Systemwalker OperationMGR 導入手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第2章 Systemwalker OperationMGRの動作環境を定義する

2.8 ジョブ出力制御の定義【Windows】

ジョブ出力制御機能を使用するかどうかは、初期化ファイルの有無によって決定されます。ジョブ出力制御機能の初期化ファイルを定義すると、ジョブ出力制御機能を使用することができます。一方、初期化ファイルがない場合は、ジョブ出力制御機能は使用できません。このようなシステムでは、JCLの出力ファイルは、JCLを実行したサーバ上で印刷されます。

以下にジョブ出力制御機能の初期化ファイルの定義について説明します。

■概要

ジョブ出力制御機能の初期化ファイルで定義する内容を以下に示します。

ジョブ出力制御機能の初期化ファイルでは、以下のパラメタを使って定義します。

■操作手順

  1. 初期化ファイル編集用のメモ帳の表示
  2. [スタート]メニューの[Systemwalker_OperationMGR]サブメニューから[ジョブ出力制御環境設定]アイコンを選択すると、初期化ファイル編集用のメモ帳が表示されます。

  3. 初期化パラメタの設定
  4. 初期化ファイル編集用のメモ帳を使って初期化パラメタを設定します。インストール直後はすべてコメントアウトされています。

    各パラメタの定義例として、“初期化ファイルのサンプル”に示すサンプルファイルが用意されています。これを参考にして定義してください。

  5. 設定内容の保存
  6. [ファイル]メニューの[保存]をクリックして、設定内容を保存します。

  7. 設定内容の反映
  8. 設定内容を反映するために、[コントロールパネル]の[サービス]を使って、以下のサービスを再起動してください。

    ジョブ出力制御の初期化ファイルを新規作成した場合は、以下のサービスも再起動してください。

    イベントログのアプリケーションログに、以下の警告メッセージが出力されていないか確認してください。

    警告メッセージが出力されている場合は、ジョブ出力制御サービスが正常に起動されても、ジョブ出力機能は有効となりません。

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ジョブ出力制御の定義は、ジョブ投入元サーバとジョブ出力サーバのそれぞれで行います。

ジョブ投入元サーバとジョブ出力サーバの定義内容が異なる場合は、以下のサーバの定義が優先されます。

systemパラメタ:
ジョブ出力サーバの定義が優先されます。
dfltパラタメ:
ジョブ投入元サーバの定義が優先されます。
prtパラメタ:
ジョブ投入元サーバの定義が優先されます。

◆初期化ファイルの入力形

初期化ファイルの入力形式を説明します。

記述形式

パラメタ オペランド

パラメタ オペランド

“パラメタ”には、"system"、"dflt"、"prt"のいずれかが入ります。

入力規約

        ?  "  /  \  <  >  *  |  :

コメント

コメントは行コメントのみ記述でき、1カラム目に“#”を記述した行がコメント行となります。

初期化ファイルの中で定義する初期化パラメタについての詳細は、“systemパラメタ”、“dfltパラメタ”および“prtパラメタ”の説明を参照してください。

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記述形式が、入力規約に従っていない場合、出力情報定義は無効となり、ジョブ出力制御機能を使わない運用になります。

初期化ファイルのサンプル

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ジョブ出力制御の初期化ファイルの格納

ジョブ出力制御の初期化ファイルはテキストファイルとして以下の場所に格納されています。このファイルをメモ帳などによって直接編集することもできます。
ただし、初期化ファイルの格納パスおよび、ファイル名は変更しないでください。
格納先パス:
Systemwalker OperationMGRインストール先ディレクトリ\mpjpssv\user
ファイル名:
jpinitfile.txt

下へ2.8.1 systemパラメタ
下へ2.8.2 dfltパラメタ
下へ2.8.3 prtパラメタ

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