Interstage Job Workload Server クラスタ構築・運用ガイド
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第3章 セットアップ> 3.1 セットアップの全体像

3.1.1 バッチシステムの資源構成

バッチ実行基盤の環境には、以下の資源があります。

■バッチジョブ定義データベース環境の資源

バッチジョブ定義データベース環境の資源は、以下の図のように運用ノード、待機ノードに配置されます。

バッチジョブ定義データベース環境にセットアップが必要な資源を以下に示します。

名称

概要

作成場所

バッチジョブ定義データベース

バッチジョブ定義を格納/管理するデータベースです。

運用ノード
待機ノード

ネーミングサービス

バッチ受付サービス、バッチジョブ定義データベース操作をするコマンドがバッチジョブ定義データベースにアクセスするために必要なサービスです。

運用ノード
待機ノード

データソース(ローカル)

バッチ受付サービス、およびバッチジョブ定義データベース操作をするコマンドがバッチジョブ定義データベースに接続するために必要な情報です。

運用ノード
待機ノード


バッチジョブ定義データベース環境にセットアップが必要な資源については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチジョブ定義データベース環境のセットアップ資源”を参照してください。

■バッチサーバ環境の資源

バッチサーバ環境の資源は、以下の図のように運用ノード、待機ノードに配置されます。

バッチサーバ環境にセットアップが必要な資源を以下に示します。






バッチ実行基盤が、運用ノードと待機ノード間で共用して使用する資源 (上図で示す“実行履歴ログ”、“異常時退避用ディレクトリ”も含む) は、共用ディスクに配置します。
バッチジョブが使用するファイル資源(業務データなどが格納されたファイルも含む)については、運用するバッチジョブやバッチアプリケーションの構成と、フェールオーバ後の運用を考慮して、配置場所を決めてください。また、バッチジョブ定義の資源定義で、既存ファイルを使用し、かつ、ファイル内容の同期が必要な場合は、ファイルの作成先に共用ディスクを指定してください。


バッチサーバ環境にセットアップが必要な資源については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチサーバ環境のセットアップ資源”を参照してください。


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