InfoDirectory使用手引書 |
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第4部 運用編 | > 第16章 コマンドリファレンス |
【機能】
InfoDirectory V10.0以前から最新のInfoDirectoryへDSA資源をアップグレードします。本コマンドは、アップグレードしたいDSAの格納先ディレクトリで実行する必要があります。
InfoDirectory 10.0以前から最新のInfoDirectoryへDSA資源をアップグレードします。本コマンドは、アップグレードしたいDSAの格納先ディレクトリで実行する必要があります。
【指定方法】
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odsidupgrade -D DN -w password [[-o Folder -u Version] [-i n] [-e SHA1]]
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odsidupgrade -D DN -w password [[-o directory -u Version] [-i n] [-e [SHA1|Crypt]]]
【オプション】
以下のオプションがあります。
- -D
- DSA管理者のDNを指定します。
例
-D "cn=admin"
- -w
- DSA管理者のパスワードを指定します。
例
-w "admin"
- -o
- 退避したバックアップディレクトリ名をフルパスで指定します。なお、存在しないディレクトリを指定した場合は、エラーとなります。
例
-o "/work/Backup"
- -u
- 以前インストールされていたパッケージのバージョンを指定します。
- V10L11 :V5.0L10以前のパッケージ
V100L10:V5.0L10のパッケージ
- V108 :V5.0以前のパッケージ
V1000:V5.0のパッケージ例
-u V108
- -i
- 拡張する連携アプリスキーマを指定します。複数指定可能。
n : ナレッジスマート
u : Interstage UDDIサービス V2.0
s : Interstage シングル・サインオン例
-i nus
- -e
- 暗号化方式(SHA1/Crypt)を指定します。なお、既に暗号化されているパスワードについては変更されません。
- SHA1 : SHA1暗号化方式
- SHA1 : SHA1暗号化方式
Crypt : Crypt暗号化方式例
-e SHA1
【復帰値】
正常 : 0
異常 : 0以外
【使用例】
V5.0L10以前のバージョンからアップグレードする場合
odsidupgrade -D cn=admin -w admin -o"/work/BackUp"-u V10L11
V5.0L10のバージョンからアップグレードする場合
odsidupgrade -D cn=admin -w admin -u V100L10
Interstage UDDIサービス V2.0およびInterstage シングル・サインオンの連携アプリケーションスキーマを拡張する場合
odsidupgrade -D cn=admin -w admin -i us
暗号化形式をClearTextからSHA1に変更する場合
odsidupgrade -D cn=admin -w admin -e SHA1
V5.0以前のバージョンからアップグレードする場合
odsidupgrade -D cn=admin -w admin -o"/work/BackUp"-u V108
V5.0のバージョンからアップグレードする場合
odsidupgrade -D cn=admin -w admin -u V1000
Interstage UDDIサービス V2.0およびInterstage シングル・サインオンの連携アプリケーションスキーマを拡張する場合
odsidupgrade -D cn=admin -w admin -i us
暗号化形式をClearTextからSHA1に変更する場合
odsidupgrade -D cn=admin -w admin -e SHA1
【メッセージ一覧】
メッセージ
Succeeded in the upgrade of your DataBase(DSA).
【意味】
アップグレードコマンドが正常終了しました。【対処方法】
対処は必要ありません。
メッセージ
Error : No DSA in this directory.
【意味】
DSAが作成されていないディレクトリでコマンドを実行しました。【対処方法】
DSAを作成したディレクトリに移動して、再度コマンドを実行してください。
メッセージ
Error : Illegal option.
【意味】
パラメタの指定に誤りがあります。【対処方法】
パラメタを確認して、再度コマンドを実行してください。
メッセージ
Error : Illegal path (XXX)
【意味】
バックアップディレクトリ(XXX)に存在しないディレクトリ名を指定しました。【対処方法】
バックアップディレクトリを確認後、再度コマンドを実行してください。
メッセージ
Error : Unsupported type in distinguished name.
【意味】
DSA管理者のDN指定形式に誤りがあります。【対処方法】
DSA管理者のDNを確認後、再度コマンドを実行してください。
メッセージ
Error : The specified DN/Password isn't administrator authority : XXX
【意味】
指定されたDSA管理者のDN、またはDSA管理者のパスワードが、DSAディレクトリに登録されていません。【対処方法】
DSA管理者のDN、またはDSA管理者のパスワードを確認後、再度コマンドを実行してください。
メッセージ
Error : Directory already exists(XXX).
【意味】
DSAディレクトリ配下にコピーする環境ファイル名(XXX)と同名のディレクトリに存在するため、ファイルをコピーできませんでした。【対処方法】
DSAディレクトリ配下に存在するXXXディレクトリを削除または変名、移動して、再度コマンドを実行してください。
メッセージ
File already exists(XXX). Overwrite? (Yes/No)
【意味】
すでに環境ファイル(XXX)がDSAディレクトリに存在します。【対処方法】
ファイルを上書きする場合はY、上書きしない場合はNを選択してください。
メッセージ
Error : Can't copy the XXX file to DSA directory.
【意味】
DSAの格納先ディレクトリにファイル(XXX)をコピーできませんでした。【対処方法】
DSAの格納先ディレクトリを確認して、再度コマンドを実行してください。
メッセージ
Error : This DSA already had been upgraded.
【意味】
すでにアップグレードが実行されています。【対処方法】
対処は必要ありません。
メッセージ
Error : Failed to upgrade your DSA (See du.000 file).
【意味】
アップグレード処理中にエラーが検出されました。【対処方法】
技術員に連絡してください。
メッセージ
Error : There is no Administrator authority.
【意味】
Administrators権限がないため、コマンドを実行することができません。【対処方法】
Administrators グループに所属しているユーザでログオンしてコマンドを実行してください。
メッセージ
Error : Unexpected XXXX error
【意味】
アップグレード処理中にXXXX関数でエラーが検出されました。【対処方法】
メッセージ内容を控えて、その内容を技術員に連絡してください。
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