Symfoware Parallel Server JDBCドライバユーザーズガイド |
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JDBCデータソース登録ツールは、以下の画面から構成されています。
[追加]ボタン
データソースの登録に必要な情報の設定画面を開きます。
[削除]ボタン
データソース一覧で選択されているデータソースを削除します。
[閉じる]ボタン
JDBCデータソース登録ツールを終了します。
[環境設定]ボタン
JDBCデータソース登録ツールのヘルプを表示するための、実行環境を設定します。
・ネーミングサービスでエラーが発生し、登録済みデータソースの検索が正常に行われなかった場合、以下のダイアログが表示されます。
環境設定の保存に成功した場合、以下のダイアログが表示されます。
Fig.4: 環境設定の保存成功通知ダイアログ
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また、環境設定の保存中にエラーが発生し、正しく保存されなかった場合、次のダイアログが表示されます。
Fig.5: 環境設定の保存失敗通知ダイアログ
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いずれの場合も、[了解]ボタンを選択すると、環境設定ダイアログを開く前の画面に戻ります。
Fig.6: Webブラウザの実行失敗ダイアログ
Fig.7: データソースの削除確認ダイアログ
・データソースの削除中にエラーが発生した場合、Fig.2のダイアログが表示されます。[了解]を選択してJDBCデータソース登録ツールを終了してください。
Fig.8: アプリケーション運用開始によるエラー発生通知ダイアログ
データソース名
アプリケーションから使用される名前を指定します。
省略できません。
記号が文字列中に含まれている場合も無効です。
プロトコル
データベースへの接続形態を、以下の3つから選択します。
"ローカル(RDB2_TCP連携)"アクセスまたは、"リモート(RDB2_TCP連携)"アクセスの利用を推奨します。
"リモート(RDA-SV連携)"アクセスは、以下の場合に利用してください。
ホスト名
接続するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。
ホスト名は、"プロトコル"で"リモート(RDB2_TCP連携)"または"リモート(RDA-SV連携)"を選択した時に指定可能です。
ポート番号
サーバのポート番号を指定します。
ポート番号は、"プロトコル"で"リモート(RDB2_TCP連携)"または"リモート(RDA-SV連携)"を選択した時に指定可能です。
データ資源名
データベースに接続するためのデータ資源名を指定します。
省略できません。
データソースの説明
このデータソースについての説明を入力します。
[OK]ボタン
設定した内容を有効にして、このデータソースを登録/更新します。
[キャンセル]ボタン
設定した内容を無効にして、この画面を終了します。
[オプション]ボタン
このデータソースのオプション情報設定画面を開きます。
・JDBCデータソース登録ツールとDataSourceインタフェースのgetConnectionメソッドの両方で、ユーザーIDとパスワードを指定した場合、getConnectionメソッドに指定した値が有効となります。
Fig.10: 設定情報の誤りを知らせるダイアログ
[了解]ボタンを選択すると、データソースの情報設定画面に戻ります。
データソースの情報を、正しく設定し直してください。
Fig.11: 同名のデータソースの存在を知らせるダイアログ
・データソースの登録/更新中にエラーが発生した場合、Fig.2のダイアログが表示されます。[了解]を選択して、JDBCデータソース登録ツールを終了してください。
・アプリケーションの運用開始後は、ネーミングサービスを再起動するまで、データソースを登録/更新することはできません。アプリケーションの運用開始後にデータソースを登録/更新しようとすると、Fig.8のダイアログが表示されます。[了解]を選択してJDBCデータソース登録ツールを終了してください。
Fig.12: JDBCデータソース登録ツールのインフォメーションダイアログ
[了解]ボタンを選択すると、データソースの情報設定画面に戻ります。
