Interstage Job Workload Server クラスタ構築・運用ガイド
目次 前ページ次ページ

第1章 バッチシステムのクラスタ構成

1.1 バッチシステムのクラスタの考え方

業務運用中にハードウェア障害やソフトウェア障害など不測の事態が発生して、システムダウンなどに陥った場合に備え、システムの高信頼化が必要です。
不測の事態に備えて、運用中のサーバマシン(運用ノード)とは別に、万一の場合に備えて運用待機しているサーバ(待機ノードと呼びます)を用意し、この運用ノードと待機ノード間でディスクを共用させます。運用ノードと待機ノードで共用されるディスク上にデータを配置し、ハード障害などで運用ノードがシステムダウンした場合には、待機ノードに業務を引き継ぎ、待機ノードからディスクにアクセスします。これにより、業務全体を停止させることなく運用を継続できるようにします。


目次 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007