PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Linux版)
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付録D バージョンごとの非互換> D.1 4.1A30 からの非互換項目

D.1.8 ファイルへの書き込み時に確保するリザーブ領域サイズの変更

■非互換内容

 GFS 共用ファイルシステム上のファイルに対して書き込み処理を実行したときに、ノード単位で確保するリザーブ領域のサイズを増やしました。この変更により、書き込み実行後、df(1), sfcdf(8), statfs(2) で取得される使用中データ領域が増加します。

 以下に、作成直後の GFS 共用ファイルシステム上に、1キロバイトのファイルを作成した場合の、df(1) 出力結果を示します。

移行前:
Filesystem              1K-blocks      Used Available Use% Mounted on
/dev/sfdsk/c1/dsk/vol1   56569128      5200  50907016   1% /mnt/gfs1
移行後:
Filesystem              1K-blocks      Used Available Use% Mounted on
/dev/sfdsk/c1/dsk/vol1   56569128     20480  50891736   1% /mnt/gfs1
 リザーブ領域は、使用中データ領域 (Used) と判断されるため増加し、使用可能領域 (Available) は、減少しています。

■対処方法

 対処は不要です。


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