Symfoware Active DB Guard 運用ガイド - Linux -
目次 索引 前ページ次ページ

付録A RLPのオンライン

作成したRLPは、rdbbconlineコマンドにより、複写元システムと複写先システムをオンラインにすることでバックアップセンタ運用を開始することができます。また、RLPのオフラインは、rdbbcofflineコマンドまたはrdbstopコマンドで実施します。

運用開始する時に複写元システムをログ取得モードのオンラインに設定し、複写先システムはログ反映モードのオンラインに設定します。Active DB Guardではこの設定により複写元システムと複写先システムおよびRERUNログの転送方向が決定します。

RLPのオフラインは以下の種類があります。通常のバックアップセンタ運用では、休止オフラインまたは切り替えオフラインを実行します。休止オフラインは一時的にオフラインにする場合に利用します。また、センタ切り替えを行う場合は、切り替えオフラインを実行します。なお、夜間、週末などでバックアップセンタ運用を停止する場合は、停止中に被災した場合のことを考慮して、切り替えオフラインを実行することを推奨します。

被災時などでバックアップセンタ運用を止める場合は、終了オフラインを実行します。なお、終了オフラインを実行すると該当RLPは再作成するまで利用できません。このため注意して実行してください。

[表:オフラインの種類]

オフラインの種類

意味

RERUNログの保証

契機

初期状態

RLP定義直後のオフライン

-

RLP作成

休止オフライン

一時的なオフライン

複写先システムへの転送完了(コネクション状態の場合)またはRLC退避完了(ディスコネクション状態の場合)

rdbbcofflineコマンドのm suspendオプションまたはrdbstopを実行

切り替えオフライン

センタ切り替え可能なオフライン

複写先システムへの反映完了(RLCまたは抽出ファイルなどに残存しているRERUNログなし)

rdbbcofflineコマンドのm switchオプションを実行

終了オフライン

バックアップセンタ運用を終了するオフライン

なし(RERUNログの保証なし)

rdbbcofflineコマンドのm termオプションを実行

センタ切り替えの詳細については“保守運用”を参照してください。

下へA.1 複写元システムのオンラインとオフライン
下へA.2 複写先システムのオンラインとオフライン
下へA.3 RLP状態とデータベース機能の実行可否

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006