NMCサーバ 2.2 |
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NMCサーバとは、Solaris(TM) Operating Environment(以降, Solaris OE) のサーバモデルに接続された、F6680エミュレータおよびI3270エミュレータを搭載したパソコン/ワークステーション、および、プリンタ装置(OPR,VSP,MMP)と、ホストコンピュータとの間の中継機能を実現する通信サーバのプログラムです。
本書では、以降パソコン、ワークステーション、およびプリンタ装置を特に区別する必要がない場合、これらを総称して“ワークステーション”と呼びます。また、プリンタ装置のみを区別する必要がある場合には、“実機”または“実機プリンタ”と呼びます。NMCサーバを使用することにより、ワークステーションのF6680/I3270ディスプレイ、プリンタ機能はもとより、LINKSERV機能、ハードコピー、ワークステーションライブラリ等も使用することができ、充実したホスト連携機能が実現されます。
上記の詳細については、 2.4 ワークステーションの機能を参照してください。
NMCサーバは、ワークステーションとの間を制御する部分(CU-DEV一次局ライブラリ)、ホストとの間を制御する部分(LU2制御)およびホストとワークステーションを中継する部分(中継機能)、および実機プリンタからの印刷資源要求を制御する部分(ロ−カルリクエスト制御)から構成されています。
CU-DEVとはCU(Control Unit:ディスプレイサブシステムの制御装置)とDEV(DEVice:ワークステーション)間のインタフェースであり、CUが一次局として動作し、DEVは二次局として動作します。
CU-DEVインタフェースをCU-DEVプロトコルとも呼びます。
NMCサーバを使用する場合のネットワークの接続形態を“図1.1”に示します。
図1.1 NMCサーバ接続形態
NMCサーバは、M/GSシリーズホストからSolaris OE サーバのファイルにダウンロードする機能をサポートしています。ダウンロードの対象はフォーマット定義体、フォームオーバレイ、利用者定義文字です。詳細は、第5章 ダウンロードを参照してください。
NMCサーバは、K/GRANPOWER6000シリーズホスト専用のエミュレータであるKシリーズ端末エミュレータをサポートしています。NMCサーバはKシリーズ端末エミュレータを接続した場合も、F6680エミュレータおよびI3270エミュレータと接続した場合とほぼ同じ機能を提供します。詳細は、第6章 Kシリーズ端末エミュレータを参照してください。
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