JDBCデータソース登録ツールを終了する場合、データソース一覧画面に戻ってから、[閉じる]ボタンまたは[×]ボタンを選択してください。
Fig.13: データソースのオプション情報設定画面
文字コード
クライアントで使用する文字コードを、以下の3つから選択します。
最大プールコネクション数
再利用可能なコネクション数の上限を指定します。
0〜2147483647の範囲で指定します。
デフォルトは 4です。
このオプションに 0を指定した場合、コネクションは再利用されずに切断されます。
1以上を指定した場合、Connectionクラスのcloseメソッドを実行してもデータベースとの接続は切断されず、
コネクションは再利用可能な状態になります。ただし、指定値を超えるコネクションは切断されます。
また、"最大コネクション数"を超える値は指定できません。
メッセージに使用する言語
JDBCドライバから返却されるエラーメッセージを出力する際の言語を選択します。
1回の検索で先読みする行数
サーバから1回の検索で先読みする行数を指定します。
0〜2147483647までの数値を指定することができます。
デフォルトは 0です。
0を指定した場合、1回の検索で問合せを行う最大行数が自動設定されます。その行数は"データ最大長"で指定された値に依存します。また、0以外の値(N)を指定した場合、指定した行数のデータ長の合計が"データ最大長"の指定値以下の時には、N行が先読みされます。指定値を超える時は、"データ最大長"の指定値におさまる行数分が先読みされます。
その他パラメタ
その他パラメタには、ctuneparamオプションを指定することができます。
詳細は、4.ctuneparamオプションについてを参照してください。
[OK]ボタン
設定した内容を有効にして、データソースの情報設定画面に戻ります。
[キャンセル]ボタン
設定した内容を無効にして、データソースの情報設定画面に戻ります。
・データソースのオプション情報設定画面が表示されている間は、[閉じる]ボタンを選択することはできません。また、右上の[×]をクリックした場合、設定画面を終了するように求めるダイアログ(Fig.12)が表示されます。ダイアログの[了解]ボタンをクリックすると、データソースのオプション情報設定画面に戻ります。
注意:ctuneparamオプションは、ローカルアクセス(RDB2_TCP連携)または
リモートアクセス(RDB2_TCP連携)時に指定可能です。
【記述形式】
ctuneparam='<param>'
<param>...ctuneparamオプションで指定するパラメタ
CLI_MAX_SQLとCLI_WAIT_TIMEを指定した場合ctuneparam='CLI_MAX_SQL=(255);CLI_WAIT_TIME=(30)'
注意:ctuneparamオプションに複数のパラメタを指定する場合、
値を";"(セミコロン)で区切って設定します。
- CLI_BUFFER_SIZE
- CLI_CAL_ERROR
- CLI_DEFAULT_INDEX_SIZE
- CLI_DEFAULT_OBJECT_TABLE_SIZE
- CLI_DEFAULT_TABLE_SIZE
- CLI_DSI_EXPAND_POINT
- CLI_DSO_LOCK
- CLI_INCLUSION_DSI
- CLI_ISOLATION_WAIT
- CLI_MAX_SQL
- CLI_R_LOCK
- CLI_OPL_BUFFER_SIZE
- CLI_RCV_MODE
- CLI_ROUTINE_SNAP
- CLI_RESULT_BUFFER
- CLI_SERVER_ENV_FILE
- CLI_SORT_MEM_SIZE
- CLI_SQL_LEVEL
- CLI_SQL_SNAP
- CLI_TRAN_SPEC
- CLI_WAIT_TIME
- CLI_WORK_PATH
- CLI_BUFFER_SIZE通信に利用するバッファサイズを指定します。
単位はキロバイトです。- 指定形式
CLI_BUFFER_SIZE = ([初期量][,拡張量])- パラメタの意味
初期量
バッファの初期量を1〜10240で指定します。
省略した場合、1になります。拡張量
拡張量を1〜10240で指定します。
省略した場合、32になります。
- CLI_CAL_ERROR代入処理でオーバーフローが発生した場合の処理を指定します。- 指定形式
