Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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上へ第1章 コマンドリファレンス
上へ1.2 コマンド

1.2.136 opalogchg(ログ強制切替えコマンド)

イベント監視機能では、メッセージログ、コマンドログを切り替えるために、ログ強制切替えコマンドを提供しています。

本コマンドは、イベント監視機能とリモートコマンドに関連するログファイルを、任意の時点で強制的に切り替えるために使用します。インストール種別により、切替えの対象ファイルは、次のように異なります。

[運用管理サーバ]
イベント監視機能で使用するメッセージログデータベースのDSI
リモートコマンドで使用するログファイル
[その他のサーバおよびクライアント]
イベント監視機能で使用するメッセージログファイル
リモートコマンドで使用するコマンドログファイル

それぞれのインストール種別で切り替えられるログは、一方だけを切り替えることも、両方を同時に切り替えることもできます。

■機能説明

メッセージログの切替え
運用管理サーバ上およびその他のサーバおよびクライアント上で実行した場合があります。
[運用管理サーバ上で実行した場合]
使用中であったメッセージログDB内のDSIを次に使われるformat済のDSIに切り替えます。
[その他のサーバおよびクライアント上で実行した場合]
使用中であったメッセージログファイルを新しいメッセージログファイルに切り替えます。
コマンドログの切替え
使用中であったコマンドログファイルを、新しいコマンドログファイルに切り替えます。

■記述形式

opalogchg

[-m] [-c] [-n lognum]

■オプション

-m:
運用管理サーバ上で実行した場合は、メッセージログDSIを切り替えます。
その他のサーバおよびクライアント上で実行した場合は、メッセージログファイルを切り替えます。メッセージログDSIを切り替えます。
-c:
コマンドログファイルを切り替えます。
-n logmun:
ログファイルを切替え後、新しく作成されるログファイルの1ログファイルあたりの格納データ数を指定します。ただし、運用管理サーバの場合は、-nのオプションは無効です。
値の範囲は255〜100000です。
省略すると、[システム監視設定]−[通信環境定義]の[ログファイル定義]で定義した数値となります。

image

-mと-cの両方を省略した場合、または-mと-cの両方が指定された場合は、運用管理サーバ上ではメッセージログDSIとコマンドログファイルの両方が、その他のサーバおよびクライアント上ではメッセージログファイルとコマンドログファイルの両方が切り替えられます。

■復帰値

0:
正常終了
-1:
異常終了

■参照

表:イベント監視用コマンド

■コマンド格納場所

Solaris OE
HP-UX
AIX
Linux

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

■実行結果/出力形式

ログDSI(ログファイル)の切替えが行われた後にコマンド復帰します。 正常にログDSI(ログファイル)の切替えが行われた場合、標準エラーに以下のメッセージを出力して復帰コード0で正常終了します。

                                 新しく使用中となったDSIKEY
                                           ↓
UX:opalogchg: 情報: 0001: メッセージログDSIの切替えに成功しました  DSIKEY=02
UX:opalogchg: 情報: 571: コマンドログファイルの切替えに成功しました  file=/var/opt/・・・/cmdlog01/opalogcmd07
                         ↑
           新しく使用中となったログファイル
UX:opalogchg: 情報: 570: メッセージログファイルの切替えに成功しました file=/var/opt/・・・/log/opalogmsg05
UX:opalogchg: 情報: 571: コマンドログファイルの切替えに成功しました file=/var/opt/・・・/cmdlog01/opalogcmd07

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