Solaris TeamWARE Office 200X V2.0 インストールガイド |
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第6章 MIMEゲートウェイ関連ソフトの設定 |
TeamWARE Officeのユーザへのメールを、MIMEゲートウェイと同じコンピュータ上のsendmailを使用して配信させる場合と、異なるコンピュータ上のsendmailを使用して配信させる場合とでは、sendmailの定義方法は異なります。以下に、それぞれの場合のsendmailの設定例を示します。
sendmailは、バージョン8以降を使用してください。 ここで説明している例は、MIMEゲートウェイと連携するために最小限必要な部分だけであり、実際には運用環境に合わせてきめ細かく設定する必要があります。設定方法については、sendmail.cfの記述方法を説明した専門書などを参照してください。 |
TeamWARE Officeのユーザのインターネットアドレスをuser@tw.fujitsu.co.jpと仮定した場合の例を以下に示します。
Mtwu,P=/usr/bin/torecvm,E=\r\n,F=CDFmMnPu,S=0,R=0,A=torecvm -d/to/smtp -f$f -r$u
パラメータの定義例 |
パラメータ定義例の意味 |
---|---|
Mtwu |
twuというローカルメーラを定義します。 |
P=/usr/bin/torecvm |
sendmailが起動するプログラム(torecvm)をフルパスで指定します。(/usr/binはTeamWARE Officeのtorecvmのインストール先) |
E=\r\n (固定値) |
データの終わりにCR/LFを付加します。 |
F=CDFmMnPu (固定値) |
torecvmをsendmailが起動する際のsendmailの起動フラグを指定します。 |
S=0 |
送信者のアドレスに対してルールセットを呼び出しません。 |
R=0 |
受信者のアドレスに対してルールセットを呼び出しません。 |
A=torecvm |
torecvmを呼び出す際の引数を定義します。 |
-d/to/smtp |
MIMEゲートウェイが使用する受信用のキューディレクトリを指定します。(/toはTeamWARE Officeの標準インストール先) |
-f$f (固定値) |
送信者アドレスを指定します。 |
-r$u (固定値) |
受信者アドレスを指定します。 |
DY tw.fujitsu.co.jp
パラメータの定義例 |
パラメータ定義例の意味 |
---|---|
DY |
Yという変数でtw.fujitsu.co.jpというドメイン名を定義します。 |
R$*<@$*$Y>$*$#twu$@$w$:$1@$2$Y$3
パラメータの定義例 |
パラメータ定義例の意味 |
---|---|
R$*<@$*$Y>$* |
宛先にtw.fujitsu.co.jpが含まれる場合のルールを定義します。 |
$#twu |
twuというメーラを使用します。 |
$@$w |
ホスト名は$wを指定します。 |
$:$1@$2$Y$3 |
$1@$2$Y$3というアドレス形式にして呼び出します。 |
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TeamWARE Officeのユーザのインターネットアドレスをuser@tw.fujitsu.co.jpと仮定し、更に転送するMIMEゲートウェイの定義されているコンピュータのホスト名をtwhostと仮定した場合の例を、以下に示します。
DY tw.fujitsu.co.jp
パラメータの定義例 |
パラメータ定義例の意味 |
---|---|
DY |
Yという変数でtw.fujitsu.co.jpというドメイン名を定義します。 |
R$*<@$*$Y>$*$#smtp $@twhost $:$1@$2$Y$3
パラメータの定義例 |
パラメータ定義例の意味 |
---|---|
R$*<@$*$Y>$* |
宛先にtw.fujitsu.co.jpが含まれる場合のルールを定義します。 |
$#smtp |
smtpというメーラを使用します。 |
$@twhost |
このメールを転送するホストはtwhostを指定します。 |
$:$1@$2$Y$3 |
$1@$2$Y$3というアドレス形式にして転送します。 |
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