Netcompo アプリケーション会話サービス 2.1 LU6.2会話サービス編 - Solaris - |
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本章では、LU6.2会話サービスがトランザクションプログラムに通知する完了情報(return_code)について説明します。
"表:Verb完了情報"に、通知される完了情報(return_code)とその内容および対処方法について説明します。
完了情報 |
意味 |
対処 |
|
---|---|---|---|
非エラー系 |
OK |
発行されたバーブは正常に完了しました。 |
- |
UNSUCCESSFUL_RETRY |
発行されたバーブに対する有効な情報を受信していません。 |
そのバーブを再度発行するか、会話識別子を指定してappc_waitバーブを発行して、有効な情報の受信を待ってください。 |
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DEALLOCATE_NORMAL |
相手トランザクションプログラムの発行した。mc_deallocateバーブによって、会話が正常に終了しました。 |
通信を終了する場合、appc_closeバーブを発呼してください。 |
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FAILURE_CANCEL |
キャンセルが失敗しました。 |
appc_listenバーブが終了しているため、LISTEN識別子を指定したmc_receive_and_waitバーブを発行してください。 |
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WAIT_UNTIL_RTR |
相手トランザクションプログラムがデータを受信できない状態です。 |
appc_acceptバーブを発行して、RTR_RECEIVEDを待ってください。 |
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RTR_RECEIVED |
相手トランザクションプログラムが、データを受信できる状態になりました。 |
mc_allocateバーブを発行してください。 |
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システム環境誤り |
FD_FAILURE |
L6.2会話サービス本体とのストリーム開設に失敗しました。 |
LU6.2会話サービスが停止している場合、起動してください。 appc_openバーブで指定した自LU名が定義されていない。もしくは定義関係に誤りがあることが考えられるため、SNA(PU2.1)環境定義メニューで環境定義を作成してください。 "システム関連環境設定"が正しく設定されていることを確認してください。 |
SHM_FAILURE |
共用メモリに関する処理でLU6.2会話サービスの内部で異常が発生しました。 |
"システム関連環境設定"が正しく設定されていることを確認してください。 |
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SYSTEM_ERROR_NO_RETRY |
システムでリトライ不可能なエラーが発生しました。 |
システム構成、環境設定情報、メッセージの内容の控え、およびトレースの出力コマンドにより採取した情報を用意し、富士通技術員(SE)に連絡してください。 |
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環境情報誤り |
ENVIRONMENT_ERROR_NO_RETRY |
LU6.2会話サービス環境設定で定義された情報が存在しないか、または定義された内容に異常があります。 |
以下に示すLU6.2会話サービス環境情報の内容を確認し、正しい値を設定してください。
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BAD_LU_NAME |
指定されたLU名が、SNA拡張オプション環境設定で定義されていません。 |
以下に示すSNA拡張オプション環境情報の内容を確認し、正しい値を設定してください。
|
|
パラメタエラー |
PARAMETER_ERROR |
パラメタエラーが発生しました。 |
発行したバーブのパラメタを確認して下さい。 |
ALLOCATION_FAILURE_CONV_MISM |
自トランザクションプログラムの指定した会話タイプが、相手トランザクションプログラムの期待していたタイプと異なったため、会話開始要求が拒否されました。 |
相手システムがMAP会話で通信していることを確認してください。 |
|
BAD_TP_NAME |
指定したトランザクションプログラム名に誤りがあります。 |
指定したトランザクションプログラム名を確認してください。 |
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INVALID_CONV_TYPE |
会話のタイプに規定外の値が指定されました。 |
MAPPED_CONVERSATIONを指定してださい。 |
|
INVALID_SUB_VERB_TYPE |
バーブのサブタイプに規定外の値が指定されました。 |
発行したバーブのtypeまたはsub_typeに指定した値を確認してください。 |
|
状態エラー |
STAT_CHECK_BAD_STATE |
状態エラーが発生しました。 |
会話の状態を確認し、そのとき発行できる関数のみを発行してください |
BAD_CONV_ID |
指定された会話識別子は存在しません。 |
mc_allocateバブ、またはappc_acceptバーブで獲得た会話識別子を使用してください。 |
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SYNC_LEVEL_NOT_SUPPORTED_BY_CONV |
会話が同期レベルSYNC_NONEで作成されているため、確認処理は行えません。 |
確認処理を行わないようにするか、会話を同期レベルSYNC_CONFIRMで成してください。 |
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回線エラー |
DLC_ERROR_NO_RETRY |
下位ドライバでリトライ不可能なエラーが発生しました。 |
システム構成、環境設定情報、メッセージの内容の控え、およびトレースの出力コマンドにより採取した情報を用意し、富士通技術員(SE)に連絡してください。 |
VCP_ERROR_NO_RETRY |
FNA-BASEでリトライ不可能なエラーが発生しました。 |
||
LU62_DEACTIVATE |
LU6.2会話サービスが停止されました。 |
- | |
VCP_DEACTIVATE |
FNA-BASEが停止されました。 |
- | |
RESOURCE_FAILURE_NO_RETRY |
リトライ不可能なエラーが発生しました。 |
システム構成、環境設定情報、メッセージの内容の控え、およびトレースの出力コマンドにより採取した情報を用意し、富士通技術員(SE)に連絡してください。 |
|
SESSION_DEACTIVATED |
セションが切断されました。 |
- | |
DEALLOCATE_ABEND |
相手トランザクションプログラムが、サブタイプにSUB_ABENDを伴うmc_deallocateバーブを発行したため、会話が異常終了しました。 |
相手トランザクションプログラムを調査してください。 |
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ALLOCATION_FAILURE_NO_RETRY |
会話開始要求が相手トランザクションプログラムによって拒否されました。またはシステム資源に異常が発生しました。 |
システム構成、環境設定情報、メッセージの内容の控え、およびトレースの出力コマンドにより採取した情報を用意し、富士通技術員(SE)に連絡してください。 |
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ALLOCATION_FAILURE_SESSION_LIMIT |
セション数がオーバーしたため、会話を割り当てることができませんでした。 |
不要な会話を終了し、再度会話を割り当ててください。またはセション数を増やしてください。 |
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PROG_ERROR_NO_TRUNC |
相手トランザクションプログラムが、GDS変数の送信を始める前かまたは完全なGDS変数の送信が完了した後に、サブタイプがSUB_PROGのsend_errorバーブを発行しました。 |
相手トランザクションプログラムからのエラー情報の内容を調査してください。 |
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PROG_ERROR_PURGING |
相手トランザクションプログラムが、受信状態の会話で、サブタイプがSUB_PROGのsend_errorバーブを発行しました。 |
相手トランザクションプログラムからのエラー情報の内容を調査してください。 |
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LL_FORMAT_ERROR |
相手システムからプロトコル違反のデータを受信しました。 |
自トランザクションプログラム、および相手トランザクションプログラムの送受信データの内容を確認してください。 |
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INCONSISTENCY_IN_LU62 |
LU6.2会話サービスでエラーが発生しました。 |
システム構成、環境設定情報、メッセージの内容の控え、およびトレースの出力コマンドにより採取した情報を用意し、富士通技術員(SE)に連絡してください。 |
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