Systemwalker Centric Manager 部門管理サーバ クラスタ適用ガイド UNIX編 - UNIX共通 -
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第4章 利用機能別に必要な設定> 4.1 各機能で必要な設定

4.1.2 部門管理サーバを運用形態名で監視する場合

■運用形態名の定義

部門管理サーバに運用形態名を定義することで、[Systemwalkerコンソール]にクラスタ名の代わりに運用形態名を表示することができます。運用形態名の定義を行うことで、クラスタのフェールオーバに連動して、運用形態名を動的に変化させることができます。

■PRIMECLUSTERを使用する場合

◆定義ファイル

/etc/opt/FJSVsagt/oparuntype


◆ファイルの形式

DEFRUNTYPE ON | OFF
 RUNTYPE "運用形態名"
 GROUP "サービス名" ON | OFF
 GROUP "サービス名" ON | OFF
         :
 RUNTYPE "運用形態名"

DEFRUNTYPE

クラスタ名表示を指定します。

RUNTYPE、GROUP

グループの状態が、RUNTYPE行の次の行以降に定義した状態になると、RUNTYPEに定義した運用形態とみなされます。上の行にある定義が優先されます。RUNTYPE定義は、64行まで定義することができます。

グループを定義していない場合は、“ON”でも“OFF”でも一致とみなされます。

運用形態名:
最大16バイトの文字列で定義します。
サービス名:
PRIMECLUSTERに登録したサービスのリソース名を最大256バイトの文字列で定義します。
ON:グループの状態が、オンラインです。
OFF:グループの状態が、オフラインです。
表示結果

表示結果を、以下の表に示します。

DEFRUNTYPE

RUNTYPE,GROUP

表示

ON

一致する運用形態名なし

クラスタ名

一致する運用形態名あり

運用形態名

OFF

一致する運用形態名なし

なし

一致する運用形態名あり

運用形態名

 

■Sun Clusterを使用する場合

運用管理サーバに運用形態名を通知することで、Systemwalkerコンソールにクラスタ名の代わりに運用形態名を表示することができます。

運用形態名は、クラスタのフェールオーバ/フェールバックに連動して動的に変化させることができます。

フェールオーバ/フェールバック時にユーザが作成するリソースグループのメソッドには、以下のコマンドを登録してください。

/opt/systemwalker/bin/opapostr 運用形態名

なお、リソースグループのメソッドの登録方法についてはSun Clusterのマニュアルを参照してください。

 


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