Interstage Job Workload Server リファレンス
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目次

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3.1 btfwcrtbtenv(バッチサーバ環境のセットアップ)
■名前
btfwcrtbtenv - バッチサーバ環境のセットアップ
■形式
btfwcrtbtenv [-w]
■機能説明
バッチサーバのバッチ実行基盤に必要な環境のセットアップを行います。
環境セットアップに必要な情報として、以下の「バッチセットアップ情報ファイル」を準備してください。
/etc/opt/FJSVibsbc/btfwsetup.conf

「バッチセットアップ情報ファイル」については、バッチセットアップ情報ファイルを参照してください。
本コマンドがセットアップを行う、環境を以下に示します。
- 共通設定
- Interstageのイベントサービスのセットアップ
- バッチ受付サービスの環境
- バッチジョブ定義データベース用のJDBC環境作成
- ジョブスプール/ジョブログスプールの作成
- ジョブキューの作成
- バッチ実行サービスの環境
- QueueConnectionFactoryの登録
- 各種イベントチャネルの作成
- Destination定義の登録
- バッチワークユニットの作成
- イニシエータの作成
「バッチジョブ定義データベース用のJDBC環境作成」を行う場合には、以下のように、ユーザIDの入力を促す問い合わせがあります。
Specify user ID for batch job definition DB connection. (default: btfwuser) : |
ユーザIDを入力すると、以下のようにパスワードの入力を促す問い合わせがあります。
Specify password for batch job definition DB connection. : |
したがって、標準出力をリダイレクションしていると、その契機がわからなくなります。
本コマンドが実行する各種コマンドの実行結果は、標準出力や標準エラー出力に出力されます。
本コマンド終了後、標準出力、標準エラー出力のメッセージを確認してください。

本コマンドにおける環境設定の流れなどの詳しい情報については、バッチサーバのセットアップコマンドの詳細を参照してください。
また、本コマンドを使用したセットアップ全体の作業の詳細については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”を参照してください。
■オプション
-w
クラスタ構成の待機ノードでセットアップを実施する場合に指定します。
■実行可能ユーザ
システム管理者(スーパユーザ)
■使用例
バッチサーバ環境のセットアップを行います。
■コマンドの復帰コード
0:正常終了
上記以外:異常終了
■注意事項
- 本コマンド実行中は、他のコマンドを実行しないでください。この場合、本コマンドまたは他のコマンドが異常終了する場合があります。
- 本コマンド実行時、Interstageは停止している必要があります。
Interstageが起動されている状態で本コマンドを実行した場合、本コマンドは異常終了します。
- 本コマンドは、書き込み権があるディレクトリをカレントとした状態で実行してください。
- 本コマンド実行時、JMXサービスが起動している必要があります。
JMXサービスが起動していない状態で本コマンドを実行した場合、本コマンドでJMXサービスの起動・停止を行います。
- 本コマンドの処理を中断する操作([Ctrl]+[C])などによりシグナルが発生した場合、以下のサービスは起動したままの状態の可能性があります。起動したままの場合は停止を行ってから、本コマンドを再度実行してください。
- セットアップが終了するまでは、Interstageの起動/停止、バッチ受付サービスの開始、バッチ実行サービスの開始は行わないでください。これらの操作を行った場合は、セットアップコマンドは途中で異常終了する場合があります。
- 1台のマシン上で、同時に複数のセットアップコマンドを実行しないでください。この場合、セットアップコマンドが異常終了する場合があります。
- 本コマンドを実行すると、syslogに“is20171”のエラーメッセージが出力されますが、本コマンド実行時に出力された場合は、問題ありません。

本コマンドが異常終了した場合の対処方法については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“異常発生時の対処”を参照してください。
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