マシン管理説明書 2.6 |
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第2章 マシン管理の各機能 | > 2.1 ハードウェア監視機能 |
ハードウェアの異常・寿命の監視、および故障の兆しを発見(以降、予防監視といいます)する機能です。また、ハードウェアの状態に変化が生じた場合、ログ情報をログファイルに格納し、設定した宛先にメールで情報を通知することができます。
なお、一部のハードウェアは監視するための設定を行う必要があります。
本機能は、基本的には運用時に使用しますが、必要に応じて、本体装置導入時およびハードウェア交換時にも使用します。
ハードウェア監視情報機能では、ハードウェアごとに監視種別が異なります。
ハードウェアと監視種別の対応を以下の表に示します。
○:監視可能、−:監視不要
ハードウェア |
監視種別 |
||
---|---|---|---|
異常監視 |
寿命監視 |
予防監視 |
|
バッテリ |
− |
○(注3) |
− |
ファン(注1) |
○(注3) |
○(注3) |
− |
ディスク |
○ |
− |
○(注3) |
テープ系装置 |
○ |
− |
− |
CPU |
○ |
− |
○ |
メモリ |
○ |
− |
○ |
電源装置(注2) |
○(注3) |
− |
− |
UPS装置 |
○(注4) |
− |
− |
DTAG |
○(注3) |
− |
− |
PCI |
○ |
− |
− |
BUS |
○ |
− |
− |
TTY ドライバ |
○ |
− |
− |
注1)本体装置および拡張ファイルユニットのファンが監視対象です。
注2)本体装置および拡張ファイルユニットの電源装置が監視対象です。
注3)富士通 S series、GP-Sファミリーは除く。
注4)PRIMEPOWER1/100、富士通 S series、GP-Sファミリーは除く。
○:監視可能、−:監視不要
ハードウェア |
監視種別 |
||
---|---|---|---|
異常監視 |
寿命監視 |
予防監視 |
|
バッテリ |
− |
○ |
− |
ファン(注1) |
○ |
○ |
− |
ディスク |
○ |
− |
○ |
テープ系装置 |
○ |
− |
− |
CPU |
○ |
− |
○ |
メモリ |
○ |
− |
○ |
電源装置(注2) |
○ |
− |
− |
UPS装置 |
○ |
− |
− |
システムボード |
○ |
− |
− |
PCI |
○ |
− |
− |
BUS |
○ |
− |
− |
TTY ドライバ |
○ |
− |
− |
操作パネル |
○ |
− |
− |
RCI接続機器 |
○ |
− |
− |
注1)本体装置および拡張ファイルユニットのファンが監視対象です。
注2)本体装置および拡張ファイルユニットの電源装置が監視対象です。
○:監視可能、−:監視不要
ハードウェア |
監視種別 |
||
---|---|---|---|
異常監視 |
寿命監視 |
予防監視 |
|
バッテリ |
− |
○(注3) |
− |
ファン(注1) |
○(注3) |
○(注3) |
− |
ディスク |
○ |
− |
○ |
テープ系装置 |
○ |
− |
− |
CPU |
○ |
− |
○ |
メモリ |
○ |
− |
○ |
電源装置(注2) |
○(注3) |
− |
− |
UPS装置 |
○(注4) |
− |
− |
システムボード |
○(注4) |
− |
− |
PCI |
○ |
− |
− |
BUS |
○ |
− |
− |
TTY ドライバ |
○ |
− |
− |
操作パネル |
○(注4) |
− |
− |
RCI接続機器 |
○(注4) |
− |
− |
PCIBOX |
○(注4) |
− |
− |
PCIBOX電源 |
○(注4) |
− |
− |
注1)本体装置および拡張ファイルユニットのファンが監視対象です。
注2)本体装置および拡張ファイルユニットの電源装置が監視対象です。
注3)PRIMEPOWER900/1500/2500/HPC2500のみ
注4)PRIMEPOWER650/850のみ
○:監視可能、−:監視不要
ハードウェア |
監視種別 |
||
---|---|---|---|
異常監視 |
寿命監視 |
予防監視 |
|
ディスク |
○ |
− |
○ |
テープ系装置 |
○ |
− |
− |
CPU |
○ |
− |
○ |
メモリ |
○ |
− |
○ |
PCI |
○ |
− |
− |
BUS |
○ |
− |
− |
TTY ドライバ |
○ |
− |
− |
注1)本体装置および拡張ファイルユニットのファンが監視対象です。
注2)本体装置および拡張ファイルユニットの電源装置が監視対象です。
ハードウェア監視情報の収集の仕組みを以下の図に示します。
1 |
|
2 |
マシン管理は、OSで検出されたエラーの中からハードウェアに関係する情報だけを抽出し、収集します。なお、OSで検出されたエラーは、syslogファイルに格納されています。 |
3 |
マシン管理は、一部のハードウェアを定期的に監視し、監視情報を収集します。 |
4 |
1、2、3で収集した監視情報は、ログファイルに格納されます。 |
5 |
ハードウェア監視情報およびエラーメッセージを表示します。 |
ハードウェア監視情報機能の内容を以下の表に示します。
なお、本体装置の機種により提供されるメニューが異なります。
