Symfoware Parallel Server JDBCドライバユーザーズガイド
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Up 付録A ネーミングサービスとJDBCデータソース登録ツール

A.3 JDBCデータソース登録ツール

JDBCデータソース登録ツールのドキュメントを以下に示します。
なお、このドキュメントはJDBCデータソース登録ツール起動後に、画面のヘルプボタンを選択することでも参照できます。



JDBCデータソース登録ツールは、以下の画面から構成されています。



1.データソース一覧画面

この画面では、データソースの新規登録、設定変更および削除を行います。



・ネーミングサービスでエラーが発生し、登録済みデータソースの検索が正常に行われなかった場合、以下のダイアログが表示されます。



・[環境設定]ボタンを選択すると、以下のダイアログが表示されます。
・指定した実行環境に誤りがある場合、あるいは実行環境が設定されていない場合に[ヘルプ]ボタンを選択すると、以下のダイアログが表示されます。



・データソース一覧から、特定のデータソースを選択して[削除]ボタンを選択すると、確認ダイアログが表示されます。

・データソースの削除中にエラーが発生した場合、Fig.2のダイアログが表示されます。[了解]を選択してJDBCデータソース登録ツールを終了してください。


・アプリケーションの運用開始後は、ネーミングサービスを再起動するまで、データソースを削除することはできません。アプリケーションの運用開始後にデータソースを削除しようとすると、以下のダイアログが表示されます。

2.データソースの情報設定画面

この画面では、データソースの登録および更新を行うための情報を設定します。



・JDBCデータソース登録ツールとDataSourceインタフェースのgetConnectionメソッドの両方で、ユーザーIDとパスワードを指定した場合、getConnectionメソッドに指定した値が有効となります。


・省略不可の情報が設定されていない場合や、無効な値を指定している場合に[OK]ボタンを選択した場合、設定情報の誤りを知らせるダイアログが表示されます。
例えば、データソース名が空白の場合、次のダイアログが表示されます。
・既に同名のデータソースが登録されている場合、同名のデータソースの存在を知らせるダイアログが表示されます。
例えば、"DataSource1"という名前のデータソースが既に存在する時に、"DataSource1"を登録すると、次のダイアログが表示されます。

・データソースの登録/更新中にエラーが発生した場合、Fig.2のダイアログが表示されます。[了解]を選択して、JDBCデータソース登録ツールを終了してください。


・アプリケーションの運用開始後は、ネーミングサービスを再起動するまで、データソースを登録/更新することはできません。アプリケーションの運用開始後にデータソースを登録/更新しようとすると、Fig.8のダイアログが表示されます。[了解]を選択してJDBCデータソース登録ツールを終了してください。


・データソースの情報設定画面が表示されている間は、[閉じる]ボタンを選択することはできません。また、右上の[×]をクリックした場合、次のダイアログが表示されます。

3.データソースのオプション情報設定画面

この画面は、データソースの登録および更新の際に指定可能なオプションの設定画面です。

・前画面(2.データソースの情報設定画面)で指定した"プロトコル"によって、指定可能なオプションが異なります。
以下のオプションは、"プロトコル"に"リモート(RDA-SV連携)"を選択したときだけ、指定できます。

・データソースのオプション情報設定画面が表示されている間は、[閉じる]ボタンを選択することはできません。また、右上の[×]をクリックした場合、設定画面を終了するように求めるダイアログ(Fig.12)が表示されます。ダイアログの[了解]ボタンをクリックすると、データソースのオプション情報設定画面に戻ります。


4.ctuneparamオプションについて

ctuneparamオプションには、Symfoware Serverのクライアント用の動作環境ファイルに相当する指定をすることができます。各パラメタの詳細は、 "Symfoware Parallel Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編"を参照してください。なお、ctuneparamオプションで設定できるパラメタ名の先頭文字"CLI_"を削除した文字が、クライアント用の動作環境ファイルのパラメタと一致しています。

注意:ctuneparamオプションは、ローカルアクセス(RDB2_TCP連携)または
        リモートアクセス(RDB2_TCP連携)時に指定可能です。


【記述形式】

ctuneparam='<param>'
<param>...ctuneparamオプションで指定するパラメタ

【記述例】

CLI_MAX_SQLとCLI_WAIT_TIMEを指定した場合

    ctuneparam='CLI_MAX_SQL=(255);CLI_WAIT_TIME=(30)'

