Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第6章 ネットワーク/システムを監視する | > 6.4 ロードバランサによって仮想化されたシステムを監視する | > 6.4.1 仮想ノードの登録 |
IPCOM 150およびIPCOM 300/310以外のほかのロードバランサや一般の業務単位の関連情報を仮想ノードとして監視する場合、ノード検出機能による仮想ノード情報の自動登録はできません。
規定のフォーマットで定義ファイルを作成し、以下の手順でコマンドを実行することにより、仮想ノードとして監視することができます。
対応している負荷分散装置については、“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“必要なハードウェア資源”を参照してください。
ほかのロードバランサおよび一般の業務単位の関連情報を仮想ノードして、監視マップ上に登録する場合の詳細な手順を以下に示します。
ここでは以下の3つのインタフェースで構成されるロードバランサとの場合を例に説明します。
ホスト名 |
IPアドレス |
ネットマスク |
Bal |
10.30.120.10 |
255.255.255.0 |
Bal1 |
192.168.10.101 |
255.255.255.0 |
Bal2 |
192.168.10.102 |
255.255.255.0 |
Bal:代表インタフェース
サブネットの情報をフォルダ構成情報CSVとして作成します。
例えば、ノード一覧ツリーの表示名が”server”で、ロードバランサが自部門に所属する場合、フォルダ構成情報CSVファイルは以下のように作成します。
"FOLDER","\server\自部門 |
フォルダ構成情報CSVファイルを指定して、構成管理入出力コマンドを実行します。
mpcmcsv -m ADD -f <フォルダ構成情報CSVファイル名> |
ロードバランサのノード情報をノード構成情報CSVファイルとして作成します。今回の例では、以下のように作成します。
"NODE","bal",,,,"SLB",,,,,,,,,,,,,,,1,"bal","10.30.120.10","255.255.255.0",,,,, |
ノード構成情報CSVファイルを指定して、構成管理入出力コマンドを実行します。
mpcmcsv -m ADD -f <ノード構成情報CSVファイル名> |
これらの操作により、[Systemwalkerコンソール[監視]]の[ノード一覧]ツリーにロードバランサのノードおよびその所属するセグメントフォルダが登録されます。
構成情報の入出力コマンド(mpcmcsv)の詳細については “Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
フォルダ構成情報の登録コマンドおよびノード構成情報の登録コマンドを実行した後、仮想ノードの登録コマンドを実行することで、仮想ノードを含めた監視マップの作成および「仮想ノードの監視」ポリシーによる監視を行うことができるようになります。
ここでは前述のロードバランサに、以下の業務ごとの仮想IPと実構成する実サーバが登録されている場合を例に説明します。
仮想ノード
仮想ノード名 |
仮想IPアドレス |
ネットマスク |
業務-1 |
192.168.20.101 |
255.255.255.0 |
業務-2 |
192.168.20.102 |
255.255.255.0 |
サーバ
ホスト名 |
代表IPアドレス |
ネットマスク |
業務 |
Host-1 |
192.168.20.111 |
255.255.255.0 |
業務-1 |
Host-2 |
192.168.20.112 |
255.255.255.0 |
業務-1 |
Host-3 |
192.168.20.113 |
255.255.255.0 |
業務-1,業務-2 |
Host-4 |
192.168.20.114 |
255.255.255.0 |
業務-2 |
Host-5 |
192.168.20.115 |
255.255.255.0 |
業務-2 |
ロードバランサに登録されている仮想ノードと業務を構成するサーバの情報を仮想ノード構成情報CSVファイルとして作成します。今回の例では、以下のように作成します。
"VIRTUALNODE","192.168.20.101","255.255.255.0","業務-1" |
仮想ノード構成情報CSVファイルを指定して、仮想ノード登録コマンドを実行します。
mpnmvnc -m ADD -f <仮想ノード構成情報CSVファイル名> |
仮想ノードの登録コマンド(mpnmvnc)については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
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