PRIMEPOWER1/100/200/400/600、GP7000F モデル200/200R/400/400R/400A/600/600Rおよび富士通S series、GP-Sファミリーについては、「3.1.2 本体装置の機種と提供メニュー」を参照してください。
PRIMEPOWER250/450については、「3.2.2 本体装置の機種と提供メニュー」を参照してください。
PRIMEPOWER650/850/900/1500/2500/HPC2500については、「3.3.2 本体装置の機種と提供メニュー」を参照してください。
PRIMEPOWER800/1000/2000およびGP7000F モデル1000/2000については、「3.4.2 本体装置の機種と提供メニュー」を参照してください。○:本体装置導入時に設定 △:必要に応じて設定 −:設定情報なし
機能名
概要
設定情報の有無
( )内は担当者ハードウェア異常イベント管理
現在、本体装置で発生している異常部品とエラー内容を検索して表示します。
検索の条件を以下に示します。
- 表示範囲指定
- 時間帯指定
- 部品種別指定
- 表示順(最新情報から表示、古い情報から表示)
−
バッテリ寿命監視
バッテリの寿命監視を行います。
バッテリ寿命監視のメニュー項目を以下に示します。
- バッテリ寿命情報表示
バッテリ寿命情報の一覧を表示します。- バッテリ寿命情報追加
新規のバッテリ寿命情報を設定します。- バッテリ寿命情報設定
設定済のバッテリ寿命情報を変更します。- バッテリ寿命情報削除
バッテリ寿命情報を削除します。- バッテリ寿命通知設定
バッテリの状態変化を通知する/通知しないを設定します。また、交換通知時期を設定します。なお、バッテリ寿命監視の各種設定は、本体装置導入時およびバッテリ交換時に行います。
△
(担当技術員)ファン監視
ファンの寿命監視および異常監視を行います。
ファン監視のメニュー項目を以下に示します。
- ファン監視情報表示
ファン監視情報の一覧を表示します。- ファン監視情報設定
ファン監視情報を設定または変更します。- ファン監視通知設定
ファンの状態変化を通知する/通知しないを設定します。また、交換通知時期を設定します。なお、接続されているファンは、本体装置起動時より自動的に監視されます。また、ファン交換時には、ファン監視の設定を行います。
△
(システム管理者)ディスク監視
ディスクの異常監視および予防監視を行います。ディスク監視のメニュー項目を以下に示します。
- ディスク監視情報表示
ディスク監視情報の一覧を表示します。- ディスク監視情報設定
ディスク監視情報を設定または変更します。- ディスク監視通知設定
ディスクの状態変化を通知する/通知しないを設定します。なお、接続されているディスクは、本体装置起動時より自動的に監視されます。
△
(システム管理者)テープ系装置監視
テープ系装置の異常監視およびクリーニング要求監視を行います。
テープ系装置監視のメニュー項目を以下に示します。
- テープ系装置監視情報表示
テープ系装置監視情報の一覧を表示します。- テープ系装置監視情報設定
テープ系装置監視情報を設定または変更します。- テープ系装置監視通知設定
テープ系装置の状態変化を通知する/通知しないを設定します。なお、接続されているテープ系装置は、本体装置起動時より自動的に監視されます。
△
(システム管理者)CPU監視
CPUの異常監視および予防監視を行います。
CPU監視のメニュー項目を以下に示します。なお、CPUは、本体装置起動時より自動的に監視されます。
△
(システム管理者)メモリ監視
メモリの異常監視および予防監視を行います。
メモリ監視のメニュー項目を以下に示します。なお、メモリは、本体装置起動時より自動的に監視されます。
△
(システム管理者)電源装置監視
電源装置の異常監視を行います。
電源装置監視のメニュー項目を以下に示します。
- 電源装置監視情報表示
電源装置監視情報の一覧を表示します。- 電源装置監視情報設定
電源装置監視情報を設定または変更します。- 電源装置監視通知設定
電源装置の状態変化を通知する/通知しないを設定します。なお、電源装置は、本体装置起動時より自動的に監視されます。
△
(システム管理者)UPS監視
UPSの異常監視を行います。
UPS監視のメニュー項目を以下に示します。なお、UPSは、本体装置起動時より自動的に監視されます。
△
(システム管理者)縮退監視
ハードウェアの縮退監視を行います。
メモリ、アダプタなどのハードウェアについて、本体装置初期化時のハードウェア診断で異常が発生しているかを監視します。縮退監視のメニュー項目を以下に示します。
なお、本体装置初期化時に異常が検出された場合は、縮退監視通知設定が必要になります。
運用時に異常が検出された場合は、メール通知するとともに異常部品を切り離して縮退運用を開始します。△
(システム管理者/担当技術員)監視通知情報の設定
各ハードウェアの状態変化をメール通知するための情報を設定します。
監視通知情報の設定のメニュー項目を以下に示します。○
(システム管理者)通報確認
通報確認用のテストログを発行し、XSCFのメール通報およびマシン管理のメール通報が行われることを確認します。発行できるテストログのレベルを以下に示します。
- ALARM
- WARNING
- NOTICE
−
ハードウェア監視情報の退避/復元
ハードウェア監視情報の退避および復元を行います。
ハードウェア監視情報の退避/復元のメニュー項目を以下に示します。なお、ハードウェア監視情報の退避および復元は、本体装置の再インストール時に行います。
−
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