注意:ctuneparamオプションに複数のパラメタを指定する場合、
        値を";"(セミコロン)で区切って設定します。


【パラメタ】
- CLI_BUFFER_SIZE
- CLI_CAL_ERROR
- CLI_DEFAULT_INDEX_SIZE
- CLI_DEFAULT_OBJECT_TABLE_SIZE
- CLI_DEFAULT_TABLE_SIZE
- CLI_DSI_EXPAND_POINT
- CLI_DSO_LOCK
- CLI_INCLUSION_DSI
- CLI_ISOLATION_WAIT
- CLI_MAX_SQL
- CLI_R_LOCK
- CLI_OPL_BUFFER_SIZE
- CLI_RCV_MODE
- CLI_ROUTINE_SNAP
- CLI_RESULT_BUFFER
- CLI_SERVER_ENV_FILE
- CLI_SORT_MEM_SIZE
- CLI_SQL_LEVEL
- CLI_SQL_SNAP
- CLI_TRAN_SPEC
- CLI_WAIT_TIME
- CLI_WORK_PATH


- CLI_BUFFER_SIZE
通信に利用するバッファサイズを指定します。
単位はキロバイトです。

- 指定形式
    CLI_BUFFER_SIZE = ([初期量][,拡張量])

- パラメタの意味
    初期量
        バッファの初期量を1〜10240で指定します。
        省略した場合、1になります。

    拡張量
        拡張量を1〜10240で指定します。
        省略した場合、32になります。


- CLI_CAL_ERROR
代入処理でオーバーフローが発生した場合の処理を指定します。

- 指定形式
    CLI_CAL_ERROR = ({REJECT | NULL})

- 省略時
    CLI_CAL_ERROR = (REJECT)

- パラメタの意味
    REJECT
        例外エラーにします。

    NULL
        演算結果をナルにします。


- CLI_DEFAULT_INDEX_SIZE
簡略化した格納構造定義を行う場合、インデックスのベース部とインデックス部の割り付け量、ページ長などを指定します。

- 指定形式
    CLI_DEFAULT_INDEX_SIZE=(
                        ベース部ページ長,
                        インデックス部ページ長,
                        ベース部初期量,
                        インデックス部初期量
                        [,拡張量,拡張契機])

- 省略時
    システム用の動作環境ファイルの、DEFAULT_INDEX_SIZEの指定値

- パラメタの意味

ベース部ページ長
ベース部のページ長を1、2、4、8、16、32の中から指定します。
インデックス部ページ長
インデックス部のページ長を1、2、4、8、16、32の中から指定します。
ベース部初期量
ベース部の初期量を2〜2097150の範囲で指定します。
単位はキロバイトです。
インデックス部初期量
インデックス部の初期量を2〜2097150の範囲で指定します。
単位はキロバイトです。
拡張量
インデックスのベース部とインデックス部の拡張量を1〜2097150の範囲で指定します。
単位はキロバイトです。
省略した場合、32になります。
インデックス部の拡張量は、ベース部の5分の1の値となります。
拡張契機
ベース部とインデックス部の拡張を行うタイミングとして、DSIの空き容量を指定します。インデックスのDSIの空き容量がここで指定した値になると、ベース部とインデックス部の拡張が行われます。
単位はキロバイトです。
省略した場合、0になります。

- CLI_DEFAULT_OBJECT_TABLE_SIZE
簡略化した格納構造定義を行う場合、OBJECT構造の表の、データ格納域の割り付け量、ページ長などを指定します。

- 指定形式
    CLI_DEFAULT_OBJECT_TABLE_SIZE = (
                        ページ長,
                        初期量
                        [,拡張量,拡張契機])

- 省略時
    システム用の動作環境ファイルの、DEFAULT_OBJECT_TABLE_SIZEの指定値

- パラメタの意味

ページ長
データ格納域のページ長を指定します。
必ず32を指定します。
初期量
データ格納域の初期量を2〜2097150の範囲で指定します。
単位はキロバイトです。
拡張量
データ格納域の拡張量を1〜2097150の範囲で指定します。
単位はキロバイトです。
省略した場合、32768になります。
拡張契機
データ格納域の拡張を行うタイミングとして、表のDSIの空き容量を指定します。表のDSIの空き容量がここで指定した値になると、データ格納域の拡張が行われます。
単位はキロバイトです。
省略した場合、0になります。

- CLI_DEFAULT_TABLE_SIZE
簡略化した格納構造定義を行う場合、表のデータ格納域の割り付け量、ページ長などを指定します。

- 指定形式
    CLI_DEFAULT_TABLE_SIZE = (
                        ページ長,
                        初期量
                        [,拡張量,拡張契機])

