Symfoware Active DB Guard 解説書 - Linux -
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第2章 機能と運用> 2.1 Active DB Guardの機能

2.1.2 RLP連携処理

RLP連携処理は以下の2つの処理を行います。

なお、RLPは、Active DB Guardの運用の単位です。
以下にRLP連携処理の動作を示します。

[図:RLP連携処理]

■RLM(RERUN LOG MANAGER)

RLMは、RLP連携処理がシステム間で情報を交換し、運用制御を行うために利用するファイルで、メッセージ送信用の送信用RLMと受信用の受信用RMLの2つのファイルで構成されています。RLP連携処理は、RLMに書き込んだメッセージをストレージシステムのリモートコピー機能を利用し、送受信を行うことでシステム間の連携を行います。

■RLC(RERUN LOG CYCLE)

RLCは、RERUNログを格納する環境で、複数のRLCファイルで構成されています。複写元システムでRLCファイルに書き込まれたRERUNログは、ストレージシステムのリモートコピー機能を利用し、複写先システムのRLCファイルに書き込まれます。
また、RLCファイルは、任意の容量を持っており、RERUNログをRLCファイルの容量いっぱいまで書き込むと、満杯状態になります。満杯になると、別のRLCファイルに交替して、RERUNログの書き込みを継続します。これをRLC交替と呼びます。RLCファイルは、RLC交替を行うことで循環して使用します。

RLCの動作の詳細は、“RERUNログとRLCの動作”を参照してください。

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