Interstage Job Workload Server セットアップガイド
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第5章 バッチサーバ環境の作成> 5.1 バッチサーバ環境のセットアップ

5.1.3 セットアップコマンドの実行

バッチサーバ環境のセットアップコマンド(btfwcrtbtenvコマンド)を投入します。
セットアップコマンドは、設定したバッチセットアップ情報ファイルの情報をもとに、必要な資源を作成します。
セットアップコマンドは、管理者(root権限)だけ使用可能です。

セットアップコマンドは、必要な資源を作成するために各種コマンドを投入しています。
各種コマンドの実行結果は、標準出力や標準エラー出力にメッセージとして出力されます。
したがって、本コマンド終了後、標準出力/標準エラー出力のメッセージを確認する必要があります。

さらに、バッチセットアップ情報ファイルのACCEPTOR要素のJDBC要素のcreate属性を省略、または"yes" を指定した場合、“JDBC環境の作成”が実施されます。
JDBC環境の作成”を実施する場合、標準入力にユーザIDやパスワードの入力を求める問い合わせがあります。
したがって、セットアップコマンドの標準出力や標準エラー出力をリダイレクションしてしまうと、上記の入力を求める問い合わせの契機がわからなくなります。

セットアップコマンドのbtfwcrtbtenvコマンドを以下に示します。

btfwcrtbtenv


セットアップコマンドの実行結果は、標準出力と標準エラー出力を確認する必要があります。
しかし、そこには多くのメッセージが出力されます。
そこで、ディスクトップマネージャなどのGUIに存在するターミナルを使用して、セットアップコマンドを投入することで、リダイレクションなどしなくても、簡単に確認することができます。
また、以下のように端末セッションの写しを作成するscriptコマンドを使用すると、あとで実行結果を簡単に確認できます。
※上記の場合、セットアップコマンドが出力する標準出力、標準エラー出力はすべてカレントディレクトリ配下の"outfitle"という名前のファイルに出力されます。

下へ5.1.3.1 JDBC環境の作成
下へ5.1.3.2 セットアップコマンドで作成する各資源
下へ5.1.3.3 ワークユニット定義ファイル
下へ5.1.3.4 異常発生時の対処
下へ5.1.3.5 セットアップコマンドを強制停止した場合

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