- 省略時
    システム用の動作環境ファイルの、DEFAULT_TABLE_SIZEの指定値

- パラメタの意味

ページ長
データ格納域のページ長を1、2、4、8、16、32の中から指定します。
初期量
データ格納域の初期量を2〜2097150の範囲で指定します。
単位はキロバイトです。
拡張量
データ格納域の拡張量を1〜2097150の範囲で指定します。
単位はキロバイトです。
省略した場合、64になります。
拡張契機
データ格納域の拡張を行うタイミングとして、表のDSIの空き容量を指定します。表のDSIの空き容量がここで指定した値になると、データ格納域の拡張が行われます。
単位はキロバイトです。
省略した場合、0になります。

- CLI_DSI_EXPAND_POINT
データ操作で、DSIに指定された拡張契機(rdbalmdsiコマンドで定義します)を無視するかどうかを指定します。

- 指定形式
    CLI_DSI_EXPAND_POINT=({ON | OFF})

- 省略時
    CLI_DSI_EXPAND_POINT=(ON)

- パラメタの意味

ON
DSIに定義された拡張契機は有効になります。データ操作で、DSIの空きページ容量が拡張契機に達した時点で、領域を拡張します。
OFF
DSIに定義された拡張契機は無効になります。データ操作で、DSIの空きページ容量が拡張契機に達しても、領域を拡張しません。この場合、DSIの空き領域が枯渇した時点で、領域を拡張します。

- CLI_DSO_LOCK
使用するDSOおよびその占有の単位、占有モードを指定します。
CLI_DSO_LOCKが指定された場合、以下の指定はできません。
- ConnectionクラスのsetTransactionIsolation()メソッド
- システム用の動作環境ファイルのR_LOCK=(YES)
- ctuneparamオプションのCLI_R_LOCK=(YES)
- 指定形式
    CLI_DSO_LOCK = (DSO名[/[P][{占有モード}]][,DSO名[/[P][{占有モード}]]・・・])

- パラメタの意味

DSO名
使用するDSO名を以下の形式で指定します。

    データベース名.DSO名

P
DSOの占有単位をページにします。
省略した場合、占有の単位はDSIになります。
占有モード
占有のモードとして以下のどちらかを指定します。
省略した場合、EXになります。

    EX...更新モードの排他を行います。
    SH...参照モードの排他を行います。


- CLI_INCLUSION_DSI
DSIを限定したい表のDSI名を指定します。
限定されたDSIを含む表に対しては、そのDSIだけがデータ操作の範囲となります。また、このパラメタの指定により、探索条件の記述が省略ができます。なお、DSIを限定していない表に対しては、データ操作をすることができます。

- 指定形式
    CLI_INCLUSION_DSI = (
            データベース名.DSI名
            [,データベース名.DSI名・・・])

- パラメタの意味
    データベース名.DSI名
        限定したい表のDSI名を指定します。


- CLI_ISOLATION_WAIT
あるトランザクションで資源にアクセスしようとしたとき、別のトランザクションがその資源を占有していた場合に、資源の占有が解除されるまで待つかどうかを指定します。

- 指定形式
    CLI_ISOLATION_WAIT = ({WAIT | REJECT})

- 省略時
    CLI_ISOLATION_WAIT = (WAIT)

- パラメタの意味
    WAIT
        資源の占有が解除されるまで待ちます。

    REJECT
        エラーとして復帰します。


- CLI_MAX_SQL
同一トランザクション内で指定できるSQL文の数を指定します。

- 指定形式
    CLI_MAX_SQL = (SQL文の数)

- 省略時
    CLI_MAX_SQL = (32)

- パラメタの意味
    SQL文の数
        2〜255の範囲で指定します。


- CLI_R_LOCK
占有の単位を行にするかどうかを指定します。
CLI_R_LOCKにYESが指定された場合、以下の指定はできません。
- クライアント用の動作環境ファイルのDSO_LOCK
- サーバ用の動作環境ファイルのDSO_LOCK
- ctuneparamオプションのCLI_DSO_LOCK
- 指定形式
    CLI_R_LOCK = ({YES | NO})

- 省略時
    システム用の動作環境ファイルの、R_LOCKの指定値

- パラメタの意味

YES
占有の単位を行にします。
NO
占有の単位は、CLI_DSO_LOCKの指定に従います。
このパラメタを指定し、かつDSO_LOCKが指定されていない場合は、Symfoware/RDBによって自動的に占有の単位が選択されます。
- 注意
動作環境ファイルのR_LOCKを省略して、ConnectionクラスのsetTransactionIsolation()メソッドを省略またはConnectionクラスのsetTransactionIsolation()メソッドでTRANSACTION_REPEATABLE_READを指定した場合、独立性水準はSERIALIZABLEとなります。

