Symfoware Parallel Server RDBユーザーズガイド データベース定義編
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第2章 データベースの作成

2.10 データベースの創成

データベースの創成は、実表へのデータ投入で完了します。データの投入は、格納先のデータベーススペースが作成され、実表やインデックスなどの論理構造定義、および格納構造定義が完了してから行います。

■データベースの創成方

データベースの創成方法として、以下の2つがあります。

ここでは、rdbsloaderコマンドによるデータベースの創成の概要、および応用プログラムのINSERT文によるデータベースの創成の概要を図:データベースの創成方法に示します。

[図:データベースの創成方法]

◆rdbsloaderコマンドによるデータベース創

rdbsloaderコマンドによってデータベースを創成する例を以下に示します。

なお、rdbsloaderコマンドに関する詳細は、“RDB管理者ガイド”を参照してください。

$ rdbsloader -mi -i 在庫表DB.関東発注表DSI /home/rdb/kantou.data 

◆INSERT文によるデータベース創

INSERT文によってデータベースを創成する応用プログラムの例を以下に示します。

なお、INSERT文に関する詳細は、“SQLビギナーズガイド”を参照してください。

#include<stdio.h>

main(){
    EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION; 
        char SQLSTATE[6];
        char SQLMSG[256];
        short hcustomer;
        short hprodno;
        long  hprice;
        short horderqty;
    EXEC SQL END DECLARE SECTION;

    char  処理番号; 

    for(;;) {
        printf("データ挿入...1  \n");
        printf("挿入終了  ...2  \n");
        scanf("%c",&処理番号);

        switch( 処理番号) {
            case '1': 
              printf("取引先の番号を入力してください.\n"); 
              scanf("%d",&hcustomer); 
              printf("取引製品の番号を入力してください.\n"); 
              scanf("%d",&hprodno); 
                        : 
                        : 
              EXEC SQL INSERT INTO STOCKS.発注表(取引先,取引製品, 
                                                 仕入価格,発注数量) 
                       VALUES(:hcustomer,:hprodno,:hprice,:horderqty); 
              continue; 
            case'2': 
              break; 
        }
     break; 
    }
    EXEC SQL COMMIT WORK;
                        :
                        :
} 

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