Systemwalker Operation Manager スケジュール分散機能説明書 - Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux/Linux for Itanium(R)/HP-UX - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 - |
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第3章 運用方法 | > 3.1 運用日ごとにスケジュール情報を管理する運用 | > 3.1.1 マスタ情報の定義 |
スケジュール分散機能を利用する場合、ジョブネットの定義情報に以下の情報を登録します。
[ジョブネットのプロパティ]−[基本情報]シートで[ジョブネット内のジョブをネットワークジョブとして投入する]チェックボックスをチェックし、[デフォルトホスト名]にスケジュール情報を分散するホスト名を登録します。ホスト名には[スケジュール分散環境設定]ダイアログボックスで登録したスケジュールサーバのホスト名を設定します。スケジュールサーバを登録済の環境で、登録されていないホスト名を設定した場合、スケジュール情報の抽出時に「スケジュールサーバが存在しません。(ホスト名)」のメッセージがSYSLOGに出力され、抽出異常となります。
この指定により、ジョブネットのスケジュール情報を別々のスケジュールサーバに分散させることができます。
デフォルトホスト名の定義が以下の場合は、管理サーバに分散されます。
この場合は、ジョブネットは指定したホストにネットワークジョブで依頼されます。
階層化されたジョブネットの場合、親ジョブネットの定義で分散されます。子ジョブネットに親ジョブネットと違うホスト名が定義されている場合は、スケジュール情報は親ジョブネットの定義で分散され、子ジョブネットはネットワークジョブで指定したホストに依頼されます。
スケジュールサーバを登録せず、1台のサーバで運用している場合は、通常スケジュールと同様に、デフォルトホスト名には、ネットワークジョブを実行する場合に、ホスト名を指定します。
ジョブネットの起動条件としてメッセージの待ち合わせを行う場合は、[ジョブネットのプロパティ]−[メッセージ]シートで、“起動日のみ有効”(jobschsetnetコマンドの場合は、messagemode COG)を指定してください。
運用日管理スケジュールでは運用日ごとにジョブネットを抽出してスケジュール管理しています。起動条件に“メッセージ事象発生時のみ起動”が設定されているジョブネットでは、“起動日のみ有効”指定がないと過去の運用日のメッセージ待ちジョブネットも起動され、二重起動となります。
特に運用日を意識することなく、メッセージ発生時にジョブネットを起動したい場合は、運用日管理スケジュールを行わないサブシステム環境を構築して、ジョブネットを登録してください。
また、運用日管理スケジュールにおいては、ジョブネットにjobschmsgeventex メッセージ事象発生コマンドをジョブとして登録することにより、運用日を意識したメッセージ待ち合わせを行うことができます。運用の詳細は、“運用日を意識したメッセージ事象によるジョブネットの連携”、コマンドの詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“jobschmsgeventex メッセージ事象発生コマンド”を参照してください。
運用日管理スケジュールの運用において、終了処理ジョブネットを登録することができます。ただし、終了処理ジョブネットの起動後は、ジョブスケジューラサービスが再起動するまで、以下の状態になります。
日変わり時刻が到来したときの自動的なスケジュールがされません。また、“stemManager スケジュール管理コマンド”およびスケジュール分散状況監視クライアントからのスケジュール操作ができません。
ジョブスケジューラサービスが再起動後に、自動的に“持ち越し対処待ち”になり、スケジュール情報の適用を再開します。
“stemCopyProject 運用変更事前設定コマンド”、“stemMoveProject 運用変更リリース日変更コマンド”、“stemBackProject 運用変更取消コマンド”が実行できません。
スケジュール分散状況監視[持ち越しジョブネットの監視]ウィンドウにおける、ジョブネットの[起動]、[再起動]の操作ができません。
“stemschnet ジョブネット投入コマンド”が実行できません。
“stemSchDelete プロジェクト削除コマンド”が実行できません。
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