動作環境ファイルにR_LOCK=YESを指定して、ConnectionクラスのsetTransactionIsolation()メソッドを省略またはConnectionクラスのsetTransactionIsolation()メソッドでTRANSACTION_SERIALIZABLEを指定した場合、独立性水準はREPEATABLE READとなります。


- CLI_OPL_BUFFER_SIZE
同一SQL文を複数回実行するときに、最初の実行で作成した処理手順を使用することによって処理効率の向上を図っています。
この領域は、サーバ側で獲得されます。

- 指定形式
    CLI_OPL_BUFFER_SIZE = (バッファサイズ)

- パラメタの意味

バッファサイズ
SQLの処理手順を格納するバッファのサイズを1〜10240で指定します。
単位はキロバイトです。
省略した場合、256になります。

- CLI_RCV_MODE
ドライバのリカバリ水準を指定します。

- 指定形式
    CLI_RCV_MODE = ({RCV | NRCV})

- 省略時
    CLI_RCV_MODE = (RCV)

- パラメタの意味

RCV
リカバリ機能を使用します。 この場合、リカバリを適用しないデータベースをアクセスすることはできますが、ログは取得されません。
NRCV
リカバリ機能を使用しません。 この場合、リカバリを適用するデータベースを更新することはできません。

- CLI_ROUTINE_SNAP
ROUTINE_SNAP機能を利用するかどうかを指定します。

- 指定形式
    CLI_ROUTINE_SNAP = ({ON | OFF},ファイル名[,出力レベル])

- 省略時
    CLI_ROUTINE_SNAP = (OFF)

- パラメタの意味

ON
ROUTINE_SNAP機能を利用する場合に指定します。
OFF
ROUTINE_SNAP機能を利用しない場合に指定します。
ファイル名
SQL手続き文の実行情報の出力先のサーバ側のファイル名を、絶対パスで指定します。
指定されたファイルがすでに存在する場合、情報を追加して出力します。
出力レベル
出力する情報のレベルとして、1または2を指定します。
省略した場合、2になります。

- CLI_RESULT_BUFFER
JDBCドライバは、データを取り出すときの性能を良くするため、複数の行を一度に取り出し、JDBCドライバ内部に格納することができます。
この行を格納するバッファの数とサイズを指定します。
単位はキロバイトです。
また、1つのカーソルが1つのバッファを使用するので、複数のバッファを用意すれば、複数カーソルの操作の性能を良くすることができます。
バッファを使用しない場合、個数に0を指定します。
この領域は、クライアント側とサーバ側で獲得されます。

バッファサイズを大きくするほど性能は良くなりますが、メモリが圧迫され、他のアプリケーションの実行に支障が発生する場合があります。
バッファサイズを大きくする場合、メモリの空き容量に注意してください。

- 指定形式
    CLI_RESULT_BUFFER = (個数,サイズ)

- 個数
    使用するバッファの個数を0〜255で指定します。
    省略した場合、2になります。

- サイズ
    使用するバッファのサイズを1〜10240で指定します。
    単位はキロバイトです。
    省略した場合、32になります。


- CLI_SERVER_ENV_FILE
使用するサーバ用の動作環境ファイル名を指定します。
コネクションごとにサーバの実行環境を変更する場合に指定します。

- 指定形式
    CLI_SERVER_ENV_FILE = (SQLサーバ名,ファイル名)

- パラメタの意味
    SQLサーバ名
        接続するデータ資源名を記述します。

    ファイル名
        サーバ用の動作環境ファイル名を、絶対パスで指定します。


- CLI_SORT_MEM_SIZE
ソート処理のために作業用ソート領域としてサーバ側で使用するメモリの大きさを指定します。
省略した場合、システム用の動作環境ファイルにおけるSORT_MEM_SIZEの指定に従います。
この領域は、RDBプロセスのローカルメモリにセション単位に獲得されます。

- 指定形式
    CLI_SORT_MEM_SIZE = (メモリサイズ)

- パラメタの意味

    メモリサイズ

サーバ側で使用するメモリの大きさを64〜2097150の範囲で指定します。
単位はキロバイトです。

- CLI_SQL_LEVEL
予約語のレベルを設定します。
予約語のレベルを設定することで、キーワードの範囲を変更できます。
SQL2000以外を設定する場合、以下のように指定します
プロシジャルーチンを利用する場合、SQL95またはSQL96を指定します。
トリガ、行識別子または並列指定を利用する場合、SQL96を指定します。

