Interstage Job Workload Server アプリケーション連携実行基盤 メッセージ集 |
目次
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ | > 第3章 メッセージ番号がFSP_INTS-BAS_APで始まるメッセージ | > 3.2 FSP_INTS-BAS_AP1000番台のメッセージ |
[可変情報]
s*:フロー定義名
t*:コリレーションID
u*:アプリケーション(フロー定義情報のアプリケーションの説明)
v*:エラー詳細メッセージ
[意味]
フロー定義情報内にデータ矛盾が検出され、ルーティング情報の解析に失敗しました。フロー定義情報が破壊されている可能性があります。
または、フロー定義DBの接続処理で異常が発生したため、ルーティング情報の解析が行えない可能性があります。
[システムの処理]
アプリケーション例外発生時の後処理に従い、アプリケーション例外の後処理を行います。ただし、アプリケーション例外発生時の後処理が破壊されている場合、もしくはフロー定義DBの接続処理で異常が発生した場合は、シリアライズファイルへメッセージは退避されます。シリアライズファイルの格納先は、後に出力されるメッセージの可変情報で確認してください。また、ルーティング情報が解析できなかったため、処理結果のメッセージの送信が行われない可能性があります。
[ユーザの対処]
アプリケーション例外発生時の後処理の結果を表すメッセージがシステムログ(syslog)に出力されます。“Interstage Business Application Server メッセージ集”で、そのメッセージの内容を確認してください。
また、以下のいずれかの対処を行ってください。
メッセージに含まれる文字列
対処方法
“SQLSTATE:28000”
以下のいずれかの可能性があります。
- データベースユーザの認証に失敗しました。フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース (注1)の“利用者識別子”および“パスワード”に誤りがある可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注4)。
- パスワードが“LOCK”状態です。パスワードの状態の変更方法は、“Interstage Business ApplicationServer トラブルシューティング”の“運用時の異常”の“JYP1011Eにより利用者の認証が失敗する場合”を参照してください。
“ErrorCode:1017”
“ORA-01017”
“JYP1011E”
“SQLSTATE:42000”
以下のいずれかの可能性があります。
- フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“利用者識別子”にデータベース環境の作成時に指定した“アプリケーション連携実行基盤管理者ユーザ”が指定されていない可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注4)。
- フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“利用者識別子”に指定したユーザの権限が不足している可能性があります。“apfwcrtdbenvコマンド”または“apfwcrtapenvコマンド”を利用したデータベース環境のセットアップを行った場合は、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“データベース環境セットアップコマンド実行時の異常”または“アプリケーションサーバ環境セットアップコマンド実行時の異常”を参照し、異常原因を特定してください。カスタムセットアップを利用したデータベース環境のセットアップを行った場合は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“カスタムセットアップを利用したデータベース環境のセットアップ”を参照して、データベースユーザの付与権限を確認してください。
- 接続先のデータベースがフロー定義DBではない、またはデータベースにテーブルが存在しない可能性があります。“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“データベースサーバの環境設計”を参照して、データベースが正しく作成されていることを確認してください。
“JYP2263E”
“ORA-00942”
“JYP7201E”
以下のいずれかの対処を行ってください。
- 環境変数の設定に誤りがある可能性があります。環境変数の設定を見直してください(注5)。
- フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“データソース名”に、フロー定義DB以外のデータソースが指定されている可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注4)。
“Look up 〜 not found”
フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“データソース名”で指定したデータソースが、Symfowareのネーミングサービス(注3)に登録されていません。
“Unknown host name”
フロー定義DBへの接続に使用する データベースリソース(注1)の“接続ホスト名”に指定したホストが見つかりません。データベースリソースの定義内容を見直してください(注4)。
“SYMNameServer isn't being started. HostName”
以下のいずれかの可能性があります。
- Symfowareのネーミングサービス(注3)が起動していない可能性があります。Symfowareのネーミングサービス起動状態やネットワーク環境を見直してください。
- 業務処理開始アプリケーションで、FlowClientのコンストラクタに指定した“データベースリソース名”が登録されていない可能性があります。フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)が正しく登録されているかを見直してください(注4)。
- フロー定義DBへの接続に使用する データベースリソース(注1)の“接続ホスト名”および“ポート番号”が誤っている可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注4)。
“〜 is not found”
“JYP1007U”
Symfowareのネーミングサービス(注3)に登録されている“ホスト名”に指定したホストが見つかりません。Symfowareのネーミングサービスの登録情報を見直してください。
“JYP1008U”
“JYP1010E”
フロー定義DBに使用するDBMSが起動していない可能性があります。フロー定義DBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。
また、Symfowareのネーミングサービス(注3)に登録されている“ホスト名”および“ポート番号”を見直してください。“SQLSTATE:08004”
“JYP5031E”
以下のいずれかの可能性があります。
- フロー定義DBに使用するDBMSが起動していない可能性があります。フロー定義DBに使用するDBMSの起動状態を見直してください。
- 環境変数の設定に誤りがある可能性があります。環境変数の設定を見直してください(注5)。
“JYP7210E”
Symfowareのネーミングサービス(注3)に登録されている“データ資源名”に指定されたデータベースが見つかりません。Symfowareのネーミングサービスの登録情報を見直してください。
“JYP1006E”
フロー定義DBに使用するDBMSが起動していないか、再起動された可能性があります。再起動されている場合には、再度処理を実行してください。そうでない場合は、フロー定義DBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。
“lookup failed”
Symfowareの場合
フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース (注1)の“データソース名”、“接続ホスト名”、“接続ポート番号”に誤りがあります。Oracleの場合
