Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
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付録A クラスタ環境でのリポジトリ操作手順> A.1 リポジトリの作成手順

A.1.2 スタンドアロン運用の場合(RDBを使用する場合)

 クラスタ環境で、RDBを使用してSmart Repositoryのスタンドアロン運用を行う場合の、リポジトリ作成手順を説明します。
 クラスタ環境の初期設定を、運用ノードをノード1、待機ノードをノード2とします。

  1. Symfoware Serverのクラスタシステムを構築します。Symfoware Serverのクラスタシステムを構築する際は、フェイルオーバ運用のスタンバイ機能を使用して構築してください。

    Symfoware Serverのクラスタシステムの構築については、Symfoware Serverのマニュアル“クラスタ導入運用ガイド”の“フェイルオーバ運用のセットアップ”、および“フェイルオーバの運用”を参照してください。

    なお、Symfoware Serverのクラスタシステムの構築の際、Symfoware/RDBの構築時に指定する各種パラメタについては、“Symfoware/RDBの構築”に記載されている値を指定してください。

  2. リポジトリを作成します。
    1. 運用ノード(ノード1)で、接続したInterstage管理コンソールを使用し、[システム] > [サービス] > [リポジトリ]の[新規作成]タブ画面(管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ]の[新規作成]タブ画面)で、リポジトリを作成します。

      リポジトリ作成時に指定する以下の設定項目には、共用ディスクのパスを指定してください。

      • [アクセスログ定義]の[格納先]

       


    2. 運用ノード(ノード1)でirepbacksysコマンドを実行し、手順aで作成したリポジトリの情報をディレクトリにバックアップします。

      irepbacksys -d X:\Backup\irep\rep001_back -R rep001 -confonly



      運用ノード(ノード1)でirepbacksysコマンドを実行し、手順aで作成したリポジトリの情報をファイルにバックアップします。

      irepbacksys -f /backup/irep/rep001_back -R rep001 -confonly

       

    3. 作成したバックアップファイルを、待機ノード(ノード2)にftpなどを使用して転送します。

    4. クラスタの切り替えを行い、ノード2を運用ノードにします。運用ノード(ノード2)でireprestsysコマンドを実行し、手順aで作成したリポジトリの情報をディレクトリからリストアします。

      ireprestsys -d X:\Backup\irep\rep001_back -R rep001 -confonly



      クラスタの切り替えを行い、ノード2を運用ノードにします。運用ノード(ノード2)でireprestsysコマンドを実行し、手順aで作成したリポジトリの情報をファイルからリストアします。

      ireprestsys -f /back/irep/rep001_back.tar.gz -R rep001 -confonly

       

  3. 運用ノード(ノード2)で、接続したInterstage管理コンソールを使用し、リポジトリを起動します。

 irepbacksys、およびireprestsysコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“バックアップコマンド”を参照してください。


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