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付録G [to.ini]ファイル

G.4 [TOSERVER]セクション

[TOSERVER]セクショでは、サーバ内で動作するサービスの定やデータベースの格納場などが定義されます。設定例を以下に示します。

<設定例>

[TOSERVER]
 transports = 1
 protocols = server
 services = mail, library, calendar, forum, searchpro
 database_path = directory, /to/database
 index_path = directory, /to/database
 attachment_path = directory, /to/database
 database_path = mail, /to/database
 index_path = mail, /to/database
 attachment_path = mail, /to/database
 database_path = calendar, /to/database
 index_path = calendar, /to/database
 attachment_path = calendar, /to/database
 database_path = library, /to/database
 index_path = library, /to/database
 attachment_path = library, /to/database
 database_path = forum, /to/database
 index_path = forum, /to/database
 attachment_path = forum, /to/database

◆transports

<設定形式>

transports = トランスポート番号(自動切断時間)

<設定例>

クライアントの未使用状態が10分を経過すると、自動的に切断します。

transports =1(10)


  • 自動切断が行われると、クライアント切断用パケットがサーバ側からクライアント側に送出されます。この時、サーバとクライアントがルータを経由して接続され、そのルータ間がWANで接続されている形態などでは、利用形態によって回線使用料が加算される場合があり、注意が必要です。
  • 自動切断が行われると、ログアウトのイベントが監査ログに記録されません。ログアウトのイベントが正しく記録されていない監査ログを集計するとログインの数に比べてログアウトの数が極端に少ない集計結果になる場合があります。

◆protocols

toserverプロセスが使用するプロトコル種別が設定されます。

<設定形式>

protocols = プロトコル種別

◆services

toserverプロセスで動作させるサービス種別が設定されます。本パラメータは、[to config]コマンドのサービスセットアップによりインストールしたサービスが設定されます。

<設定形式>

services = 起動サービス名,起動サービス名,…


◆database_path

サービスごとのデータファイル用データベースの格納ディレクトリ名が設定されます。本パラメータは、[to config]コマンドで変更できます。変更方法は、"6章 サービスの管理"の各サービスの節を参照してください。

<設定形式>

database_path = サービス名,格納ディレクトリ名


  • データベースの各ファイル用のパス名は、2階層以上を指定してください。たとえば、"d:\database"(1階層)とは指定せずに、"d:\to\database"(2階層)のように指定してください。
  • データベースの各ファイル用のパス名にリムーバブルディスクやネットワークドライブを指定することは出来ません。

◆index_path

サービスごとのインデックスファイル用データベースの格納ディレクトリ名です。サービスのインストール時に設定します。[to config]コマンドで変更できます。変更方法は、"6章 サービスの管理"の各サービスの節を参照してください。

<設定形式>

index_path = サービス名,格納ディレクトリ名

  • データベースの各ファイル用のパス名は、2階層以上を指定してください。たとえば、"d:\database"(1階層)とは指定せずに、"d:\to\database"(2階層)のように指定してください。
  • データベースの各ファイル用のパス名にリムーバブルディスクやネットワークドライブを指定することは出来ません。

◆attachment_path

サービスごとの添付ファイル用データベースの格納ディレクトリ名です。サービスのインストール時に設定します。[to config]コマンドで変更できます。変更方法は、"6章 サービスの管理"の各サービスの節を参照してください。

<設定形式>

attachment_path = サービス名,格納ディレクトリ名

  • データベースの各ファイル用のパス名は、2階層以上を指定してください。たとえば、"d:\database"(1階層)とは指定せずに、"d:\to\database"(2階層)のように指定してください。
  • データベースの各ファイル用のパス名にリムーバブルディスクやネットワークドライブを指定することは出来ません。

◆icache

サービスごとのインデックス用キャッシュサイズです。キャッシュサイズが大きくなれば、データベースへのアクセス速度が早くなります。しかし、大きな値を設定するとメモリ不足が発生するため、メモリの空き容量を確認して値を決定してください。

本パラメータは、[to config]コマンドで変更できます。変更方法は、"6章 サービスの管理"の各サービスの節を参照してください。

<設定形式>

icache = サービス名,インデックスキャッシュサイズ

◆ocache

サービスごとのデータファイル用オブジェクトキャッシュのサイズです。本製品より本パラメータは設定不要となります。ただし、旧製品からの移行でocacheパラメータを設定している場合の動作は変更ありません。

◆volume_check_interval

統計情報モニタ(詳細は"18.8.2 統計情報の監視"を参照)で表示されるデータベースサイズを計算する間隔を指定します。

本パラメータは、テキストエディタを使用して設定します。

<設定形式>

volume_check_interval = 数値



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