Symfoware Parallel Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編
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第6章 クライアント・サーバ> 6.5 リモートアクセスする場合の注意事項

6.5.1 コード変換に関する注意事項

リモートのデータベースにアクセスする場合、文字列のコード変換が必要な場合があります。コード変換について以下の順に説明します。

■コード変換の発生条

コード変換が必要な接続は、以下のとおりです。

◆UNIXシステムからグローバルサーバに接続する場合

コード変換の方式は、RDA-SVが管理するクライアント環境管理簿に登録されているEBCDIC変換情報にしたがって行われます。クライアント環境管理簿の詳細については、利用するサーバに対応した“RDA-SVオペレーションガイド”を参照してください。

◆MS-DOSやWindows(R)を搭載したパソコンからUNIXシステムに接続する場合

接続先のシステムがEUCコード系を使用している場合は、シフトJISから、EUC(U90)に変換されます。UNIXシステムのデータベースからデータを受け取る場合、変換先に該当する文字コードが存在しない文字はアンダーバー“_”に変換されます。接続先のシステムがシフトJISコード系を使用している場合は、変換は行われません。

◆データ入力コード系が異なるSymfoware/RDBに接続する場合

Symfoware/RDBでは、EUC(U90)およびシフトJISのデータ入力コード系が取り扱えます。データ入力コード系が異なるデータベースにアクセスする場合は、コード変換が行われます。

データ入力コード系が異なるデータベースからデータを受け取る場合、変換先の応用プログラムに、該当する文字コードが存在しない文字はアンダーバー“_”に変換されます。逆に、応用プログラムからデータ入力コード系が異なるデータベースにデータを格納する場合、変換先のデータベースに、該当する文字コードが存在しない文字は、コード変換エラーとなります。

■データの格納領域の大き

グローバルサーバのデータベースからデータを受け取る場合、応用プログラム側で十分なホスト変数領域を確保する必要があります。十分な領域長は、データべースに格納されているデータの種類に依存します。

表:各システムの文字の種類とバイト長を参考にしてください。

単位:バイト

[表:各システムの文字の種類とバイト長]

システム

文字の種類

MS−DOS
Windows

UNIX

グローバルサーバ

英数字

1(注)

半角カナ

2 (シフトJIS) 1

1(注)

制御文字

漢字

(シフトJIS) 2

(EUC(U90))2〜3 (シフトJIS)2

注)EBCDIC(カナ、ASCII、英小文字)コードであり、カナ文字と英小文字の扱いを指定。

■未定義文字の変

変換先に該当する文字コードが存在しない文字は、アンダーバー“_”に変換されます。

■コード変換指定に従わないも

コード変換は、クライアント用の動作環境ファイルの実行パラメタ(CHARACTER_TRANSLATE)の指定により、クライアントまたはサーバのどちらかで行います。ただし、この変換指定に従わず、サーバシステムでのコード系に従って処理されるものは、以下のとおりです。


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