.bindingsファイルが作成されていないか、.bindingsファイルの作成に必要な環境設定に誤りがある可能性があります。
フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソースの定義内容を見直してください(注4)。
または、環境変数の設定を見直してください(注5)。“The Network Adapter could not establish the connection”
以下のいずれかの可能性があります。
- フロー定義DBに使用するDBMSが起動していない可能性があります。フロー定義DBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。
- フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“接続ホスト名”および“接続ポート番号”に誤りがある可能性があります。DB接続テスト(注2)を実施して、データベース接続情報が正しいことを確認してください。
“ORA-12514”
“ORA-12505”
以下のいずれかの可能性があります。
- フロー定義DBに使用するDBMSが起動していない可能性があります。フロー定義DBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。
- フロー定義DBへの接続に使用する データベースリソース(注1)の“SID名”に誤りがある可能性があります。DB接続テスト(注2)を実施して、データベース接続情報が正しいことを確認してください。
“Connection refused”
フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“SID名”に誤りがあります。DB接続テスト(注2)を実施して、データベースリソースの定義内容が正しいことを確認してください。
“ORA-12154”
“ORA-12541”
フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“ドライバタイプ”に「oci」を指定した場合、フロー定義DBに使用するDBMSが起動していない可能性があります。フロー定義DBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境、およびOracleの環境を見直してください。
エラー情報にデータソース名が表示される場合
以下のいずれかの可能性があります。
- フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“データソース名”に誤りがある可能性があります。DB接続テスト(注2)を実施して、データベースリソースの定義内容が正しいことを確認してください。
- Oracleの場合、.bindingsファイルが作成されていないか、.bindingsファイルの作成に必要な環境設定に誤りがある可能性があります。フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソースの定義内容を見直してください(注4)。また、環境変数の設定を見直してください(注5)。
“javax.naming.NameNotFoundException”
フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“PROVIDER_URL”に指定したフォルダが存在しません。指定したフォルダが存在するか確認してください。
“java.lang.UnsatisfiedLinkError”
フロー定義DBへの接続に使用する データベースリソース(注1)の“ドライバタイプ”に「oci」を指定した場合、環境に誤りがあります。OracleのOCIはネイティブライブラリを使用しているため、Oracleクライアントパッケージがインストールされていることを確認してください。
また、環境変数の設定を見直してください(注5)。“no ocijdbc9 in java.library.path”
“no ocijdbc10 in java.library.path”
“ELFCLASX4”
“ErrorCode:17037”
“ErrorCode:17008”
“com.fujitsu.symfoware.jdbc2.jndisp.SYMContextFactory”
環境変数の設定に誤りがあります。環境変数の設定を見直してください(注5)。
“LDWrapperクラスがローカルデータベースアクセスをロードしていません”
“com/sun/jndi/toolkit/chars/CharacterDecoder”
“com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory”
“java.lang.ExceptionInInitializerError”
“ClassNotFoundException”
“An error is in the specified data source name”
“指定されたデータソース名に誤りがあります”
“ClassCastException”
“java.lang.OutOfMemoryError”
java.lang.OutOfMemoryErrorが発生した可能性があります。Javaヒープのチューニング内容を見直してください。
OutOfMemoryErrorの対処の詳細については、“Interstage Application Server チューニングガイド”の“JDK/JREのチューニング”の“java.lang.OutOfMemoryErrorがスローされた場合”を参照してください。上記以外の場合
以下を確認してください。
- フロー定義DBに使用するDBMSのマニュアルを参照して、“SQLSTATE”および“ErrorCode”の値から原因を取り除いてください。
- フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソースの定義内容に誤りがある可能性があります。DB接続テスト(注2)を実施して、データベース接続情報が正しいことを確認してください。
問題が解決しない場合は、フロー定義情報が破壊されている可能性があります。“フロー定義情報が破壊されている場合”に示す対処を行ってください。
注1)フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソースは、業務処理開始アプリケーションで、FlowClientのコンストラクタに指定したデータベースリソースです。
注2) データベースリソースの定義内容で、DB接続テストを実施する場合は、Interstage管理コンソール > [Interstage Application Server] > [システム] > [リソース] > [JDBC] > “JDBCデータソース定義名” > [環境設定]で、[DB接続テスト]ボタンを押下してください。異常が発生した場合は、apfwmkrscコマンドを使用して、見直したデータベースリソースを登録してください。コマンドの詳細については、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
注3) Symfowareのネーミングサービスに登録されている情報を、確認または変更するためには“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“JDBCデータソース登録ツールを使用したデータソースの登録”または“symjdコマンドによるJDBCデータソースの登録”を参照してください。
注4) データベースリソースの定義内容を見直すには、apfwinforscコマンドのパラメタにデータベースリソース名を指定します。見直しの結果、データベースリソースの定義内容を変更する場合は、apfwmkrscコマンドを実行してください。コマンドの詳細については、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
注5) 環境変数の設定を見直すには、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“アプリケーション連携実行基盤で発生するトラブルの一覧”の“環境変数の設定”を参照してください。JDBCの環境設定を変更した場合、Interstage JMXサービスを再起動してください。
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