PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) 10 オペレーティングシステム版)
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付録A メッセージ一覧> A.3 GFS 共用ファイルシステムのスクリプトメッセージ

A.3.1 sfcfsrm スクリプトのメッセージ


 

ERROR: sfcfsrm:0001: can not execute file_name

[説明]

 file_name が実行可能ではありません。

[対処]

 インストールガイドを参照して、パッケージを再インストールしてください。


 

ERROR: sfcfsrm:0002: management_partition is not available

[説明]

 管理パーティションとして指定した GDS のボリューム状態が ACTIVE ではありません。または、GFS の使用をやめる際に、当該ノードで sfcsetup -d によって管理パーティションから構成ノード情報を削除しないまま、GDS ボリュームを削除した可能性があります。

[対処]

 以下の手順で、ボリュームが存在するか確認してください。

# ls -l management_partition <Enter>

 

ERROR: sfcfsrm:0003: sfcfrmstart failed

[説明]

 sfcfrmd デーモンの起動に失敗しました。

[対処]

 本メッセージの前に出力された sfcfrmstart(1M) のエラーメッセージを確認し、そのエラーメッセージについて“A.5.3 sfcfrmstart コマンドのメッセージ”を参照し、対処を行ってください。


 

ERROR: sfcfsrm:0004: can not terminate daemon

[説明]

 daemon デーモンを停止することができませんでした。

[対処]

 fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


 

ERROR: sfcfsrm:0008: An error occurred while accessing a file path : errmsg

[説明]

 sfcfrmd デーモンの起動の保留を解除するためのファイルアクセスに失敗しました。

[対処]

 /var/opt/FJSVgfs ディレクトリが存在することを確認してください。存在する場合は、システムを再起動してください。存在しない場合は、インストールガイドを参照して、パッケージを再インストールしてください。


 

ERROR: sfcfsrm:0009: Querying the state of quorum failed

[説明]

 クラスタ整合状態の確認に失敗しました。

[対処]

 本メッセージの前に出力された rcqquery(1M) のメッセージを確認し、そのメッセージについて“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版)”の“rcqqueryメッセージ”を参照し、対処を行った後、システムを再起動してください。


 

ERROR: sfcfsrm:0010: Starting the sfcfrmd daemon failed because quorum does not exist

[説明]

 GUI からの CF 起動時に、クラスタ整合状態が保証されていないため、GFS サービスの起動を中止しました。sfcfrmd デーモンの起動方法を wait に設定している場合、GUI からの CF 起動時に、クラスタ整合状態が保証されていないと、GFS サービスの起動を中止します。

 以下の場合に、クラスタ整合状態が保証されないため、GFS サービスの起動を中止します。

[対処]

 全ノードの CF を停止した後に、GUI から CF の起動を行う場合は、本書の“12.6 GFS 共用ファイルシステムを利用している環境で GUI から CF を起動する手順”に従って、CF を起動してください。

 全ノードの CF 停止を行っていない場合、または、上記の手順に従っても、GFS サービスの起動に失敗する場合は、クラスタパーティションが発生したことが原因と考えられます。本書の“C.3.3 sfcfrmd デーモンが起動しない場合の対処”を参照し、対処を行ってください。


 

ERROR: sfcfsrm:0011: cannot get current zone information

[説明]

 zonename(1) が失敗しました。

[対処]

 zonename(1) を実行し、正しい結果が表示されることを確認した後、システムを再起動してください。再起動した後、再度問題が発生した場合は fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者に連絡してください。


 

WARNING: sfcfsrm:5001: Starting the sfcfrmd daemon was suspended because quorum does not exist

[説明]

 ノード起動時、マルチユーザモードに遷移時、または、GUI からの CF 起動時に、クラスタ整合状態が保証されていないため、sfcfrmd デーモンの起動が保留されました。

 通常は、クラスタ整合状が保証されない状態は、すべての運用ノードが起動するまでの一時的なものです。クラスタ整合状態が保証され次第 sfcfrmd デーモンは起動するため、対処は必要ありません。

 ただし、以下の場合は、クラスタ整合状態が保証されない状態が続くため対処が必要です。

[対処]

 本書の“C.3.3 sfcfrmd デーモンが起動しない場合の対処”を参照し、対処を行ってください。


 

WARNING: sfcfsrm:5002: Considering the start mode of the sfcfrmd daemon to be wait because getting the start mode failed

[説明]

 sfcfrmd デーモンの起動方法の取得に失敗したため、sfcfrmd デーモンの起動方法を wait として処理を開始しました。

[対処]

 GFS の起動に成功した場合は、特に対処は必要ありません。sfcfsrm スクリプトのエラーメッセージが他に出力された場合は、そのエラーメッセージの対処に従ってください。


 

NOTICE: sfcfsrm:2001: The suspended sfcfrmd daemon is resumed because quorum exist

[説明]

 クラスタ整合状態が保証されたため、保留されていた sfcfrmd デーモンの起動を再開しました。

[対処]

 特に対処は必要ありません。


 

NOTICE: sfcfsrm:2002: The suspended sfcfrmd daemon is resumed by ordering of sfcfrmstart

[説明]

 sfcfrmstart -f が実行されたため、保留されていた sfcfrmd デーモンの起動を再開しました。

[対処]

 特に対処は必要ありません。


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