で、予約語をDSI名として指定)
表のDSI定義
create dsi "SELECT" dso dso001 allocate …
RDBコマンド
rdbfmt -mi -i DB01.SELECT

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