Netcompo アプリケーション会話サービス 2.1 LU6.2会話サービス編 - Solaris -
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目次
索引

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第3章 導 入
3.5 LU6.2会話サービスの環境設定
3.5.1 SNA(PU2.1)環境定義メニュー
3.5.1.4 モード情報定義
PU2.1環境定義:メインウィンドウの“資源”プルダウンメニューのモード情報を選択することで、モード情報の追加、更新、削除ができます。また、相手LU情報定義でLU属性に独立LUを指定し、未定義のモード名を追加することで、モード情報を追加することができます。
モード情報で指定した情報は、相手システムに定義したモード情報と折衝を行い決定されます。
モード情報定義で指定するパラメタを以下に説明します。
- モード名(Mode-Name)
- アプリケーション間の通信で使用するセションのパラメタ名を英大文字と数字8文字以内で指定します。英小文字は指定できません。
- 本パラメタは相手システムのモード名と一致させる必要があります。
- 競争勝者(Contention-Winner)
- 相手システムと会話開始が衝突したときの優先局を指定します。
- 勝者PLU(primary)
- 自局のトランザクションプログラムの会話開始が優先します。
- 勝者SLU(secondary)
- 相手局のトランザクションプログラムの会話開始が優先します。
- デフォルト値は、勝者PLU(primary)です。
- 本パラメタは、自システムからセションを確立したときに有効となります。
- セグメント分割(Segmentation-Support)
- 相手システムからセグメント分割されたセション確立コマンド(BINDコマンド)を受信したとき、組立処理を行うか否かを指定します。
- デフォルト値は、サポート(Yes)です。
- LUSデータ送信(LUS-Support)
- プロトコル制御データ(会話開始要求や会話終了など)を送信するときに、LUSコマンドで行うか、データで行うかを指定します。
- デフォルト値は、使用する(Yes)です。
- PLU最大送信RU長(PLU-Send-Max-RU-Size)
- 自システムからセションを確立したとき、LU6.2会話サービスの最大送信データ長をPLU送信最大RU長の下限値からPLU送信最大RU長の上限値の範囲で指定します。
- デフォルト値は、256バイトです。
- 本パラメタは、相手システムとの間で折衝が行われるため、相手システムの能力によっては本パラメタに指定した値より小さな値になることがあります。
- PLU最大送信RU長上限値(PLU-Send-Max-RU-Size-Upper-Bound)
- 相手システムからセションを確立したとき、自システムが受け入れられる相手システムの送信最大RU長の上限値を64〜32767バイトの範囲で指定します。相手システムの送信最大RU長が本パラメタより大きい場合、本パラメタに指定した値で相手システムと折衝を行います。
- デフォルト値は、32767です。
- PLU最大送信RU長下限値(PLU-Send-Max-RU-Size-Lower-Bound)
- 相手システムからセションを確立したとき、自システムが受け入れられる相手システムの送信最大RU長の下限値を64〜32767バイトの範囲で指定します。相手システムの送信最大RU長が本パラメタより小さい場合、本パラメタに指定した値で相手システムと折衝を行います。
- デフォルト値は、64です。
- PLU送信ウィンドウサイズ(PLU-Send-Pacing-Window-Size)
- 自システムからセションを確立したとき、自システムが連続して送信するデータ数を0から16の範囲で指定します。0を指定すると、自システムはペーシング制御を行いません。
- 本パラメタはセションレベルペーシング(Session-Level-Pacing)に“固定(fixed)”を指定した場合に有効となります。デフォルト値は、3です。
- PLU受信ウィンドウサイズ(PLU-Recv-Pacing-Window-Size)
- 自システムからセションを確立したとき、自システムが連続して受信するデータ数を0から16の範囲で指定します。0を指定すると、自システムはペーシング制御を行いません。
- 本パラメタはセションレベルペーシング(Session-Level-Pacing)に“固定(fixed)”を指定した場合に有効となります。デフォルト値は、3です。
- SLU最大送信RU長(SLU-Send-Max-RU-Size)
- 自システムからセションを確立したとき、相手システムの最大送信データ長をSLU送信最大RU長下限値からSLU送信最大RU長上限値の範囲で指定します。
- デフォルト値は、256バイトです。
- 本パラメタは、相手システムとの間で折衝が行われるため、相手システムの能力によっては本パラメタに指定した値より小さな値になることがあります。
- SLU最大送信RU長上限(SLU-Send-Max-RU-Size-Upper-bound)
- 相手システムからセションを確立したとき、自システムが受け入れられる自システムの送信最大RU長の上限値を64〜32767バイトの範囲で指定します。相手システムの受信最大RU長が本パラメタより大きい場合、本パラメタに指定した値で相手システムと折衝を行います。
- デフォルト値は、32767です。
- SLU最大送信RU長下限(SLU-Send-Max-RU-Size-Lower-bound)
- 相手システムからセションを確立したとき、自システムが受け入れられる自システムの送信最大RU長の下限値を64〜32767バイトの範囲で指定します。相手システムの送信最大RU長が本パラメタより小さい場合、本パラメタに指定した値で相手システムと折衝を行います。
- デフォルト値は、64です。
- SLU送信ウィンドウサイズ(SLU-Send-Pacing-Window-Size)
- 自システムからセションを確立したとき、相手システムが連続して送信するデータ数を0から16の範囲で指定します。0を指定すると、相手システムはペーシング制御を行いません。
- 本パラメタはセションレベルペーシング(Session-Level-Pacing)に“固定(fixed)”を指定した場合に有効となります。デフォルト値は、3です。
- SLU受信ウィンドウサイズ(SLU-Receive-Pacing-Window-Size)
- 自システムからセションを確立したとき、相手システムが連続して受信するデータ数を0から16の範囲で指定します。0を指定すると、相手システムはペーシング制御を行いません。
- 本パラメタはセションレベルペーシング(Session-Level-Pacing)に“固定(fixed)”を指定した場合に有効となります。デフォルト値は、3です。
- セションレベルペーシング(Session-Level-Pacing)
- ペーシング制御の方法を指定します。
- 適正ペーシング(adaptive)
- LU6.2会話サービスで使用できる資源量から自動的に適切な値を算出し、ペーシング制御を行います。
- 固定ペーシング(fixed)
- 環境定義に従い、ペーシング制御を行います。
- デフォルト値は、“adaptive”です。
- COS/TPF COS名(COS-Name)
- 相手システムのCOS名と同じ値を指定します。相手システムにCOS名を定義していない場合は、省略してください。
- COS/TPFトランザクション優先度(Trunsmission-Priority)
- FNA-BASEでの転送優先度を“高(high)”、“中(middle)”または“低(low)”指定します。
- デフォルト値は、“高(high)”です。
- COS/TPFネットワーク優先度指示子(Network-Priority-Idicator)
- ネットワークでの転送優先度を“高(high)”または“同(same)”指定します。
- デフォルト値は、“高(high)”です。
- モードセションリミット(Mode-Session-Limit)
- 本モード定義情報を使用し、同一相手LUと確立可能なセション数を1から2048の範囲で指定します。
- デフォルト値は、1です。
- 最小競争勝者セション数(Min-Conwinners)
- 本モード定義情報を使用し、相手システムと会話開始が衝突したときに自システムが優先となるセションの数を1から2048の範囲で指定します。
- 本パラメタは、モードセションリミットで指定した値と等しいか小さな値を指定してください。
- デフォルト値は、1です。
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