Interstage Job Workload Server クラスタ構築・運用ガイド |
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第3章 セットアップ | > 3.1 セットアップの全体像 |
バッチ実行基盤の環境には、以下の資源があります。
バッチジョブ定義データベース環境の資源は、以下の図のように運用ノード、待機ノードに配置されます。
バッチジョブ定義データベース環境にセットアップが必要な資源を以下に示します。
名称 |
概要 |
作成場所 |
---|---|---|
バッチジョブ定義データベース |
バッチジョブ定義を格納/管理するデータベースです。 |
運用ノード |
ネーミングサービス |
バッチ受付サービス、バッチジョブ定義データベース操作をするコマンドがバッチジョブ定義データベースにアクセスするために必要なサービスです。 |
運用ノード |
データソース(ローカル) |
バッチ受付サービス、およびバッチジョブ定義データベース操作をするコマンドがバッチジョブ定義データベースに接続するために必要な情報です。 |
運用ノード |
バッチジョブ定義データベース環境にセットアップが必要な資源については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチジョブ定義データベース環境のセットアップ資源”を参照してください。
バッチサーバ環境の資源は、以下の図のように運用ノード、待機ノードに配置されます。
バッチサーバ環境にセットアップが必要な資源を以下に示します。
名称 |
概要 |
作成場所 |
---|---|---|
ジョブスプール |
ジョブやジョブキューの管理で使用するスプールです。 |
共用ディスク |
ジョブログスプール |
ジョブ終了時にジョブログを格納するスプールです。 |
共用ディスク |
ジョブキュー |
投入されたジョブをキュー管理し、ジョブの実行優先順位の制御や、ジョブの流量制御などを行い、ジョブの投入から終了までを管理します。 |
共用ディスク |
名称 |
概要 |
作成場所 |
---|---|---|
イニシエータ |
バッチ受付サービスのジョブキューとバッチワークユニット間を接続して、ジョブの実行管理を行います。 |
運用ノード |
名称 |
概要 |
作成場所 |
---|---|---|
イベントチャネル |
バッチ実行サービスのイニシエータとバッチワークユニット間を接続し、ジョブの実行に関する情報のやり取りに使用する資源です。 |
運用ノード |
名称 |
概要 |
作成場所 |
---|---|---|
バッチワークユニット |
イニシエータから、ジョブの実行依頼を受け付け、バッチジョブ定義に従って、バッチアプリケーションを実行する環境です。 |
運用ノード |
名称 |
概要 |
作成サーバ |
---|---|---|
JDBC環境 |
バッチ受付サービスなどが、バッチジョブ定義データベースとアクセスするためのJDBC環境です。 |
運用ノード |
バッチ実行基盤が、運用ノードと待機ノード間で共用して使用する資源 (上図で示す“実行履歴ログ”、“異常時退避用ディレクトリ”も含む) は、共用ディスクに配置します。
バッチジョブが使用するファイル資源(業務データなどが格納されたファイルも含む)については、運用するバッチジョブやバッチアプリケーションの構成と、フェールオーバ後の運用を考慮して、配置場所を決めてください。また、バッチジョブ定義の資源定義で、既存ファイルを使用し、かつ、ファイル内容の同期が必要な場合は、ファイルの作成先に共用ディスクを指定してください。
バッチサーバ環境にセットアップが必要な資源については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチサーバ環境のセットアップ資源”を参照してください。
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