Symfoware Active DB Guard 運用ガイド - Linux - |
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第1章 バックアップセンタ運用の方法 | > 1.1 バックアップセンタ運用の概要 | > 1.1.3 複写先システムを活用する運用 |
保守運用とは、センタ保守などのために利用者業務を運用するシステムを計画的に切り替る運用方法です。利用者業務を実行するシステムと保守を行うシステムを入れ替えることで、業務停止時間を最短にしたセンタ保守作業を実現します。
利用者業務を運用するセンタを切り替えるまでの流れを以下の図に示します。 切り戻しは、 切り替えと同じ手順で行います。
複写元システムでRLCを強制交替した後、出力されたRLC交替メッセージのRLC通番までのRLCを退避します。
RLCの退避が終了したら、RLPの運用情報を表示してすべてのRLCの退避が完了したことを確認してください。
RLPの運用情報表示については“RLPの運用情報表示”を参照してください。
複写先システムで切り替えオフラインを実行する前にすべてのRLCを抽出・反映します。
センタ切り替えが完了するまでの間、利用者業務はいったん停止します。センタ切り替え時間を考慮して保守運用の実施をスケジュールしてください。
センタ切り替えを目的として利用者業務を停止する場合、以下の条件を確認してください。
利用者業務で使用する利用者アプリケーションのコネクションを切断している
切り替えオフラインを開始する以下の条件を満たしている
両システムがコネクション状態である
複写元システムですべてのRLCの退避が完了している
複写先システムのすべてのRERUNログ反映処理が完了している
複写先システムですべてのRERUNログの抽出・反映処理が完了していない場合、センタ切り替え時間内に、複写先システムでRERUNログの抽出・反映処理の時間が確保できる
なお、利用者業務のうち更新処理を行っていないコネクションは切断する必要はありません。更新処理を行っていないコネクションとは、以下の操作を行っていないコネクションのことです。
DSIのデータを更新する操作
順序番号を生成する操作
DSIおよび順序に対するデータベースの定義および変更操作
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