- 指定形式
    CLI_SQL_LEVEL = ({SQL88 | SQL92 | SQL95 | SQL96 | SQL2000})

- 省略時
    CLI_SQL_LEVEL = (SQL2000)

- パラメタの意味
    SQL88
        予約語のレベルをSQL88とします。

    SQL92
        予約語のレベルをSQL92とします。

    SQL95
        予約語のレベルをSQL95とします。

    SQL96
        予約語のレベルをSQL96とします。

    SQL2000
        予約語のレベルをSQL2000とします。


- CLI_SQL_SNAP
SQL_SNAP機能を利用するかどうかを指定します。
SQL_SNAP機能は、開発元で障害を調査するときに、アプリケーションが実行したSQL文の情報をファイルに出力する機能です。
SQL_SNAP機能は情報をファイルに出力するため、使用するとドライバの性能が悪くなります。必要なときにだけ指定してください。

- 指定形式
    CLI_SQL_SNAP=(
                出力モード
                [,ファイル名]
                [,出力レベル]
                [,繰り返し幅]
                [,プロセス指定])

- 省略時
    CLI_SQL_SNAP=(OFF)

- パラメタの意味

    出力モード
        SQL_SNAP機能を使用するかどうかを指定します。

            ON
                SQL_SNAP機能を利用する場合に指定します。
            OFF
                SQL_SNAP機能を利用しない場合に指定します。

    ファイル名

出力するスナップファイルのファイル名を指定します。
ファイル名にはパスと拡張子名を指定できます。
ファイル名が省略された場合、sqlexec.snpというファイル名になります。
拡張子が省略された場合、snpという拡張子名になります。
パスが省略された場合、実行するアプリケーションのカレントディレクトリに出力します。
    出力レベル
        スナップファイルの接続レベルでの出力単位を指定します。
        省略した場合、CONになります。

DSN
データソース単位でスナップファイルを出力します。
CON
コネクション単位でスナップファイルを出力します。
このパラメタが指定された場合、コネクション単位でファイル名を区別するために、指定したファイル名の後ろにコネクションを識別する数値が付加されます。

    例)コネクションが2つ存在する場合

        指定したファイル名
            sqlexec.snp

        実際のファイル名
            sqlexec_2.snp
            sqlexec_5.snp

    繰り返し幅
        スナップファイルの出力方法を1〜32767で指定します。
        省略した場合、0になります。
0
接続から切断するまでの間に実行したAPIのスナップ情報をすべて出力します。
0以外
指定された値だけAPIのスナップ情報を出力します。
    プロセス指定
        スナップファイルのシステムレベルでの出力単位を指定します。
        省略した場合、SYSになります。
SYS
システム単位でスナップファイルを出力します。
PRCS
プロセス単位でスナップファイルを出力します。 このパラメタが指定された場合、プロセス単位でファイル名を区別するために、指定したファイル名の後ろにプロセスを識別する数値が付加されます。
    例)プロセスが2つ存在する場合

        指定したファイル名
            sqlexec.snp

        実際のファイル名
            sqlexec_2435.snp
            sqlexec_5654.snp


- CLI_TRAN_SPEC
SQL文が実行中にエラーとなった場合のトランザクションの対処方法を指定します。

- 指定形式
    CLI_TRAN_SPEC = ({NONE | TRANSACTION_ROLLBACK})

- 省略時
    CLI_TRAN_SPEC = (NONE)

- パラメタの意味

NONE
各プラットフォームのトランザクションの仕様に従います。

TRANSACTION_ROLLBACK
SQL文の実行がエラーとなった場合、トランザクションをロールバックします。

- CLI_WAIT_TIME
サーバからのデータ受信の待ち時間を指定します。
単位は秒です。
このパラメタで指定された時間内に、サーバからのデータが受信できなかった場合、実行中のSQL文はエラーとなり、コネクションは切断されます。
0を指定した場合、データが受信できるまで待ちます。

- 指定形式
    CLI_WAIT_TIME = (待ち時間)

- 省略時
    CLI_WAIT_TIME = (0)

- パラメタの意味
    待ち時間
        待ち時間を0〜32767で指定します。


- CLI_WORK_PATH
サーバ側で使用する作業用ソート領域および作業用テーブルとして、サーバ側での獲得先ディレクトリを指定します。

省略した場合、システム用の動作環境ファイルにおけるWORK_PATHの指定に従います。

- 指定形式
    CLI_WORK_PATH = (ワークパス名[,ワークパス名]・・・)

- パラメタの意味

    ワークパス名

サーバ側で使用する作業用ソート領域および作業用テーブルとして、サーバ側での獲得先ディレクトリを指定します。

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