InfoDirectory使用手引書
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第4部 運用編 > 第16章 コマンドリファレンス

16.6 odsmgrupgradeコマンド

【機能】

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 InfoDirectory V1.0の管理ツール、PKIManagerで使用していた環境を、「管理ツールインストールディレクトリ/etc/login」配下にアップグレードします。
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 InfoDirectory 1.0の管理ツール、PKIManagerで使用していた環境を「管理ツールインストールディレクトリ/etc/login」配下にアップグレードします。

【指定方法】

 odsmgrupgrade -o Backup directory -u upgrade number -w[s|c|sc]

【オプション】

以下のオプションがあります。
-o
バックアップディレクトリとして、退避した資源のディレクトリ名をフルパスで指定します。なお、存在しないディレクトリを指定した場合、エラーとなります。
 
-u
以前インストールされていたパッケージを指定します。
 MGR : 管理ツール
※ MGR固定です。
 
-w
アップグレードするタイプ(管理ツールエージェント側もしくは管理ツールクライアント側)を決めます。
このオプションは-uでPKIを選択したときのみ、有効です。
 
s
管理ツールエージェント側のアップグレードを行います。
 
c
管理ツールクライアント側のアップグレードを行います。
 
sc
管理ツールエージェント側と管理ツールクライアント側のアップグレードを行います。
 

【復帰値】

0 : 正常終了
1 : 異常終了
 

【メッセージ一覧】

メッセージ

 Succeeded in the upgrade

【意味】

アップグレードが正常終了しました。

【対処方法】

対処は必要ありません。

 

メッセージ

 Error : Illegal option

【意味】

パラメタ指定に誤りがあります。

【対処方法】

パラメタを確認後、再度コマンドを実行してください。

 

メッセージ

 Error : Illegal path (XXX)

【意味】

バックアップディレクトリに存在しないディレクトリ名(XXX)を指定しました。

【対処方法】

バックアップディレクトリを確認後、再度コマンドを実行してください。

 

メッセージ

 Error : Backup directories does not exist. (XXXX)

【意味】

指定したバックアップディレクトリ名(XXXX)が存在しません。

【対処方法】

V 1.0の環境が正しくバックアップされていない可能性があります。バックアップディレクトリを確認後、再度コマンドを実行してください。

 

メッセージ

 Error : Already Exists File did not directory (XXX)

【意味】

「管理ツールインストールディレクトリ/etc/login」配下に作成しようとしているディレクトリ名(XXX)と同名のファイルが存在するため、ディレクトリを作成できません。

【対処方法】

「管理ツールインストールディレクトリ/etc/login」配下にあるXXXXファイルを、削除/変名または移動してから再度コマンドを実行してください。

 

メッセージ

 Error : key did not exist.(XXX)

【意味】

アップグレード元のファイルに必要な項目が不足しているため、アップグレードできません。

【対処方法】

指定したバックアップディレクトリが正しいか確認後、再度コマンドを実行してください。

 

メッセージ

 Error : The package of SMEE is not installed

【意味】

SMEEのパッケージがインストールされていません。

【対処方法】

SMEEのパッケージをインストールしてください。

 

メッセージ

 Error : SSL environmental file does not exist .(XXX)

【意味】

SSL環境ファイル(XXX)が存在しません。

【対処方法】

指定したバックアップディレクトリが正しいか確認後、再度コマンドを実行してください。

 

メッセージ

 Error : InfoDirectory Administration Tool is not installed.

【意味】

InfoDirectory V10.0の管理ツールがインストールされていません。

【対処方法】

InfoDirectory V10.0の管理ツールをインストールしてください。

 

メッセージ

 Error : Unexpected XXXX

【意味】

アップグレード処理中にXXXX関数でエラーが検出されました。

【対処方法】

メッセージ内容を控えて、その内容を技術員に連絡してください。

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