Symfoware Parallel Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編
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第6章 クライアント・サーバ> 6.4 コネクションを意識しないデータ操作の方法

6.4.1 接続先の指定方法

コネクションを意識しないデータ操作を行う場合の接続先の指定には、以下の方法があります。

■翻訳時に指定する

応用プログラムの翻訳時に、データベース名を指定することによって、応用プログラム中にCONNECT文を記述しなくてもデータ操作を行うことができます。以下に例を示します。翻訳コマンドの詳細については、“翻訳時のコネクション先の指定”を参照してください。

翻訳時に接続するデータベース名を指定した例

(1) 翻訳時にデータベース名“DB01”を指定します。

(2) 応用プログラム中に、CONNECT文は一切記述されていません。

(3) 応用プログラム実行時に、翻訳時に指定した“DB01”に接続されます。

■DEFAULT_CONNECTIONに指定する

動作環境ファイルのDEFAULT_CONNECTIONにデータベース名を指定することによって、応用プログラム中にCONNECT文を記述しなくてもデータ操作を行うことができます。以下に例を示します。

DEFAULT_CONNECTIONにデータベース名を指定した例

(1) 翻訳時にはデータベース名を指定しません。

(2) クライアント用の動作環境ファイルのDEFAULT_CONNECTIONに“DB01”を指定します。

(3) 応用プログラム中に、CONNECT文は一切記述されていません。

(4) 応用プログラム実行時に、クライアント用の動作環境ファイルで指定した“DB01”に接続されます。


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