Interstage Job Workload Server セットアップガイド |
目次
![]() ![]() |
第5章 バッチサーバ環境の作成 | > 5.1 バッチサーバ環境のセットアップ |
バッチサーバ環境のセットアップコマンド(btfwcrtbtenvコマンド)を投入します。
セットアップコマンドは、設定したバッチセットアップ情報ファイルの情報をもとに、必要な資源を作成します。
セットアップコマンドは、管理者(root権限)だけ使用可能です。
セットアップコマンドは、必要な資源を作成するために各種コマンドを投入しています。
各種コマンドの実行結果は、標準出力や標準エラー出力にメッセージとして出力されます。
したがって、本コマンド終了後、標準出力/標準エラー出力のメッセージを確認する必要があります。
さらに、バッチセットアップ情報ファイルのACCEPTOR要素のJDBC要素のcreate属性を省略、または"yes" を指定した場合、“JDBC環境の作成”が実施されます。
“JDBC環境の作成”を実施する場合、標準入力にユーザIDやパスワードの入力を求める問い合わせがあります。
したがって、セットアップコマンドの標準出力や標準エラー出力をリダイレクションしてしまうと、上記の入力を求める問い合わせの契機がわからなくなります。
セットアップコマンドのbtfwcrtbtenvコマンドを以下に示します。
btfwcrtbtenv |
セットアップコマンドの実行結果は、標準出力と標準エラー出力を確認する必要があります。
しかし、そこには多くのメッセージが出力されます。
そこで、ディスクトップマネージャなどのGUIに存在するターミナルを使用して、セットアップコマンドを投入することで、リダイレクションなどしなくても、簡単に確認することができます。
また、以下のように端末セッションの写しを作成するscriptコマンドを使用すると、あとで実行結果を簡単に確認できます。
- scriptコマンドの使用例
# script outfile
Script started, file is outfitle
# btfwcrtbtenv
:
# exit
exit
Script done, file is outfitle
#
※上記の場合、セットアップコマンドが出力する標準出力、標準エラー出力はすべてカレントディレクトリ配下の"outfitle"という名前のファイルに出力されます。
![]()
- セットアップコマンド(btfwcrtbtenvコマンド)のリファレンス、および動作の流れなどは、“Interstage Job Workload Server リファレンス”の“セットアップコマンドによる環境作成の流れ”を参照してください。
- scriptコマンドについては、OSのmanコマンドで確認してください。
![]()
- Interstageが起動している状態で、セットアップコマンドを投入した場合、セットアップコマンドは異常終了します。
- セットアップコマンド実行中に[Ctrl] + [C]で強制終了しないことを推奨します。
- セットアップコマンド実行時に、Interstageの起動/停止、JMXサービスの起動/停止、バッチ受付サービスの開始/停止、およびバッチ実行サービスの開始/停止などの操作をしないでください。
操作した場合には、セットアップコマンドは途中で異常終了する場合があります。
異常終了した場合には、“異常発生時の対処”を行ってください。- 1台のマシン上で、同時に複数のセットアップコマンドを起動しないでください。
起動した場合、セットアップコマンドは途中で異常終了する場合があります。
起動したすべてのセットアップコマンドが終了後、すべての結果を確認し異常終了した場合には、“異常発生時の対処”を行ってください。
目次
![]() ![]() |