Systemwalker OperationMGR リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 - |
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file{[ファイル名],ac(アクセス名)|* ,ac(アクセス名),dlm(区切り文字)) |
file{[ファイル名],ac(アクセス名)|* ,ac(アクセス名),dlm(区切り文字)} |
該当ステップで実行されるプログラムが使用するファイルを指定します。
サブオペランドは必ず1つ以上指定してください。サブオペランドの指定値には、プリントマネージャで許されている値を指定します。
prtオペランドがあるとfile文に指定したファイルが印刷されます。ファイルの印刷方法は以下の2種類に大きく分けられます。
フィルタ印刷とは、出力ファイルをアプリケーションの入力とし、そのアプリケーションでフォーマットして印刷することです。
テキスト印刷とは、フィルタを使用しない場合の印刷のことです。フィルタを使用しない場合、Systemwalker OperationMGRによってフォーマットされて印刷されます。
実行プログラムまたはバッチファイルで使用する入力ファイル/出力ファイルのファイル名を指定します。
指定したファイル名は、アクセス名と同名の環境変数に設定されます。ファイル名の一部に他の環境変数“%文字列%”が記述されていても置き換わりません。exec制御文に指定した実行プログラムまたはバッチファイルは、環境変数からファイル名を取得できます。
本オペランドは、prtオペランドを指定した場合のみ省略できます。
本オペランドを省略した場合、ジョブ実行制御は、作業用一時ファイルを生成します。作業用一時ファイルには、システムで一意なファイル名が設定されます。なお、この作業用一時ファイルは、ファイル内容がプリンタに出力された後、ジョブがキューから削除される時に削除されます。
任意のアクセス名を指定します。アクセス名は、最大64文字まで指定できます。
ネットワークジョブを投入する場合は、前述の“ファイル名”にネットワークジョブを制御するコマンド列を格納したファイル名を指定し、アクセス名として“mjsin”を指定します。
ネットワークジョブを投入するジョブステップの構成については、“図:ネットワークジョブのジョブステップ構成”を参照してください。
“*”を指定した場合、本制御文の次の行から区切り文字が現れる直前の行までが、ジョブ実行制御によって生成される一時ファイルに保存されます。
“*”を指定した本制御文は、実行プログラムまたはバッチファイルが入力パラメタをファイルから取得する場合に使用します。
入力パラメタをJCL中に記述することができるため、入力パラメタを記述したファイルを別途作成する必要がありません。
JCL中に展開するデータの終了行を意味する任意の文字列を指定します。本オペランドで指定した区切り文字列が現れる直前の行までが、ジョブ実行制御によって生成される一時ファイルに保存されます。
区切り文字は、行の先頭から指定してください。空白などの区切り文字以外から始まる行は、データの最終行として扱われません。
区切り文字は、最大8文字までの英数字で指定します。英字の大文字と小文字は区別されます。
ジョブの終了後、本制御文の第1引数に指定したファイルの内容をプリンタに出力します。サーバ名を指定した場合は指定したサーバに出力されます。
(*)を指定する場合はjpdflt文を必ず指定してください。(*)を指定した場合、印刷サーバは以下のように決定されます。
jpdflt文のpserverオペランドで指定したサーバへ出力します。
ジョブ出力制御機能の初期化ファイルのsystemオペランドのdfltpserverパラメタに指定された印刷サーバが使用されます。
サーバ名は、ネットワークセットアップのTCP/IP構成で定義したホスト名を指定します。構成を変更していない場合は、コンピュータ名を小文字に変換した文字列を指定します。
本オペランドを省略すると、JCLを実行したサーバが印刷サーバとして使用されます。
本オペランドはジョブ出力制御機能を使用している場合に指定できます。ジョブ出力制御機能を使用していないときに指定するとJCLエラーになります。
1つのJCLにつき、file文に指定したファイルを印刷するときに使用できる印刷サーバの数は、1サーバです。file文を複数記述したJCLの場合、使用するサーバを1つに決定できないと、JCLエラーとなるので注意してください。
ジョブの終了後、本制御文の第1引数に指定したファイルの内容をプリンタに出力します。
プリンタ名を指定した場合は、指定したプリンタへ出力されます。指定するプリンタ名は以下の条件を満たしている必要があります。
プリンタ名は本名の他に初期化文で定義した別名も指定することができます
(*)を指定する場合は、jobstart文のprtオペランドか、jpdflt文を必ず指定してください。(*)を指定した場合、以下のようにプリンタが選択されます。
jobstart文のprtオペランドで指定したプリンタへ出力されます。
jpdflt文のprtオペランドに指定されたプリンタに出力されます。
ジョブ出力制御機能の初期化ファイルのsystemオペランドのdfltprtパラメタに指定したプリンタに出力されます。
jobstart文のprtオペランドで指定したプリンタへ出力されます。
また、本オペランドを指定した場合は、ファイル名を省略することができます。詳細は、ファイル名の説明を参照してください。
なお、ファイル名とprtオペランドを共に指定した場合は、ファイルとして保存し、プリンタへも出力します。
“*”とprtオペランドは、共に指定できません。
印刷形式に関する属性、フォーム名または*を指定します。
*を指定した場合の印刷形式の決定方法は、*の説明を参照してください。
印刷形式に関する属性またはフォーム名を指定した場合、以下のように印刷形式が決定されます。
初期化ファイルの該当するprtオペランドに定義した印刷形式と本オペランドで指定した印刷形式がマージされて印刷されます。
本オペランドで指定した印刷形式で印刷されます。
運用情報ファイルの該当するprtオペランドに定義した印刷形式と本オペランドのprtオペランドで指定した印刷形式がマージされて印刷されます。
本オペランドで指定した印刷形式で印刷されます。
