Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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付録C イベントを集約して監視する場合の定義例> C.1 メッセージ変換の定義例

C.1.4 発生メッセージから抽出した文字列を、出力するメッセージに埋め込む

以下のように変換する場合の定義例を説明します。

Event Designerの[メッセージ変換定義メンテナンス]シートを使用して、変換前のイベントを特定する条件、抽出する文字列を特定するためのキーワード、抽出した文字列を示すマクロ名、および変換後のメッセージを定義します。

抽出する文字列が複数ある場合は、キーワードとマクロ名をセットで複数定義します。定義できるキーワードは10個までです。

設定例を以下に示します。

[メッセージ変換定義メンテナンス]の項目

設定する内容

説明

[ホスト名の特定]

(任意)

ある特定のホストから発生したメッセージだけを定義する場合は、下位コンピュータのホスト名を設定します。複数の下位コンピュータから発生するメッセージをまとめて定義する場合は、[特定しない]または、[全ての他システム]を選択します。
[全ての他システム]を選択した場合は、自ホストから発生したメッセージは監視されません。

[メッセージの特定]

The job net has abnormal ended.

発生イベントのメッセージを設定します。メッセージ文字列すべてを設定する必要はありません。特殊な単語、特殊な文型があれば、それらを正規表現を用いて設定することもできます。(注1)
ラベル、エラー種別、メッセージテキストに分割しない形式で定義します。(注2)

[変換方法]

[KEY:キーワード抽出]

キーワードを使用して抽出した文字列を、出力するメッセージに埋め込む場合は[KEY:キーワード抽出]を選択します。

[キーワード]

JobNetComment=

抽出する文字列の前にある文字列をキーワードとして指定します。

[マクロ名]

%KEY0

抽出される文字列に割り当てるマクロ名を指定します。使用できるマクロは、%KEY0〜%KEY9です。

[キーワード]

Code=

抽出する文字列の前にある文字列をキーワードとして指定します。

[マクロ名]

%KEY1

抽出される文字列に割り当てるマクロ名を指定します。使用できるマクロは、%KEY0〜%KEY9です。

[変換定義]

業務が異常終了しました。業務名=%KEY0 終了コード=%KEY1

変換後のメッセージを設定します。抽出した文字列を埋め込む位置には、マクロ名を記述します。
メッセージは、ラベル、エラー種別、メッセージテキストに分割しない形式で定義します。

注1)、注2)
メッセージ全文を置き換える”の注1)、注2)を参照してください。

メッセージ内に同一のキーワードが複数あり、特定の位置のキーワード文字列を抽出する場合、キーワードとマクロ名は以下のように設定します。

例)発生メッセージから、2番目の“ErrCode=”の値を抽出する場合

発生メッセージ:

“The job net has abnormal ended. Aplication ErrCode=1, System ErrCode=2, Detail ErrCode=3”

キーワードとマクロの設定例:

項目

設定する内容

[キーワード]

ErrCode=

[マクロ名]

指定なし

[キーワード]

ErrCode=

[マクロ名]

%KEY0


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