PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Linux版)
|
目次
索引

|
D.1.10 多ファイルアクセス時の iノードキャッシュ解放機能追加
■非互換内容
MDS が保持している iノードキャッシュ数が 20000個 (累計) を超えた場合、12000個 (累計) になるまで iノードキャッシュを解放する機能を追加しました。
移行前:
MDS が保持している iノードキャッシュの解放は行っていません。
移行後:
- MDS が保持している iノードキャッシュ数が 20000個を超えた場合、以下のメッセージを出力し、iノードキャッシュの解放処理を開始します。
NOTICE: sfcfs_mds:3020: mountpoint: The total number of vnodes used reached the upper bound. vnodes used=totalnum: upper bound=20000: lower bound=12000 |
- MDS が保持している iノードキャッシュ数が 12000個となった時点で以下のメッセージを出力し、iノードキャッシュの解放処理を終了します。
NOTICE: sfcfs_mds:3021: mountpoint: The total number of vnodes used(=totalnum) is the lower bound(=12000). |
■対処方法
特に対処は必要ありません。
ただし、iノードキャッシュの解放処理は、ファイルシステムに対するアクセス性能に影響を及ぼすので、メッセージ“NOTICE: sfcfs_mds:3020”が出力されてから“NOTICE: sfcfs_mds:3021”が出力されるまでの間は、最低限必要なファイルアクセスにとどめてください。
All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006