Symfoware Active DB Guard 運用ガイド - Linux - |
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第1章 バックアップセンタ運用の方法 | > 1.1 バックアップセンタ運用の概要 |
バックアップセンタ運用の定常運用の流れを以下の図に示します。
定常運用はコネクション状態での運用です。
複写元システムでの利用者業務は、通常コネクション状態を確認してから開始します。コネクション状態にするために時間がかかり、どうしてもディスコネクション状態で利用者業務を開始しなければならない場合や、利用者業務開始後に複写先システムのRLCディスク破壊やネットワーク障害が発生した場合などは、退避運用により利用者業務やバックアップセンタ運用を継続することができます。退避運用の詳細は“退避運用"を参照してください。
バックアップセンタ運用中は、各RLPでRLCが交替するたびにRLC退避や抽出、反映を実施します。
定常運用では、RLCから抽出を行います。定常運用では、複写先システムの抽出処理ではシステムが次に処理すべきRLC通番を管理するため、複写先システムの利用者がRLC通番を意識する必要はありません。
RLCを強制交替した場合、出力された交替メッセージのRLC通番までのRLCを退避します。
RLCの退避が終了したら、RLPの運用情報を表示して、すべてのRLCの退避が完了したことを確認してください。RLPの運用情報表示については“RLPの運用情報表示”を参照してください。
複写元システムの停止時は、停止中の被災を考慮し、すべてのRLCを退避して複写先システムへ転送することを推奨します。すべてのRLCの退避および転送が完了していない状態で複写元システムが被災した場合、転送していないRERUNログを損失することがあります。RLC退避の詳細は“RLCの強制交替とRLCの退避”を参照してください。
操作の手順では休止オフラインでRLPを一時的に停止する手順を説明していますが、週末などまとまった期間に複写元システムを停止する場合は、停止中の被災を考慮し、切り替えオフラインでRLPを停止することを推奨します。
複写元システムの被災によるRERUNログの損失に備えて、定常運用でRLC退避ファイルを複写先システムへ転送することを推奨します。
バックアップセンタ運用では、定期的にBC管理DBやRLCなどの容量を監視する必要があります。BC管理DBの容量については“設計・セットアップガイド”の“容量監視と容量拡張”、RLCの容量については“設計・セットアップガイド”の“RLCの容量見積り”を参照してください。
スケーラブルログ運用で順序もバックアップセンタ運用の対象とする場合は、起動の際にシステムロググループのRLPもオンラインにする必要があります。
スケーラブルログ運用でRLPを複数作成している場合、RLPはすべて同じオンラインのモードを指定します。
データベースを更新した利用者アプリケーションが存在する場合や、RDBコマンドによるデータベースの更新中またはデータベースの定義操作中などは、RLPはオフラインにできません。データベースの更新およびデータベースの定義操作については“設計・セットアップガイド”の“データベースの定義操作”および“データベースの運用操作”を参照してください。
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