Windows NT(R) TeamWARE Office 200X V2.0 インストールガイド |
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第8章 クラスタシステム配下でのTeamWARE Office | > 8.1 クラスタシステムとは |
新しくTeamWARE Officeをクラスタシステム配下にインストールし、ディレクトリサーバを作成する方法について説明します。
インストールは基本的に通常のシステムにインストールする場合と同じ方法で行います。ここではクラスタシステム特有の設定項目についてのみ説明します。
サーバには運用系サーバと待機系サーバがありますが、TeamWARE Officeでの名称としては、最初にTeamWARE Officeをインストールした方が運用系サーバになります。
セットアッププログラムを起動すると、セットアップ媒体の確認ウィンドウが表示されたあと、以下に示すウィンドウが表示されます。
[クラスタシステム用セットアップ]を選択すると、クラスタシステムとしてセットアップを行うことができます。[通常セットアップ]を選択すると、クラスタシステム配下であっても、その機能を使用せずに通常の運用をすることができます。
インストールモードの選択画面で表示されているインストール先ディレクトリは、標準設定では以下のディレクトリになっています。
<共用ディスクのドライブ名>:\TEAMWARE\SERVER
別のディレクトリを選択する場合は、32文字以内の英数字で指定し、必ず共用ディスクを選択するように注意してください。
ディレクトリ名には、ピリオド“.”を使用しないでください。 |
[クラスタシステム用セットアップ]を選択すると、以下に示すウィンドウが表示されます。ここでクラスタシステムへ登録するTeamWARE Officeグループの定義を行います。
[IPアドレス]テキストボックスに、インストール中のTeamWARE Officeサーバが使用するIPアドレスを入力します。ここで指定したIPアドレスを使用して、サーバへのログインを行います。
IPアドレスは、システム内でユニークなものでなければなりません。
[サブネットマスク]テキストボックスに、サブネットマスク番号を入力します。標準設定では、255.255.255.128です。
[ホスト名]テキストボックスに、TeamWARE Officeサーバのホスト名を入力します。ホスト名を使用してサーバへのログインを行いたい場合は、[to config]コマンドを使用してトランスポートを再設定する必要があります。また、ホスト名を使用してサーバへログインを行いたい場合は、サーバおよびクライアントにおいて、本ホスト名を認識できる設定が必要です。
ホスト名は、システム内でユニークなものでなければなりません。クラスタシステムへのインストールを実行する前に、あらかじめHOSTSファイルに設定してください。
[ネットワーク種別]テキストボックスに、ネットワーク種別を指定します。これは、そのネットワークの役割を示すものであり、インストール時に設定したネットワーク名の中からクラスタシステムを選択します。
[ホスト名]テキストボックスには、DNS名は入力しないでください。 |
ここで設定した4つの項目は、クラスタアドミニストレータ上で設定する、以下の項目に対応します。
TeamWARE Server IPリソースのプロパティにおける、「アドレス」です。
TeamWARE Server IPリソースのプロパティにおける、「サブネットマスク」です。
TeamWARE Server NetworkNameリソースのプロパティにおける、「名前」です。
TeamWARE Server IPリソースのプロパティにおける、「使用するネットワーク」です。
これらの項目の、クラスタアドミニストレータ上での設定画面を、以下に示します。
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