CLI_CAL_ERROR = ({REJECT | NULL})- 省略時
CLI_CAL_ERROR = (REJECT)- パラメタの意味
REJECT
例外エラーにします。NULL
演算結果をナルにします。
- CLI_DEFAULT_INDEX_SIZE簡略化した格納構造定義を行う場合、インデックスのベース部とインデックス部の割り付け量、ページ長などを指定します。- 指定形式
CLI_DEFAULT_INDEX_SIZE=(
ベース部ページ長,
インデックス部ページ長,
ベース部初期量,
インデックス部初期量
[,拡張量,拡張契機])- 省略時
システム用の動作環境ファイルの、DEFAULT_INDEX_SIZEの指定値- パラメタの意味
ベース部ページ長ベース部のページ長を1、2、4、8、16、32の中から指定します。インデックス部ページ長インデックス部のページ長を1、2、4、8、16、32の中から指定します。ベース部初期量ベース部の初期量を2〜2097150の範囲で指定します。インデックス部初期量
単位はキロバイトです。インデックス部の初期量を2〜2097150の範囲で指定します。拡張量
単位はキロバイトです。インデックスのベース部とインデックス部の拡張量を1〜2097150の範囲で指定します。拡張契機
単位はキロバイトです。
省略した場合、32になります。
インデックス部の拡張量は、ベース部の5分の1の値となります。ベース部とインデックス部の拡張を行うタイミングとして、DSIの空き容量を指定します。インデックスのDSIの空き容量がここで指定した値になると、ベース部とインデックス部の拡張が行われます。
単位はキロバイトです。
省略した場合、0になります。
- CLI_DEFAULT_OBJECT_TABLE_SIZE簡略化した格納構造定義を行う場合、OBJECT構造の表の、データ格納域の割り付け量、ページ長などを指定します。- 指定形式
CLI_DEFAULT_OBJECT_TABLE_SIZE = (
ページ長,
初期量
[,拡張量,拡張契機])- 省略時
システム用の動作環境ファイルの、DEFAULT_OBJECT_TABLE_SIZEの指定値- パラメタの意味
ページ長データ格納域のページ長を指定します。初期量
必ず32を指定します。データ格納域の初期量を2〜2097150の範囲で指定します。拡張量
単位はキロバイトです。データ格納域の拡張量を1〜2097150の範囲で指定します。拡張契機
単位はキロバイトです。
省略した場合、32768になります。データ格納域の拡張を行うタイミングとして、表のDSIの空き容量を指定します。表のDSIの空き容量がここで指定した値になると、データ格納域の拡張が行われます。
単位はキロバイトです。
省略した場合、0になります。
- CLI_DEFAULT_TABLE_SIZE簡略化した格納構造定義を行う場合、表のデータ格納域の割り付け量、ページ長などを指定します。- 指定形式
CLI_DEFAULT_TABLE_SIZE = (
ページ長,
初期量
[,拡張量,拡張契機])- 省略時
システム用の動作環境ファイルの、DEFAULT_TABLE_SIZEの指定値- パラメタの意味
ページ長データ格納域のページ長を1、2、4、8、16、32の中から指定します。初期量データ格納域の初期量を2〜2097150の範囲で指定します。拡張量
単位はキロバイトです。データ格納域の拡張量を1〜2097150の範囲で指定します。拡張契機
単位はキロバイトです。
省略した場合、64になります。データ格納域の拡張を行うタイミングとして、表のDSIの空き容量を指定します。表のDSIの空き容量がここで指定した値になると、データ格納域の拡張が行われます。
単位はキロバイトです。
省略した場合、0になります。
- CLI_DSI_EXPAND_POINTデータ操作で、DSIに指定された拡張契機(rdbalmdsiコマンドで定義します)を無視するかどうかを指定します。- 指定形式
CLI_DSI_EXPAND_POINT=({ON | OFF})- 省略時
CLI_DSI_EXPAND_POINT=(ON)- パラメタの意味
ONDSIに定義された拡張契機は有効になります。データ操作で、DSIの空きページ容量が拡張契機に達した時点で、領域を拡張します。OFFDSIに定義された拡張契機は無効になります。データ操作で、DSIの空きページ容量が拡張契機に達しても、領域を拡張しません。この場合、DSIの空き領域が枯渇した時点で、領域を拡張します。
