Netcompo アプリケーション会話サービス 2.1.1 LU6.2会話サービス編 - Solaris OE -

4.2.8 mc_prepare_to_receive

[記述形式]

#include  <lu62verb.h>
u_long  mc_prepare_to_receive(MC_PREPARE_TO_RECEIVE *parm); 

[パラメタブロックの形式]

typedef struct {
  u_char    sys_rsvd0;                                /*[RESERVED]*/
  u_char    sys_rsvd1;                                /*[RESERVED]*/
  u_short   sys_rsvd2;                                /*[RESERVED]*/
  u_char    sys_rsvd3[8];                             /*[RESERVED]*/
  u_long    return_code;                              /*[OUT]*/ 
  u_long    conv_id;                                  /*[IN]*/
  u_char    type;                                     /*[IN]*/
  u_char    rsvd0[3];                                 /*[RESERVED]*/
  LOCKS     locks;                                    /*[IN]*/
｝MC_PREPARE_TO_RECEIVE;

[説 明]

自トランザクションプログラムのマップ会話の状態を、送信状態から受信状態に変更します。このとき、送信バッファに情報がある場合は、送信バッファのフラッシュも行います。

[要求時のパラメタ]

• conv_id

会話識別子を指定します。

• type

実行する本バーブのタイプを指定します。指定できる値は以下に示すとおりです。

SUB_FLUSH:

会話の送信バッファをフラッシュし、受信状態に移行します。

SUB_SYNC_LEVEL:

会話の同期レベルがSYNC_NONEであったならば、SUB_FLUSHと同様に動作します。また、会話の同期レベルがSYNC_CONFIRMであったならば、SUB_CONFIRMと同様に動作します。

SUB_CONFIRM:

送信権とともに、応答要求も送信します。会話の状態は、相手トランザクションプログラムから肯定応答を受信した時点で、受信状態に移行します。もし、相手トランザクションプログラムから否定応答を受信した場合は、会話の状態は復帰コードに依存します。SUB_CONFIRMは、会話が同期レベルSYNC_NONEで作成されたものであったときは、指定できません。

• locks

SHORTを指定します。

[復帰時のパラメタ]

• return_code

復帰値が通知されます。以下のような値が通知されます。

OK(0x00000000):

バーブが正常終了しました。

ALLOCATION_FAILURE_NO_RETRY(0x00040003):

一時的でない理由により、会話を割り当てることができませんでした。

DEALLOCATE_ABEND (0x00080001):

相手トランザクションプログラムが、サブタイプにSUB_ABENDを伴うmc_deallocateバーブを発行しました。

PARAMETER_ERROR(0x000A0000):

パラメタエラーが発生しました。

BAD_CONV_ID(0x000A0008):

指定された会話識別子が無効です。

SYNC_LEVEL_NOT_SUPPORTED_BY_CONV(0x000A0032):

会話が同期レベルSYNC_NONEで作成されているため、本バーブのサブタイプにSUB_CONFIRMを指定することはできません。

INVALID_SUB_VERB_TYPE(0x00070001):

本バーブのサブタイプに規定外の値が指定されました。

STATE_CHECK_BAD_STATE(0x00100001):

状態エラーが発生しました。本バーブは、会話の状態が送信状態のときにのみ発行することができます。

LU62_DEACTIVATE(0x00FF0007):

LU6.2会話サービスが非活性化状態です。

RESOURCE_FAILURE_NO_RETRY(0x000E0001):

リトライ不可能なエラーが発生しました。

SESSION_DEACTIVATED(0x00FF0003):

セションが切断されました。

SYSTEM_ERROR_NO_RETRY(0x00FF0009):

システムでリトライ不可能なエラーが発生しました。

VCP_ERROR_NO_RETRY(0x00FF000C):

FNA-BASEでリトライ不可能なエラーが発生しました。

DLC_ERROR_NO_RETRY(0x00150010):

下位ドライバでリトライ不可能なエラーが発生しました。

PROG_ERROR_PURGING(0x00050003):

相手トランザクションプラグラムが、タイプSUB_PROGのmc_send_errorバーブを発行し、かつ相手トランザクションプログラムの会話が送信状態になるまでのすべてのデータを廃棄しています。自トランザクションプログラムの会話が受信状態になったときに、相手トランザクションプログラムの会話は送信状態になります。

VCP_DEACTIVATE(0x00FF000D):

FNA-BASEが停止されました。

INCONSISTENCY_IN_LU62(0x00FF0008):

LU6.2会話サービスで異常が発生しました。