本オペランドを省略した場合は、以下のように印刷形式が決定されます。
初期化ファイルの該当するprtオペランドに定義した印刷形式で印刷されます。
プリンタのデフォルト(Windowsでの定義)で印刷されます。
運用情報ファイルの該当するprtオペランドに定義した印刷形式で印刷されます。
プリンタのデフォルト(Windowsでの定義)で印刷されます。
jpform文で定義したフォーム名を指定します。jpform文については“jpform文”を参照してください。
フォーム名はジョブ出力制御機能を使用している場合に指定できます。ジョブ出力制御機能を使用していないときに指定するとJCLエラーになります。
フィルタ名として、OutputASSISTやワードパットなどの印刷に使用するアプリケーションの名前を指定します。ここで指定したアプリケーションは以下のコマンドラインの形式で実行されます。
フィルタ名 入力ファイル名 オプション プリンタ名 |
本オペランドを省略した場合は、初期化パラメタ“prt”で指定したフィルタ名が有効となります。
OutputASSISTをフィルタとして使用した場合、jpattr文のpriorityオペランド、pcodestrオペランドおよびcopynumオペランドの指定が、OutputASSISTの印刷属性の指定と重なります。この場合、OutputASSISTの印刷属性が採用されます。
本サブオペランドはジョブ出力制御機能を使用している場合に指定できます。ジョブ出力制御機能を使用していないときに指定するとJCLエラーになります。
prtaplパラメタで指定したアプリケーションを実行するときに必要なオプションを指定します。本オペランドはprtaplオペランドと同時に指定します。
本オペランドを省略した場合は、初期化パラメタ“prt”で指定したオプションが有効となります。
本サブオペランドはジョブ出力制御機能を使用している場合に指定できます。ジョブ出力制御機能を使用していないときに指定するとJCLエラーになります。
出力ファイルのドキュメント名を指定します。ここで指定したドキュメント名は、[出力ファイル]ウィンドウに表示されます。全角文字の場合は50文字まで、半角英数字の場合は100文字まで指定できます。指定文字数を超えた場合は、超えた分だけ切り捨てられます。
本オペランドを省略した場合は、初期化パラメタ“prt”で指定したドキュメント名が有効となります。
本サブオペランドはジョブ出力制御機能を使用している場合に指定できます。ジョブ出力制御機能を使用していないときに指定するとJCLエラーになります。
フォント名を指定します。本オペランドはfontsizeオペランドと同時に指定します。
本オペランドを省略した場合は、初期化パラメタ“prt”で指定したフォント名が有効となります。
フォントサイズを指定します。単位は“ポイント”です。本オペランドはfontnameオペランドと同時に指定します。
本オペランドを省略した場合は、初期化パラメタ“prt”で指定したフォントサイズが有効となります。
印刷方向を指定します。縦に印刷する場合はport、横に印刷する場合はland を指定します。
本オペランドを省略した場合は、初期化パラメタ“prt”で指定した印刷方向が有効となります。
用紙サイズを指定します。
本オペランドを省略した場合は、初期化パラメタ“prt”で指定した用紙サイズが有効となります。
テキストの文字ピッチを数字で指定します。1から最大99まで指定できます。単位は“文字数/インチ”です。フォントおよびフォントサイズにより誤差が生じる場合があります。
本オペランドを省略した場合は、初期化パラメタ“prt”で指定した文字ピッチが有効となります。
本サブオペランドはジョブ出力制御機能を使用している場合に指定できます。ジョブ出力制御機能を使用していないときに指定するとJCLエラーになります。
テキストの行ピッチを数字で指定します。1から最大99まで指定できます。単位は“文字数/インチ”です。フォントおよびフォントサイズにより誤差が生じる場合があります。
本オペランドを省略した場合は、初期化パラメタ“prt”で指定した行ピッチが有効となります。
本サブオペランドはジョブ出力制御機能を使用している場合に指定できます。ジョブ出力制御機能を使用していないときに指定するとJCLエラーになります。
印刷の開始位置を、用紙の左端からの距離で指定します。1から最大9999まで指定できます。単位は“1/100mm”です。出力開始原点がプリンタの印刷可能領域よりも小さい値の場合は無効となります。また、フォントおよびフォントサイズにより誤差が生じる場合があります。
本オペランドを省略した場合は、初期化パラメタ“prt”で指定した出力開始原点Xが有効となります。
本サブオペランドはジョブ出力制御機能を使用している場合に指定できます。ジョブ出力制御機能を使用していないときに指定するとJCLエラーになります。
印刷の開始位置を、用紙の上端からの距離で指定します。1から最大9999まで指定できます。単位は“1/100mm”です。出力開始原点がプリンタの印刷可能領域よりも小さい値の場合は無効となります。また、フォントおよびフォントサイズにより誤差が生じる場合があります。
本オペランドを省略した場合は、初期化パラメタ“prt”で指定した出力開始原点Yが有効となります。
本サブオペランドはジョブ出力制御機能を使用している場合に指定できます。ジョブ出力制御機能を使用していないときに指定するとJCLエラーになります。
以下の記述例では、ファイル“d:\result\data1”をアクセス名“out1”という名前で割り当て(ジョブプロセスからは、“out1”という名前の環境変数を参照することで、ファイル名を獲得することができます)、ジョブ終了後“prt1”に出力することを指定しています。また、出力属性として、フォント名は「system」、フォントサイズは「10ポイント」、印刷方向は「縦」を指定しています。
file d:\result\data1,ac(out1),prt(prt1), |
ファイル名に“*”を指定することで、JCL中に任意のデータをインライン展開することを指定しています。インライン展開の終了を示す区切り文字列は“ZZZ”を使用している場合の記述例を以下に示します。
file *,ac(indata1),dlm(ZZZ) |
・・・・: 任意のデータ
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