- CLI_DSO_LOCK使用するDSOおよびその占有の単位、占有モードを指定します。
CLI_DSO_LOCKが指定された場合、以下の指定はできません。- ConnectionクラスのsetTransactionIsolation()メソッド- 指定形式
- システム用の動作環境ファイルのR_LOCK=(YES)
- ctuneparamオプションのCLI_R_LOCK=(YES)
CLI_DSO_LOCK = (DSO名[/[P][{占有モード}]][,DSO名[/[P][{占有モード}]]・・・])- パラメタの意味
DSO名使用するDSO名を以下の形式で指定します。Pデータベース名.DSO名
DSOの占有単位をページにします。占有モード
省略した場合、占有の単位はDSIになります。占有のモードとして以下のどちらかを指定します。
省略した場合、EXになります。EX...更新モードの排他を行います。
SH...参照モードの排他を行います。
- CLI_INCLUSION_DSIDSIを限定したい表のDSI名を指定します。
限定されたDSIを含む表に対しては、そのDSIだけがデータ操作の範囲となります。また、このパラメタの指定により、探索条件の記述が省略ができます。なお、DSIを限定していない表に対しては、データ操作をすることができます。- 指定形式
CLI_INCLUSION_DSI = (
データベース名.DSI名
[,データベース名.DSI名・・・])- パラメタの意味
データベース名.DSI名
限定したい表のDSI名を指定します。
- CLI_ISOLATION_WAITあるトランザクションで資源にアクセスしようとしたとき、別のトランザクションがその資源を占有していた場合に、資源の占有が解除されるまで待つかどうかを指定します。- 指定形式
CLI_ISOLATION_WAIT = ({WAIT | REJECT})- 省略時
CLI_ISOLATION_WAIT = (WAIT)- パラメタの意味
WAIT
資源の占有が解除されるまで待ちます。REJECT
エラーとして復帰します。
- CLI_MAX_SQL同一トランザクション内で指定できるSQL文の数を指定します。- 指定形式
CLI_MAX_SQL = (SQL文の数)- 省略時
CLI_MAX_SQL = (32)- パラメタの意味
SQL文の数
2〜255の範囲で指定します。
- CLI_R_LOCK占有の単位を行にするかどうかを指定します。
CLI_R_LOCKにYESが指定された場合、以下の指定はできません。- クライアント用の動作環境ファイルのDSO_LOCK- 指定形式
- サーバ用の動作環境ファイルのDSO_LOCK
- ctuneparamオプションのCLI_DSO_LOCK
CLI_R_LOCK = ({YES | NO})- 省略時
システム用の動作環境ファイルの、R_LOCKの指定値- パラメタの意味
YES- 注意占有の単位を行にします。NO
占有の単位は、CLI_DSO_LOCKの指定に従います。
このパラメタを指定し、かつDSO_LOCKが指定されていない場合は、Symfoware/RDBによって自動的に占有の単位が選択されます。
動作環境ファイルのR_LOCKを省略して、ConnectionクラスのsetTransactionIsolation()メソッドを省略またはConnectionクラスのsetTransactionIsolation()メソッドでTRANSACTION_REPEATABLE_READを指定した場合、独立性水準はSERIALIZABLEとなります。動作環境ファイルにR_LOCK=YESを指定して、ConnectionクラスのsetTransactionIsolation()メソッドを省略またはConnectionクラスのsetTransactionIsolation()メソッドでTRANSACTION_SERIALIZABLEを指定した場合、独立性水準はREPEATABLE READとなります。
- CLI_OPL_BUFFER_SIZE同一SQL文を複数回実行するときに、最初の実行で作成した処理手順を使用することによって処理効率の向上を図っています。
この領域は、サーバ側で獲得されます。- 指定形式
CLI_OPL_BUFFER_SIZE = (バッファサイズ)- パラメタの意味
