Symfoware Parallel Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編 |
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第5章 応用プログラムの実行 | > 5.1 応用プログラムの実行作業の流れ |
ここでは、応用プログラムを実行する上で必要な作業全体の流れとして、以下を説明します。
RDA-SVの起動操作
応用プログラムの起動操作
リモートのデータベースにアクセスする場合、クライアントの応用プログラムを実行して、サーバのSymfoware/RDBデータベースをアクセスするためには、まず、サーバのRDA-SVを起動しておきます。ローカルのデータベースにアクセスする場合は、RDA-SVを起動する必要はありません。
RDA-SVを起動する方法については、利用するサーバに対応した“RDA-SVオペレーションガイド”を参照してください。
応用プログラムを起動するためには、以下の作業を順番に行います。
環境変数を設定する
使用する動作環境ファイルを指定する
応用プログラムを起動する
応用プログラムを実行する前に、以下の環境変数を設定します。
環境変数“LD_LIBRARY_PATH”にRDBライブラリとコード変換ライブラリの格納ディレクトリを設定します。
例1
C言語を使用する場合で、環境変数“LD_LIBRARY_PATH”の設定をCシェルのsetenvコマンドで行う場合の例を示します。
setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FSUNrdb2b/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH
例2
C言語を使用する場合で、環境変数“LD_LIBRARY_PATH”の設定をBシェル、Kシェルで行う場合の例を示します。
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH; export LD_LIBRARY_PATH
動的プログラム構造の応用プログラムを実行する場合は、環境変数“LD_LIBRARY_PATH”に、以下の格納ディレクトリを設定します。
RDBライブラリ
コード変換ライブラリ
利用者が作成したロードモジュール
応用プログラムで処理を行う対象となるSymfoware/RDB環境のシステム名を、環境変数“RDBNAME”に設定します。この環境変数は、ローカルアクセスの場合のみ有効となります。
例1
C言語を使用する場合で、環境変数“RDBNAME”の設定をCシェルのsetenvコマンドで行う場合の例を示します。(システム名をrdbsys1とした場合)
setenv RDBNAME rdbsys1
例2
C言語を使用する場合で、環境変数“RDBNAME”の設定をBシェル、Kシェルで行う場合の例を示します。(システム名をrdbsys1とした場合)
RDBNAME=rdbsys1; export RDBNAME
応用プログラムの動作環境のチューニングを行う場合、使用するクライアント用の動作環境ファイルを作成します。
通常Symfoware/RDBは、応用プログラム実行時のカレントディレクトリにある動作環境ファイルの雛形と同名の以下の動作環境ファイルを使用します。
fssqlenvc
他のファイル名または格納ディレクトリの動作環境ファイルを使用する場合は、環境変数“SQLRTENV”に動作環境ファイルのパス名を指定してください。
例1
C言語を使用する場合で、環境変数“SQLRTENV”の設定をCシェルのsetenvコマンドで行う場合の例を示します。
setenv SQLRTENV /home/user1/sqlenv1
例2
C言語を使用する場合で、環境変数“SQLRTENV”の設定をBシェル、Kシェルで行う場合の例を示します。
SQLRTENV=/home/user1/sqlenv1; export SQLRTENV
以上の操作がすべて完了したら、応用プログラムの起動を行います。
例
応用プログラム“sample”を起動するコマンド入力例を以下に示します。
sample
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