InfoDirectory使用手引書

14.8.2.1 証明書管理環境でのSMEE2指定

　SMEE2でSSL機能を利用するには、証明書管理機能の動作モードをSMEE2に変更する必要があります。CSRの作成、またはPKCS#12形式のインポートを行う前に、以下のどちらかの操作を行ってください。

• 管理ツールから[証明書管理一覧]ウィンドウを起動します。
  　
• [SSL管理一覧]の[ホスト]メニューから[証明書]を選択し、[証明書管理一覧]ウィンドウを起動します。

  　証明書管理環境が存在しなければ自動的に環境作成が行われます。なお、この時点で一度、管理ツールを終了してください。

　次に、証明書管理機能の動作モードを変更します。

1. 管理ツールエージェントまたは管理ツールクライアントの以下のファイルを編集します。なお、この追加作業はテキストエディタで編集してください。
   　

   

   • Windows版InfoDirectory管理ツールの場合
     「インストールディレクトリ\ID\Mgr」にインストールされている場合、「インストールディレクトリ\ID\Mgr\etc\ssl」配下の“smee.cfg”ファイルを変更します。

   

   • Solaris OE版InfoDirectory管理ツールの場合
     「/opt/FJSVdirs」にインストールされている場合、「/opt/FJSVdirs/etc/ssl」配下の"smee.cfg"ファイルを変更します。
     　
2. “ , ”で区切られた項目で後ろから2つ目の項目が、動作モードを表します。“3”を“2”に書換え、ファイルを保存してください。
   　

   

   • Windows版InfoDirectory管理ツールの場合
     　
     • 変更前

       　インストールディレクトリ\ID\Mgr\etc\ssl\envdir,〜\certs, 〜\crls,〜\ssl\slot,3,xxxxxxxxx

     • 変更後

       　インストールディレクトリ\ID\Mgr\etc\ssl\envdir,〜\certs, 〜\crls,〜\ssl\slot,2,xxxxxxxxx

   

   • Solaris OE版InfoDirectory管理ツールの場合
     　
     • 変更前

       /opt/FJSVdirs/etc/ssl/envdir,〜/certs, 〜/crls,〜/ssl/slot,3,xxxxxxxxx

     • 変更後

       /opt/FJSVdirs/etc/ssl/envdir,〜/certs, 〜/crls,〜/ssl/slot,2,xxxxxxxxx

   　管理ツールエージェントと管理ツールクライアントが同一マシンにインストールされている場合、InfoDirectoryで使用する証明書管理環境は1つしか存在しないため、変更は1回のみとなります。