バッファサイズSQLの処理手順を格納するバッファのサイズを1〜10240で指定します。
単位はキロバイトです。
省略した場合、256になります。
- CLI_RCV_MODEドライバのリカバリ水準を指定します。- 指定形式
CLI_RCV_MODE = ({RCV | NRCV})- 省略時
CLI_RCV_MODE = (RCV)- パラメタの意味
RCVリカバリ機能を使用します。 この場合、リカバリを適用しないデータベースをアクセスすることはできますが、ログは取得されません。NRCVリカバリ機能を使用しません。 この場合、リカバリを適用するデータベースを更新することはできません。
- CLI_ROUTINE_SNAPROUTINE_SNAP機能を利用するかどうかを指定します。- 指定形式
CLI_ROUTINE_SNAP = ({ON | OFF},ファイル名[,出力レベル])- 省略時
CLI_ROUTINE_SNAP = (OFF)- パラメタの意味
ONROUTINE_SNAP機能を利用する場合に指定します。OFFROUTINE_SNAP機能を利用しない場合に指定します。ファイル名SQL手続き文の実行情報の出力先のサーバ側のファイル名を、絶対パスで指定します。出力レベル
指定されたファイルがすでに存在する場合、情報を追加して出力します。出力する情報のレベルとして、1または2を指定します。
省略した場合、2になります。
- CLI_RESULT_BUFFERJDBCドライバは、データを取り出すときの性能を良くするため、複数の行を一度に取り出し、JDBCドライバ内部に格納することができます。
この行を格納するバッファの数とサイズを指定します。
単位はキロバイトです。
また、1つのカーソルが1つのバッファを使用するので、複数のバッファを用意すれば、複数カーソルの操作の性能を良くすることができます。
バッファを使用しない場合、個数に0を指定します。
この領域は、クライアント側とサーバ側で獲得されます。バッファサイズを大きくするほど性能は良くなりますが、メモリが圧迫され、他のアプリケーションの実行に支障が発生する場合があります。
バッファサイズを大きくする場合、メモリの空き容量に注意してください。- 指定形式
CLI_RESULT_BUFFER = (個数,サイズ)- 個数
使用するバッファの個数を0〜255で指定します。
省略した場合、2になります。- サイズ
使用するバッファのサイズを1〜10240で指定します。
単位はキロバイトです。
省略した場合、32になります。
- CLI_SERVER_ENV_FILE使用するサーバ用の動作環境ファイル名を指定します。
コネクションごとにサーバの実行環境を変更する場合に指定します。- 指定形式
CLI_SERVER_ENV_FILE = (SQLサーバ名,ファイル名)- パラメタの意味
SQLサーバ名
接続するデータ資源名を記述します。ファイル名
サーバ用の動作環境ファイル名を、絶対パスで指定します。
- CLI_SORT_MEM_SIZEソート処理のために作業用ソート領域としてサーバ側で使用するメモリの大きさを指定します。
省略した場合、システム用の動作環境ファイルにおけるSORT_MEM_SIZEの指定に従います。
この領域は、RDBプロセスのローカルメモリにセション単位に獲得されます。- 指定形式
CLI_SORT_MEM_SIZE = (メモリサイズ)- パラメタの意味
メモリサイズ
サーバ側で使用するメモリの大きさを64〜2097150の範囲で指定します。
単位はキロバイトです。
- CLI_SQL_LEVEL予約語のレベルを設定します。
予約語のレベルを設定することで、キーワードの範囲を変更できます。
SQL2000以外を設定する場合、以下のように指定しますプロシジャルーチンを利用する場合、SQL95またはSQL96を指定します。- 指定形式
トリガ、行識別子または並列指定を利用する場合、SQL96を指定します。
CLI_SQL_LEVEL = ({SQL88 | SQL92 | SQL95 | SQL96 | SQL2000})- 省略時
CLI_SQL_LEVEL = (SQL2000)- パラメタの意味
SQL88
予約語のレベルをSQL88とします。SQL92
予約語のレベルをSQL92とします。SQL95
予約語のレベルをSQL95とします。SQL96
