Interstage Job Workload Server アプリケーション連携実行基盤 メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第3章 メッセージ番号がFSP_INTS-BAS_APで始まるメッセージ> 3.7 FSP_INTS-BAS_AP9000番台のメッセージ

3.7.2 FSP_INTS-BAS_AP9002

FSP_INTS-BAS_AP: ERROR: 9002: A connection to the message tracking DB could not be made. (error information=s*, JDBC data source definition name=t*,,flow definition name=u*)

FSP_INTS-BAS_AP: エラー: 9002: メッセージトラッキングDBへの接続に失敗しました。(エラー情報=s*,JDBCデータソース定義名=t*,フロー定義名=u*)

[可変情報]
s*:エラー情報(JDBC API例外情報)
t*:メッセージトラッキングDBのJDBCデータソース定義名
u*:フロー定義名

[意味]
メッセージトラッキングDBの接続でエラー情報に示すエラーが発生したため、メッセージトラッキングDBに接続できませんでした。

[システムの処理]
処理を中止します。

[ユーザの対処]
エラー情報を確認して原因を取り除き、処理を再実行してください。または、以下に示すどれかの対処を行ってください。その後、処理を再実行してください。

メッセージに含まれる文字列

対処方法

“ORA-01017”

以下のいずれかの可能性があります。

  • データベースユーザの認証に失敗しました。
    Interstage管理コンソールの[リソース] > [JDBC] > “JDBCデータソース定義名” > [環境設定]タブで、データベース接続情報の“ユーザ名”、“パスワード”を見直してください。
  • パスワードが“LOCK”状態です。パスワードの状態の変更方法は、“Interstage Business ApplicationServer トラブルシューティング”の“運用時の異常”の“JYP1011Eにより利用者の認証が失敗する場合”を参照してください。

“JYP1011E”

“ORA-01034”

Oracleが起動されていない可能性があります。Oracleが起動しているかどうかを確認してください。
起動していない場合は、Oracleを起動してください。

“ORA-01045”

以下を確認してください。

  • メッセージトラッキングDBのデータソース定義に指定してある、ユーザの権限が不足している可能性があります。“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“カスタムセットアップによる環境作成”を参照して、データベースユーザの権限を確認してください。データベース環境の作成時に使用した環境定義ファイル内の“apfw_mgridタグ”で指定した“アプリケーション連携実行基盤管理者ユーザ”を、Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [リソース] > [JDBC] > “JDBCデータソース定義名” > [環境設定]のユーザ名に指定してください。
  • フロー定義に登録してあるトラッキングDBのデータソースがメッセージトラッキングDBではない可能性があります。Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [サービス] > [アプリケーション連携実行基盤] > [フロー定義] > [環境設定]のトラッキングDBのデータソースにメッセージトラッキングDBのデータソース定義名が指定されていることを確認してください。
  • データベースにテーブルが存在しない可能性があります。テーブルが作成されていない場合、“Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)”の“データベースサーバの環境設定”を参照してメッセージトラッキングDBを作成してください。

“ORA-12505”

Interstage管理コンソールの[リソース] > [JDBC] > “JDBCデータソース定義名” > [環境設定]タブで、データベース接続情報の“SID”を見直してください。

“ORA-12514”

tnsnames.ora(注1)ファイル内にある、CONNECT_DATAのSERVICE_NAMEが見つかりませんでした。指定されたSERVICE_NAME が正しいかどうかを確認してください。

“The Network Adapter could not establish the connection”

Interstage管理コンソールの[リソース] > [JDBC] > “JDBCデータソース定義名” > [環境設定]タブで、データベース接続情報の“接続ホスト名”および“接続ポート番号”を見直してください。

“no ocijdbc9 in java.library.path”

JDBCデータソース定義の“ドライバタイプ/ネットワークプロトコル”に「oci/tcp」または「oci/ipc」を指定した場合、環境に誤りがあります。
以下を確認してください。

  • “Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“アプリケーション連携実行基盤で発生するトラブルの一覧”の“環境変数の設定”を参照して、環境変数の設定を見直してください。
  • OracleのOCIはネイティブライブラリを使用しています。Oracleクライアントパッケージがインストールされていることを確認してください。

“no ocijdbc10 in java.library.path”

“クローズされた接続です。”

“LDWrapperクラスがローカルデータベースアクセスをロードしていません”

  • “Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“アプリケーション連携実行基盤で発生するトラブルの一覧”の“環境変数の設定”を参照して、環境変数の設定を見直してください。

“JYP1006E”

以下を確認してください。

  • 利用者制御機能における実行資源の制限を超えている可能性があります。セキュリティパラメタ(注2)の値を確認してください。
  • メッセージトラッキングDBに使用するDBMSが起動していないか、再起動された可能性があります。
    再起動されている場合には、再度処理を実行してください。
    そうでない場合は、メッセージトラッキングDBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。

“JYP1010E”

Symfowareが起動されていない可能性があります。Symfowareが起動しているかどうかを確認してください。
起動していない場合は、Symfowareを起動してください。

“JYP2608E”

利用者制御機能における実行資源の制限を超えています。Codeの値を確認して、該当するセキュリティパラメタ(注3)の値を増やしてください。

“JYP9037E”

Symfowareのネーミングサービス(注4)に登録済みのデータソース定義に、ユーザIDまたはパスワードが設定されているか見直してください。

上記以外の場合

以下を確認してください。

  • “Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“アプリケーション連携実行基盤で発生するトラブルの一覧”の“環境変数の設定”を参照して、環境変数の設定を見直してください。
  • ネットワークケーブルに物理的問題がないか確認してください。
  • ネットワークの接続が正常であるか確認してください。
  • メッセージトラッキングDBに使用するDBMSのマニュアルを参照して、DBMS固有エラーコード(Symfowareの場合は“JYP”、Oracleの場合は“ORA-”から始まるエラーコード)の値から原因を取り除いてください。
  • Symfowareのネーミングサービス(注4)に登録されている登録情報を見直してください。
  • Interstage管理コンソールで、JDBCデータソース定義画面のDB接続テスト(注5)を実施して、データベース接続情報が正しいことを確認してください。

問題が解決しない場合は、“技術員連絡の前に”を参照して対処してください。

注1)tnsnames.oraファイルは$ORACLE_HOME/network/admin ディレクトリ配下にあります。
注2)セキュリティパラメタの詳細はSymfoware Serverマニュアルを参照ください。
注3)JYP2608Eの詳細はSymfoware Serverマニュアルを参照ください。
注4)Symfowareのネーミングサービスに登録されている情報を確認・変更するには“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“JDBCデータソース登録ツールを使用したデータソースの登録”または“symjdコマンドによるJDBCデータソースの登録”を参照してください。
注5) Interstage管理コンソールから、JDBCデータソース定義の設定情報の変更やDB接続テストを実施する場合は、Interstage管理コンソール > [Interstage Application Server] > [システム] > [リソース] > [JDBC] > “JDBCデータソース定義名” > [環境設定]で、[DB接続テスト]ボタンを押下してください。


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