Interstage Application Server 移行ガイド
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第4章 Interstage Application Server V6からの移行

4.11 イベントサービスの移行

 イベントサービスは、以下の製品で利用可能です。

 ここでは、V6.0以前のイベントサービスの移行時の注意事項について説明します。

【V6.0以前から8.0へ移行する場合の注意事項】

■イベントチャネルを閉塞モードで停止する場合の停止処理

 8.0では、Point-To-Pointモデルのメッセージングモデルのイベントチャネルを閉塞モードで停止した場合の停止処理が以下のように変更になっています。

 V6.0(変更前)までの停止処理を行いたい場合は、essetcnfコマンドおよびessetcnfchnlコマンドで設定できます。essetcnfコマンドおよびessetcnfchnlコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“essetcnf”および“essetcnfchnl”を参照してください。

■esmonitorchnlコマンドの表示形式

 8.0では、esmonitorchnlコマンドの表示形式が以下のように変更になっています。

 esmonitorchnlコマンドの表示形式の詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“esmonitorchnl”を参照してください。

■essetcnfコマンドおよびessetcnfchnlコマンドのオプション

 8.0では、essetcnfコマンドおよびessetcnfchnlコマンドのオプションが以下のように変更になっています。

■イベントサービスの自動セットアップ

 8.0では、V6.0で対応していたインストール後、自動的にイベントサービスのセットアップを行っていた処理が対応されていません。
 そのため、essetupコマンド、Interstage統合コマンド、またはInterstage管理コンソールを使用してイベントサービスのセットアップを行ってください。

■トレース情報

 8.0では、トレース情報がプロセス単位でも採取可能となったことから、イベントサービス運用時に必要なディスク容量、および共用メモリサイズが変更になっています。
 ディスク容量については“チューニングガイド”の“運用時に必要なディスク容量”−“Application Serverのサーバ機能を使用する場合”を、共用メモリサイズについては“チューニングガイド”の“Application Serverのサーバ機能運用時に必要なシステム資源”−“イベントサービスのシステム環境の設定”を参照してください。

■サンプルプログラム

 8.0では、C言語およびC++言語のサンプルプログラムは、Microsoft(R) Visual C++(R) .NET Standardのコンパイラ用に変更されています。


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