予約語のレベルをSQL96とします。SQL2000
予約語のレベルをSQL2000とします。
- CLI_SQL_SNAPSQL_SNAP機能を利用するかどうかを指定します。
SQL_SNAP機能は、開発元で障害を調査するときに、アプリケーションが実行したSQL文の情報をファイルに出力する機能です。
SQL_SNAP機能は情報をファイルに出力するため、使用するとドライバの性能が悪くなります。必要なときにだけ指定してください。- 指定形式
CLI_SQL_SNAP=(
出力モード
[,ファイル名]
[,出力レベル]
[,繰り返し幅]
[,プロセス指定])- 省略時
CLI_SQL_SNAP=(OFF)- パラメタの意味
出力モード
SQL_SNAP機能を使用するかどうかを指定します。ON
SQL_SNAP機能を利用する場合に指定します。
OFF
SQL_SNAP機能を利用しない場合に指定します。ファイル名
出力するスナップファイルのファイル名を指定します。出力レベル
ファイル名にはパスと拡張子名を指定できます。
ファイル名が省略された場合、sqlexec.snpというファイル名になります。
拡張子が省略された場合、snpという拡張子名になります。
パスが省略された場合、実行するアプリケーションのカレントディレクトリに出力します。
スナップファイルの接続レベルでの出力単位を指定します。
省略した場合、CONになります。
DSN繰り返し幅データソース単位でスナップファイルを出力します。CONコネクション単位でスナップファイルを出力します。
このパラメタが指定された場合、コネクション単位でファイル名を区別するために、指定したファイル名の後ろにコネクションを識別する数値が付加されます。例)コネクションが2つ存在する場合
指定したファイル名
sqlexec.snp実際のファイル名
sqlexec_2.snp
sqlexec_5.snp
スナップファイルの出力方法を1〜32767で指定します。
省略した場合、0になります。0プロセス指定
接続から切断するまでの間に実行したAPIのスナップ情報をすべて出力します。0以外
指定された値だけAPIのスナップ情報を出力します。
スナップファイルのシステムレベルでの出力単位を指定します。
省略した場合、SYSになります。SYSシステム単位でスナップファイルを出力します。PRCSプロセス単位でスナップファイルを出力します。 このパラメタが指定された場合、プロセス単位でファイル名を区別するために、指定したファイル名の後ろにプロセスを識別する数値が付加されます。例)プロセスが2つ存在する場合指定したファイル名
sqlexec.snp実際のファイル名
sqlexec_2435.snp
sqlexec_5654.snp
- CLI_TRAN_SPECSQL文が実行中にエラーとなった場合のトランザクションの対処方法を指定します。- 指定形式
CLI_TRAN_SPEC = ({NONE | TRANSACTION_ROLLBACK})- 省略時
CLI_TRAN_SPEC = (NONE)- パラメタの意味
NONE各プラットフォームのトランザクションの仕様に従います。TRANSACTION_ROLLBACK
SQL文の実行がエラーとなった場合、トランザクションをロールバックします。
- CLI_WAIT_TIMEサーバからのデータ受信の待ち時間を指定します。
単位は秒です。
このパラメタで指定された時間内に、サーバからのデータが受信できなかった場合、実行中のSQL文はエラーとなり、コネクションは切断されます。
0を指定した場合、データが受信できるまで待ちます。- 指定形式
CLI_WAIT_TIME = (待ち時間)- 省略時
CLI_WAIT_TIME = (0)- パラメタの意味
待ち時間
待ち時間を0〜32767で指定します。
- CLI_WORK_PATHサーバ側で使用する作業用ソート領域および作業用テーブルとして、サーバ側での獲得先ディレクトリを指定します。省略した場合、システム用の動作環境ファイルにおけるWORK_PATHの指定に従います。
- 指定形式
CLI_WORK_PATH = (ワークパス名[,ワークパス名]・・・)- パラメタの意味
ワークパス名
サーバ側で使用する作業用ソート領域および作業用テーブルとして、サーバ側での獲得先ディレクトリを指定します。
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